「プロジェクトP 〜チャット版ポケモンカフェ〜」第1回(5/1)

※この話は2004年5月1日にポケモンカフェ内会議室で行われたチャットの内容を元に、
 会話の一部削除・修正、多少の発言順並べ替え、解説の追記などを行い小説風にまとめたものです。
 (元のログはRistaが保存しています)
 著作権については……どう定義できるかよく分からないため現在調査中です。
 なお、この話はフィクションです。実在の人物団体物体事件その他とは一切関係ありません。
 登場人物の皆さんは敬称略とさせて頂きます。


ここはI県某所のポケモンカフェ。
黄金週間まっただ中の今日も、いつものペースを守って営業している。

夕方、リザードンのファッツを連れたphase shift(以下シフト)が入ってきた。

ファッツ「つーわけで、こんにちはw」
Shine「こんにちわです」
Rista「……こんにちは。」
ファッツ「シフトの持ちポケ、ファッツ参上ですw」
ラティ「こんちは〜♪」
緑翠ルーチェ(以下ルーチェ)「こんにちー。じゃ、僕も出そうかな♪」
既に集まっていた何人かの常連がシフトとファッツに挨拶する中、ルーチェはモンスターボールを取り出した。
ルーチェ「と、言うわけで召還ルーレットスタート!」
ファッツ「お、ルーチェも出すのかw」
モンスターボールから現れたのは……
ルーイ「で、結局僕なんですか?」
ルーチェが溺愛しているキノガッサのルーイだった。

ファッツ「暴走トレーナーの ルーチェはルーイを繰り出した!」
ルーイ「たぶん皆さん僕のことはご存知かと思います・・・。」
黒山「んじゃあフレアで。GO!」
Rista「ではナイツが勝手に出てこないように封印でも…(ぇ」
誘いに乗るように黒山もリザードンのフレアを出した。
一方でRistaはヤミラミのナイツが入っているボールに何やら細工している。

ルーイ「ファッツさん、何か余計な物がついてるって僕の後ろから殺気が・・・(汗」
ファッツ「どのへん?冒頭の辺り?それとも不自然な空間?」
黒山「『暴走トレーナー』これのことか」

佐藤軍師(以下軍師)「では、行きましょうか、扇動するもの、リース!」
ファッツ「ずいぶん昔のギャザネタですねw……あ、今も現役だったっけ?」
リース「その名前呼ぶのやめぃ!」
メガトンキックが軍師に直撃。
フレア「しかも対アーマー性能、対軍師性能」
当然その威力はすさまじい。
ルーイ「リースさん、初めまして。僕ルーイです。」
軍師「とりあえず、それぞれのポケモン確認しておくか。ルーイ:キノガッサ♂、フレア&ファッツ:リザードン♂……」

軍師が点呼を始める傍ら、Ristaがテーブルの上に置かれたモンスターボールを無表情で凝視している。

Rista「清めのお札を貼り付けたモンスターボールががたがたと動いております(何」
黒山「き、清めの御札・・・・」
ファッツ「清めのお札をはがして見ますか?」
フレア「燃やせば簡単だな。燃やしたらナイツが出てくるわけだが。」
ファッツ「剥がしたお札をそのまま、ルーチェさんに・・・」
Shine「…え?(汗。」
リース「対象がルーチェって……。」
ルーイ「ナイツ・・・ナイツ・・・(記憶掘り起し中)・・・!」
黒山「ルーイはよっぽどのことがないかぎりは安全。」
Shine「ですよね」
黒山「ルーチェさん封印(ぇ」
ファッツ「あ、ルーチェさじゃなくてゲンキさかな;」
ルーチェ「うん。一番まともだけど結構問題あり」
黒山「いいのか・・・・はがして復活するよ」
軍師「ナイツ降臨で高確率でレスポンスメッセージが飛ぶ。」
リアラ「Rista、私のことを忘れてはいないか?」
ウィング「ハイドロキシアパタイトっ!(謎」

Ristaの荷物からアリアドスのリアラが飛び出したのと、店にウィングが入ってきたのはほぼ同時だった。

ウィング「こん〜」
ルーイ「こんにちー。」
Shine「こんにちわです」
軍師「問答無用でレスポンスしますよ。」
黒山「こんにt・・・・ではなくお帰りです。(ただならぬ雰囲気ですが)」
Rista「おかえりなさい。」
「おかえり」というのはウィングが先ほども来ていたからである。
一部の常連はそれだけ長い時間をこのカフェで過ごしていた。
軍師「く、蜘蛛〜〜!」
Shine「リアラっつーと…もう某腹黒聖女しか思い浮かb(強制終了。」
ファッツ「ああ、虫のひとだw(プロフ確認ちう」
軍師「まあ、まだ大丈夫ですが……。」
ウィング「何の話題ですか?」
表情から、ウィングは状況がいまいちつかめていないらしい事が分かる。
軍師「何か、ポケモン出し合っているんですよ。」
リース「とりあえずこの馬鹿はあたいにしゃべらせようとしないし。」
黒山「知らないうちにね」

