「プロジェクトP 〜チャット版ポケモンカフェ〜」第6回(5/4)

※基本事項は第1回と同じなので省略いたします。
 今回は2004年5月4日のログがベースになっています。


ここはI県某所のポケモンカフェ。
憲法記念日とこどもの日、2つの祝日に挟まれた「国民の休日」もやはり営業中である。
今日も既に何人もの常連が集まっていた。

ルビー「こんばんは♪」
Rista「こんばんは」
神木刹那(以下せつな)「こんばんは〜」
塑羅「ルビーさん、こんば〜(略すな」

店を訪れたルビーが他の常連達と挨拶を交わしていると、佐藤軍師(以下軍師)が突然店から消えてしまった。
そして3分ほど経った頃、またも声だけが降ってきた。

軍師『あちちちち〜〜〜〜〜!』

……またタイムトラベルが始まってしまったらしい。

軍師『ここは、船の上……しかも炎上中!!』
Rista「……今度はどちらへ?」
せつな「・・・・曹操軍の船?(ぇ」
軍師『となると……「赤壁の戦い」!フレアリース!早く逃げよう!!』
フレアリース『こんな熱い場所じゃ集中できないよぉ!』
軍師『ぐっ……一旦安全な場所に逃げるしかないのか!』
Rista「大丈夫ですか?」
塑羅「大丈夫じゃなさそうですね・・・」
軍師『東南の風……貿易風があっちから来ると言うことは……。』
せつな「船、全部鎖で繋がれてますから飛び込むより他にない気g(ry」
軍師『大丈夫です。ってか逃げないとヤバイです!この船沈没するっぽいし。』
前2回よりはるかに危険な状況であることが、軍師の口調からもうかがえる。
軍師『北西に逃げれば退却できる場所がある!炎に追われながらですが、退却できます!!』
軍師は「黒塗」「赤樫」を装備した!
軍師『木刀だけど……装備しないよりはマシです!』
Rista「頑張ってください。それしか言えません」

兵1『おい、誰かいるぞ!』
兵2『殿の下には行かせるな!』
何故か船に乗っている兵士の声までが聞こえてきた。
しかも通じないはずの言葉が日本語に変換されている。
軍師『ちっ、呉軍と間違われているようだ……。押し通る!!
こうして軍師は火の手が来ていない場所まで逃げた。
軍師『ふぅ、どうにか逃げれたな……さっ、フレアリース。とっとと戻ろう。』
塑羅「ふと、戦国無双や三国志の世界観の場合、ポケモンはどういう風に見られるんでしょう?」
見られる以前に、軍師はポケモンを出さずに戦っている。
その前に服装自体が既に怪しいのである。
軍師『じき、ここも火の海になる。その前に!』
ルビー「軍師さんがんばってるな・・・」
フレアリース『分かりましたよ。』
軍師は赤壁の戦いから脱出した。
Rista「今度こそ一発で現代へ来てくださいね?」

ところが、今回もまた1回では帰れなかったのである。
塑羅「またですか」
Rista「ここまで来るとお約束ですね>2部構成」
塑羅「ファイト!軍師さん!(何故応援」
ルビー「微妙・・・(独り言です)」
軍師『あちちちち〜〜〜〜〜!今度は夜の陣地内で焼き討ち……「夷陵の戦い」!』
この「夷陵の戦い」は戦国時代ではなく三国志のカテゴリに属する。
そこだけは前回までと違っていたが、現代でないことに変わりはなかった。
せつな「また火なんですか・・・w」
軍師『また熱い……安全な場所へ!』
塑羅「えびすみささぎ・・・?」
Rista「風はありますか?」
軍師『南の方から多大な殺気……石兵八陣か!』
おかゆ「火ネタもうあきた(蹴)
最近カフェを訪れるようになったおかゆがつぶやいた。塑羅も何か言っている。
塑羅「なんでそうなるのかな・・・ブツブツ・・・
Rista「……私は飽きてませんよ(違
軍師『石兵八陣なら火の手も来ない!そこまで逃げよう!』
Rista「なんかもう、可哀想を通り越して、何というか……」
軍師は何とか石兵八陣まで逃げ込んだ。
一方、現代から見守る(?)常連達はもう慣れたのか、動揺する様子は見られない。
軍師『ふぅ、あんまり深くに行くと道に迷うんだよなぁ、ここ。』
Rista「お疲れ様です。」
軍師『その内、ここ水没しちゃいそうだし。ま、熱くはないし。フレアリース、帰ろう。』
フレアリース『これで終わりですよね。』
Rista「火と水の取り合わせですか……」
軍師『終わりだろうな。多分な。』
フレアリースの時渡りで軍師はポケモンカフェに戻ってきた。