軍師「ゲロッパ(料理番組)の時間が近づいてきたのでいったん帰ります。」
ルーイ「了解ー。」
軍師「んじゃ、リース戻ってください。」
黒山「っと、わかりましたー」
リース「ちょっと、まだしゃべりたいのn……!」
ルーイ「まあ、その番組が終わったら戻ってこれるんですから・・・」
時間になったという軍師がいやがるリースを引き連れて帰った頃、ポケモンのニックネームについての話が始まった。
ファッツ「何からつけたんすか?その「リアラ」ッつー名前」
ライガ「(いつの間にか出ている)確かに気になる」
黒山のサンダース、ライガまで加わっている。
Shine「やっぱり僕は僕腹黒聖女しか(再度強制終了。」
Rista「ニックネームは全て某アクションゲームからです」
ファッツ「ん〜・・・わかんないやw(を」
黒山「へぇ〜。でも、わからないと始まりませんね」
ルーイ「僕なんか分かりきったような物ですよ・・・名前の由来なんか。」
Shine「自分は思いつくままが多めですが…」
ルーチェ「でも他の子は思いつくがままだったり(汗」

この辺の話は長くなるので中略。
ちなみに途中でラティが帰宅したことを付け加えておく。

Shine「うーん、あとは適当に英単語とか色の名前とか…」
ルーイ「つーか僕なんかピクミン2買った人に何か言われそうな気がして・・・(汗」
Rista「絶対言われますね(汗」
ファッツ「要するに捻りがないんだな;」
ルーイ「う・・・ぐーぜんなのにぃ!」
黒山「本当に言われそうですね。でも、気にしなければなーんも問題なさそうで。」
ファッツ「うわらばっ!!
突然身を翻すファッツ。
Shine「どうしたんです?」
シフト「次、似たようなこと言ったら七死星拳なw」
笑顔を作りながら額に青筋を浮かべるシフトがそこにいた。
ファッツ「へいへい・・・イタタ;」

Rista「まだ揺れ続けるモンスターボール……(ぇぇ」
ルーチェ「Ristaさん、清めの御札はがしてあげたら?」
Shine「…わー…(汗。」
黒山「Ristaさん次第でもありますが・・・・」
Rista「……いいんですか?ルーイさん。」
Shine「剥がしたら出てくるじゃないですか(何。」

ルーイはゴーストタイプのポケモンが大の苦手である。(ルーチェのプロフを参照)
そして清めの御札で封じ込められているのは他でもない、悪とゴーストのタイプを持つヤミラミである。
それを分かっているRistaは念のため尋ねたのだが、ルーチェはこう答えた。

ルーチェ「内緒内緒(待)それに、あれが意外にまともでないことを教えてあげないと(何」
Rista「分かりました……リアラ、クモの巣の準備(ナイツが余計なことしないように)」
Shine「剥がすんですか?(汗。」
ルーチェ「クリアー、ナイツが出てきたら影分身→変身ね」
シフト「あ〜・・・念のためイヴにサテライトキャノンセット用意させときますんで;」
何を思ったか、ルーチェはメタモンのクリアを出していた。
シフトとファッツもメタモンのイブを使って戦闘態勢に入ろうとしている。

ルーチェ「っと皆さん、麻痺対策は大丈夫ですか!(いきなり何」
黒山「じ、GX!!」
Shine「こっちも適当に…」
ファッツ「あー・・・とりあえずラムのみ持ってますんでw」
Rista「皆さん厳戒態勢…(滝汗」
ルーチェ「クリア、大丈夫だね?」
黒山「後自分はフレアに騎乗+ジャ○リン装備+狙撃用に中型電磁砲準備。後はヒョウガで手助け、守る、黒い霧、準備は万全ですwww」
黒山まで悪ノリ体勢(?)が整いつつある。
シフト「マイクロウェーブ発射台とDX本体のセットで大変お得になっておりますw」
ルーイ「何か嫌な予感が・・・(汗」
Rista「麻痺対策はともかく何故そこまで……」
Shine「お得?(汗。」
黒山「サテライトランチャーセットでもよさそうですね。(無理だ」
シフト「本来ならばら売りだからw(何」
Shine「神秘の守り張れば済むことぢゃ。」
黒山 :何時乱闘になっても大丈夫なように(はい????」

ルーチェ「それではRistaさんお願いします♪」
ファッツ「照準用レーザー・・・」

笑顔のルーチェに言われたRistaは一抹の不安を抱えたまま、モンスターボールに貼り付けた清めの御札をはがした。
だがRistaは同時にリアラに指示を出していた。

Rista「リアラ、クモの巣でナイツをそこの柱に縛り付けて。」
黒山「・・・・・・結局変わりませんねえ。」
ファッツ「ロック完了・・・」

御札がとれたモンスターボールが割れ、中からナイツが飛び出してきた。
ところが軽く伸びをする暇もなく、クモの糸が飛んできて拘束されてしまった。

Shine「きた…」
ナイツ「あーやっと自由に……って何なんだこれはぁぁぁっ!!」
Shine「御愁傷です」
リアラ「自分でまいた種だ。立場を心得るんだな。」
しかし立場を心得るも何もない状況であることは言うまでもないだろう。
ルーチェ「クリア、影分身!そしてナイツに変身!」
黒山「(暴走気味)突撃準備OK!」
ファッツ「ツインサテライトキャノン・・・展開・・・」
ルーイ「・ ・ ・ !?」

ここでルーイがナイツの存在に気づいた。

ルーイ「い、いやぁぁっ!

ファッツ「マイクロウェーブ・・・受信開始・・・」
ナイツ「オレは何もしてねぇぞっ!(半泣き)」
黒山「(壊れ気味)逃がしませんよ〜♪熱風〜」
ルーイ「ゴーストタイプがぁ(クリア変身ナイツ)ーっ!いやーっ!」
ファッツ「エネルギー充填50・・・60・・・」
Shine「…御愁傷様です…(手を眼前で合わせて)」
Rista「リアラ、あなたは炎に弱いんですから戻りなさい。」
ルーイ「やあーっ!(しびれ粉ばら撒き開始」
黒山「ぎゃっくこーうかぁ〜♪ww」
ファッツ「70、80・・・」
ウィング「( ゜Д゜)ポカーン」
Rista「……ウィングさんがついてこられなくなっているようですが。(汗」
Shine「でしょうね…」
ルーチェ「絶対ついて来れてない・・・」
ファッツ「もはや異次元の彼方だろ;」
Shine「ついて来る方がある意味凄いんでしょうね」

呆然とするウィングに一同が同情(?)を寄せる中、ヤミラミの群れ(本当はクリアだが)に囲まれたルーイは完全にパニック状態である。

黒山「ヒョウガー、守る!!」
ルーイ「おばけおばけおばけっっ いやーっ!」
Shine「不幸なヤミラミさんでしたね…(何言ってるんですか。」
黒山「ついでにフレア、燕返し+ブラストバーン!」
ファッツ「エネルギー充填完了・・・マイクロウェーブカット・・・いつでもいけるぜ!」
ルド(Shineのザングース)「人間って嫌だな…」
ルーイ「いやあーっ!」
フレア「俺のこの手が真っ赤に燃える。(以下略)」
ファッツ「怒りのスーパーモードではいかんといっているだろうが!」
段々元ネタさえもよく分からなくなってきている。
ルーイ「怖いよー・・・にーさーん・・・・」
フレア「ゴ○ドフィンガアァーー!!!(爆焔返しじゃないのか・・・・) 」
黒山「勿論ターゲットはルーイのいる近く。足止め程度でいいぞー」
シフト「鼻先焦がす程度にしとけよ;洒落にならないから;」
ルーイ「いやーっ!(増量(待て」
黒山「暴走ストップ。退席します〜」
ナイツ「オレって……来ちゃいけなかったの……?」
ファッツ「了解、ツイン・サテライトキャノン・・・発射ぁ!」
Shine「彼に罪はない…ソクラテス並に不幸だっただけだ…(何。」

「とりあえず引っ張るところまで引っ張ってみましたw」(byファッツ)ところで、また新たな影が現れた。
偵察用ヒエンカスタム「先程は黒山が失礼たようで・・・・。」
Shine「誰ー!?(滝汗。」
Rista「臨時掲示板に目を通すと少しは分かるかもしれません……」
いちいち見に行くのが面倒だという方の為に説明しておくと、ヒエンは黒山のピジョットである。
ファッツ「て、敵の偵察機が!」
偵察用ヒエンカスタム「無理矢理黒山をボコして止めといたであります」
ファッツ「対空砲火〜!」
黒山「カスタムは余計だろ・・・・ヒエンw」
Shine「既にナイツさん完全スルーされてますね(何。」
ファッツ「どの辺がカスタム?」
偵察用ヒエンカスタム「ってえええぇぇぇぇぇーーーーー!!!マテェーーー!!!(泣)」
ルーイ「ふぇー・・・」
もはやルーイさえ完全スルーである。
ファッツ「実はミサイルがマクロス並に山ほど出るとかw」
偵察用ヒエンカスタム「スピードがあがっております。ついでに攻撃力増加(はい??」
ルーチェ「クリアー、戻っていいよー。
ウィング「……。」
偵察用ヒエンカスタム「(墜落しながら)それはス○ルバーだろう」
ファッツ「・・・マイナーすぎだろ;>ステルバー」
偵察用ヒエンカスタム「それじゃあぁ〜(堕ち」