こうして、軍師の不思議な三国・戦国体験は終わった。

軍師「これにて終了です。」
クロウズ(Ristaのニューラ)「ホントに〜?」
塑羅「少しは中2にもわかるネタを・・・」
軍師「そういう貴方の後ろに私がいます。」
Rista「大丈夫、大学生の私にも分かりません。」
クロウズの頭を殴ったRistaの隣で、おかゆも当然のように首をかしげている。
おかゆ「小4にはわかんないです(ぁ」
塑羅「というより、僕が三国・戦国を知っていればいいんですけどね・・・」
Rista「三国無双や戦国無双をやってない人には分からないネタなんですよ。年齢関係なく。」
塑羅「ふとここで、色んな意味平和な空気が漂っているような気がします」
Rista「……とりあえず、お帰りなさい、軍師さん。」
塑羅「お帰りです軍師さん。戦国無双はやってみたいんですけどね・・・PS2が無い・・・(泣」
せつな「お帰りです〜 ご苦労様です(何」
おかゆ「おかえりです(と言っていいのかな・・・」
Rista「いいんですよ、言ってしまって」
ルビー「はぁ・・・・微妙でした」

無事に戻ってきてひと息つく間もなく、軍師は用事があると言って店を出て行った。
本人が終了と宣言したのだから、今度はきっとまっすぐ目的地に向かったことであろう。

さて、他の常連達はと言うと、帰る様子は見られない。

Rista「ふと思いました……シフトさんとルーチェさんのバトル中に初めましてさんが入ってきたら……」
ルビー「本当に「ふと」ですね」
Rista「……さっきみたいに逃げ出してしまうかも。混乱しすぎて。」
実は軍師が赤壁の戦いから脱出するあたりまで、店には常連(になりそうな人を含む)の他にもう1人客がいた。
しかし降ってくる声と全く動じない常連、誰も説明してくれない状況に頭がこんがらがったのか、何も言わずに帰ってしまったのである。
塑羅「いえ、それ以上にゆーとさん+ルーチェさんの方が・・・」
おかゆ「バトるならくわわりたいかも・・・♪」
同じく来たばかりにもかかわらず、おかゆは小説などを手がかりに状況を把握しきっていて、常連とポケモン達の会話に興味を示してもいた。

渚のはむ(以下渚)「こんばんは」
塑羅「はうっ、そろそろ帰る時間です。」
ルビー「こんばんは、渚さん」
Rista「お疲れ様でした、塑羅さん。こんばんは、渚さん」
塑羅「では、明日の夜。来られると思います。それではっ。」
渚と入れ違いに塑羅が出て行った。
せつな「こんばんは〜 //お疲れ様です〜」
おかゆ 「(こんばんは(さよならです」

Rista「おかゆさん、やります?バトル(ぇ」
ルビー「あ、バトルならあたしも」
おかゆ「バトルしたいですー♪・・・ぁ、でも・・・」
Rista 「バトル通り越した乱闘への参加はお勧めしませんが……」
渚「・・・バトル?(何気に反応」
ルビー「通り越さないなら、まだバトルです・・・」
おかゆ「ポケモン、紹介(?)みたいなことしてませんし・・・」
こんな事になると思わなかったのか、おかゆはポケモンを持ってきていないという。
じゃあ明日は準備しましょうか、などと話している間に、バトルの話だけは前進していた。
Rista「紹介以前に、まずは(持ちポケを)決めましょう。」
せつな「用意用意・・・・(あたふた(何故」
ライナ「お、バトルか!?」
「バトル」という言葉に反応して、ルビーの持ちポケ、ライチュウのライナがボールから飛び出してきた。
ルビー「あれ、いつのまに・・・・」
Rista「ここでバトル(今思いついた)。ルビーさん、渚さん、やってみます?」
ルビー「当然!答えは決まってるでしょう」
渚「・・・やってみたいです」

ナイツ「分かった、それをプロジェクトPのネタにするんだな!」
この企画では常連(?)のメンバーになったナイツが懲りずにしゃしゃり出てきた。
Rista「クロウズ、そこの宝石ポケモンに吹雪。」
Ristaは不適切と知りながら2日のファッツの発言を借用した(いいのか?)。
初夏だというのに震え始めたナイツをよそに、おかゆが手を挙げて質問してくる。
おかゆ「金銀、ルビサファ、LGFRごっちゃまぜでいいんですか〜?」
Rista「ごちゃ混ぜでどうぞ。ソフトは違えど世界はひとつです」
おかゆ「わかりました〜」