少しして、 装備を解いたヒエンが戻ってきた。
戦闘自体もようやく鎮静化に向かう。
ヒエン「死ぬかと思った」
ファッツ「たかが対空用バルカンで落ちるとは;」
ルーイ「うわーん(泣」
ルーイは既に別の意味で怯えている。
ヒエン「気にするな!そういうことm(ライガの電撃波で無理矢理黙らせられる)」
ファッツ「スパロボでは対空砲火は戦艦兵装では最弱と相場が決まっているのにw」
ヒエン「防御は通常の10ぶんの1以下ですから!!」
ルーイ「るーちぇえ・・・怖かったよーっ(泣き付き」
ヒエン「=装甲 10(はい??」

ジャックル『南方司令部襲撃作戦まで残り30分。』
Rista「了解しました。では25分後にそちらへ向かいます。」
塑羅「あ〜、目ぇ覚めた。」
Ristaが別の場所にいるらしいカクレオンのジャックルと通信連絡をしていると、仮眠を取っていた塑羅が店に現れた。
ファッツ「あ、ソラさんこんにw」
ルーイ「こんにちー。」
Shine「おかえりなさいです」
ヒエン「こんにちは〜。」
Rista「おかえりなさい。」
ファッツ「今日もいい感じに暴走しておりますw」
塑羅「ただいまです。&こんにちは〜」
ヒエン「・・・・・・←(さっきまで暴れていた)」
ルーイ「怖かったよー・・・うわーん・・・・(泣」
Shine「5日間集会…こんな感じに続くのでしょうか…(何。」
ヒエン「ついでにそれを言っちゃあおしまいだろう。」
ファッツ「ふふふw」
Shine「楽しけりゃ万事解決ですが(えぇ」
Rista「少しくらいなら面白いから良いと思います」
Shine「誰かの迷惑にならない程度ならいいでしょうね」
ルーイ「しょ、召還ルーレットスタート!」
恐れを成したルーイはついにモンスターボールへ戻ってしまった。

ルーチェは代わりにバシャーモのベニバナを出した。
その頃、柱に縛られたままのナイツは何とかして呪縛を解こうともがいていた。
ナイツ「畜生……リアラの奴……」
ファッツ「解いちまうかなw呪縛」
そこへファッツが手を差し出した。
ファッツ「ナイツ〜手伝おうか〜w」
ナイツ「た、頼む……」
ファッツ「じゃあ・・・えいっ・・・とおっ・・・」
ファッツは鋭い爪で柱を縛る糸を引きちぎり始めた。
そこへベニバナが口を挟む。
ベニバナ「ファッツ、燃やせば早いんじゃ・・・」
ファッツ「結構手ごわいねえ・・・;」
ヒエン「うんうん。」
Shine「ナイツさんも燃えますよ…」
ファッツ「そういやくもの巣だったんだな;」
ヒエン「でも、ナイツに被害が及ぶからなぁ。」
ベニバナ「私だったら迷わず火炎放射よ、ナイツ、やってあげる?」
ファッツ「ん〜・・・」
Rista「私は構いませんよ。」

ボッ!!
ファッツの火炎放射!

ヒエン「あ〜、やっちゃった」
ファッツ「出力抑えんのって意外と疲れるねw」
ナイツ「た……助かった……」
ベニバナ「焼きお化け・・・ルーイに見せたら泣くわね、いろんな意味で(待て」
ラズリ(Shineのエーフィ)「…この状態からなら普通は燃えてしまうと思います」
ヒエン「おかえりぃ〜」
ナイツ「ありがとうファッツ……この恩は絶対忘れない……(でも黒こげ)」
ファッツ「さて、お礼はそのめの宝石で・・・(待て」
ブラッド(Shineのブラッキー)「…抉るのか?」
ヒエン「・・・・・・・・・・・ええぇぇぇぇーーー、マヂですかーー!?」
ナイツ「ひぃぃぃっ!?」
ファッツ「冗談w一生この恩を忘れてくれなければいいよw」
ナイツは一安心しながらも、ファッツのまなざしが本気に見えて怖かったという。
ノロシ(塑羅のマグマラシ)「何かいつも以上に流れが速いわね・・・」
ファッツ「一生ね・・・(邪笑」
マリン(Shineのサーナイト)「ファッツさん、某4コマ漫画のコイルみたいな事言ってますね」
ファッツ「まさしくその通りでw」

こうして今日も平和に日が暮れるのである……