ルビー「ダブルバトルなんてどうですか」
渚「いいと思います」
ルビー「よし!とりあえず、ライナとリリト!」
ライナ「準備OK!」
リリト「はやくやりましょうよ!」
嘘泣きでおなじみ、クチートのリリト登場。
渚「じゃぁ、新メンバーで・・・リザとドラさん!」
リザ「俺もいつでもいいぞ!」
渚の悪パーティから、ニューラのリザが立ち上がった。
ドラさんはサーナイトである。
Rista「せつなさん、審判役お願いできますか?」
せつな「Σ審判ですか? 構いませんけど・・・」
Rista「私はおかゆさんに指導しますので……」
おかゆ「指導よろしくですm(_ _)m」


カフェ店内では他のお客様に迷惑が掛かるとのことなので、一同は近くの小さなバトル場に移動した。
ルビー、リリト、せつなはフィールド内へ。
おかゆとRistaはスタンドに入って観戦である。


せつな「んでは・・・・、試合開始!!


ルビー「ライナ、雨乞い!リリト、剣の舞!」
雨が降り始めた。
渚「リザ、吹雪!ドラさん・・・催眠術!」
ナイツ「雨に雪……!?」
ルビー「う・・・まだまだ!リザに雷!そしてドラさんにかみ砕く!」
渚「・・・ドラさん!未来予知!」
せつな「判定微妙に難しいかも(><)(x」
ルビー「必殺、嘘泣き!」
全体攻撃。
声に出して言ってしまった以上嘘であることは見抜かれているのだが、それでも戸惑いはする。
渚「・・・っ・・・リザ!騙し討ち」
ルビー「波乗りでどうだー!」
ナイツ「また全体攻撃!なんか押してる!?」
ここでドラさんの未来予知が発動した。
ナイツ「思わぬ所で反撃が!どうなる!?」
いつの間にかナイツが実況を始めている。
しかし、戦闘の進むペースが速すぎてコメントが追いついていない。
ルビー「やばっ!原始の力!」
渚 「ドラさん、再度・・・催眠術!」
せつな「さすがにこれは・・・ね、リザ戦闘不能!!」
ルビー「!!ライナがねちゃった!・・・交代だ!」
渚「・・・リザ!ベラ姉に交代っ!」
ルビー「ライナ、ラグアに交代だ!」
2人共がポケモンを交代させる間に雨がやんだ。

おかゆ「ポケモンはニックネームで出した方がいいんですか?」
Rista「ニックネームだとポケモンの種類が被った時に区別できます。」
おかゆ「でも、ニックネームだと種類がわからないんでは・・・?」
Rista「種類は先にさりげなく言うか……」

渚「ベラ姉!ラグアに毒の粉!」
ルビー「きかないよ!」
ナイツ「ベラ姉はラフレシア……ラグアはニューラか……」
せつな「っと、ごめんなさい、用事があるので Ristaさん、審判役お願いしたいのですが(汗」
Rista「分かりました。引き継ぎます。」
試合の途中だが審判交代。
ルビー「ドラさんにだまし討ち!」
渚「なら・・・ドラさん、リリトにマジカルリーフ!」
ナイツ「だまし討ちとマジカルリーフがヒット!これはよけられない!」
ルビー「ひゃ〜・・・ピンチ!」
リリト、残りHP7分の1。
軍師「さてと、静かに入るか」
用事を終えた軍師がバトル場に現れた。
ルビー「リリト、反撃だ!ドラさんにかみ砕く!」
渚「ドラさん・・・テレポートっ!」
ルビー「よけた!?」
ナイツ「リリトが結構疲れてきてるぞ!」
渚「後ろから催眠術っ!」
ルビー「その前に交代!リリトに変わって、もう一回ライナ!」
ライナは先ほどの催眠術で眠ったままである。
ルビー「おきろーーー!!
ルビーの呼びかけでライナは目を覚ました。

おかゆ「ポケモンの技は何個でもいいんですか?」
軍師「基本的に4つが好ましいですが、条件付なら何個でも。けど、4個のほうが管理しやすいので」
おかゆ「4つですね。わかりました」
Rista「あ、軍師さん、指導役と審判ならどっちがいいですか?」
軍師「指導です。私、審判の免許は持っていないので。」

渚「ベラ姉、毒の粉!」
ナイツ「毒の粉が襲いかかる!」
渚「ベラ姉っ・・・ギガドレイン!」
ルビー「回復か・・・・」
渚「ドラさん、ベラ姉をテレポートで!(できるのか」
軍師「二段攻撃……?」


バトルはますますヒートアップしてきた。容量が大きいので後編へ続く!