「プロジェクトP 〜チャット版ポケモンカフェ〜」第14回(5/15〜16)

※基本事項は第1回と同じなので省略いたします。
 今回は2004年5月15〜16日のログ(Rista保存)がベースになっています。


5月15日土曜日、夜のポケモンカフェ。
今日も何人かの常連がくつろいでいる。

エメラルが何かをしている隣で、緑翠ルーチェ(以下ルーチェ)が何かひらめいた。

ルーチェ「ピコちゃんでも出撃させるかな・・・(ぉ」
ピコはチャットでは既におなじみとなっているピチュー。
ちょうどこの日がルーチェの手持ちとして発表された日だった。
エメラル「ふ〜」
Rista「ナイツがこの場にいないのが悔やまれますね。」
電話『だったら早く小説を書く事だな。』
Ristaはというと、またどこかから電話がかかってきたらしい。

ラチェルピコ(以下ピコ)「あ、はい・・・初めまして、こんばんわ」
クロウズ「こんばんは。ほら、トキちゃんも挨拶して、初めてでしょ?」
トキ「はじめまして、ときです」
ピコ「よろしくお願いします。チャド、チャドも挨拶したらどうですか」
チャド『はぁ?んなめんどくせーことやってられっかよー・・・俺はチャド。よろしくな』
ピコの首飾りの中に入っているというチャドはライチュウの幽霊。
声だけが聞こえてくる。
クロウズ「トキちゃんもピカチュウだし、きっといいお友達になれるわね」
Rista「はいはい、親バカクロウズは下がっててください。」
ピコ「チャドはあんまりいい子じゃないし(きっぱり」
エメラル「僕のピカもだけど・・・・さっきから出てる」
チャド『ラチェルピコ!(こいつだけフルネーム呼び(何)だったら交代しろやラチェルピコー!』
クラウド「チャド、あんまりピコちゃんに迷惑かけちゃだめですよ?」
こちらはゴーストのクラウド。本来はピカチュウだという。
トキ「……?」
ピコ「ああ、チャドならここです」
ピコはどこから声がするのか不思議がっているトキに首飾りを見せた。
しかしトキはその意味が分からなかったのか、さらに不思議がった。
トキ「……??」
チャド『人を見せびらかすなたわけもの!(お前人か』
ピコ「クラウド、どうやって説明すればいいんでしょうね(汗」
クロウズ「首飾りって言ったらね、ナイツ達のリングも首に掛けると……」
Ristaの拳骨がクロウズを直撃。
クロウズ「何でダメなのRista!?」
Rista「気にしなくていいですよ。クロウズにしてもトキにしても。」
チャド『だったら普通にいれかわっt(クラウドが殴』
クロウズ「アレも使い方次第じゃそっちのクラウドみたいな事も……(ぼそ」
ピコ「別にいいですけど、チャド。どうします?」
次の瞬間、ピコの顔つきが変わった。チャドと入れ替わったのである。
チャド「それではお言葉に甘えました。(た?」
ピカ「・・・・・・・・」
エメラルのピカは喧噪を全く気にしない様子で歩き回っている。

電話『いい加減にしろ貴様!電話を繋げたまま放っておくな!』
携帯電話の声が突然荒くなった。
クロウズ「何、またS氏から電話?」
Rista「チャドさん、折角なので電話口の向こうの誘拐犯に何か言ってやってください。」
何を考えたのか、Ristaは受話器をチャドの方に向けた。
チャド「俺が?誘拐?・・・・(にやり」
クロウズ「Rista……何でそうなるわけ?」
ピカ「誰が誘拐されたの?」
チャド「(うふふのふ)おーいおいおい、そこの人よぉ、人のポケモン勝手に奪っちゃうのはよくないんじゃないかなー♪(何故か上機嫌」
ピコ『(首飾りの中から)チャド、あまり変なことは言っちゃだめですよ』
S氏(電話)『そこの愚か者がHPの更新を怠るからだ。そんな所に入り浸る方が悪い』
Rista「怠ってませんよ。ちゃんと毎週やってます。」
ピカ「ね〜誰が誘拐されたの〜」
ピカが電話に気を取られているRistaの服を引っ張った。
Rista「手持ちのポケモン全部。クロウズとトキとギルは取り返しましたが>誘拐」
ピカ「そっちなの・・・・」
チャド「更新かー・・・それならルーチェの方がよっぽどサボってるさ♪(何」
クロウズ「チャドの言う通りよ、いい加減返して!いじめる相手がいないとつまんないんだから!(何」
おかゆ「いつから誘拐されてるんですか?」
Rista「木曜から。小説か宿題を1つ終わらせるごとに1体返してもらう約束なんです。」

チャド「(俺が抜け出して行ってもいいがな(何」
突然、チャドがそんなことを言い出した。
クロウズ「抜け出して行ってどうするのよ、チャド?」
チャド「だって俺お化けだもん♪(認めたし」
ピコ『チャドっ!』
エメラル「フーディンに手伝わそうか?」
Rista「確かに……そろそろ実力行使も考えた方が良さそうですね……」
おかゆ「実力行使・・・(汗」
エメラル「ピカ・・・・大人の問題だから(お前子供だろ)ピカ戻って」

おかゆ「誰に誘拐されてるんですか?」
エメラル「S氏」
Rista「犯人は私の小説の登場人物でもあります。……ポケモン関係じゃないので名前は伏せてますが。」
そして今でも名前は伏せられたままである。
チャド「あとはクラウドにも手伝ってもらって、必要があればルーチェ!(オイコラ」
S氏『やってみるがいい。ポケモンごときに我輩の罠が突破できるとは思えないがな。』
電話越しにS氏の余裕そうな声が聞こえる。
エメラル「フーディンてつっだって」
フーディン「了解しました」
チャド「でも俺ってポケモンの部類に入るのかな(何」
クラウド「俺は一応今現在ゴースト。お前はただの取り付き野郎(酷」
クロウズ「(受話器に)知らないわよ〜、ポケモンカフェの常連にそっちの常識は通じないんだから!」

エメラル「何の小説に出ているんだ?
Rista「ポケモンカフェのリンクから私のサイトに飛んで探してください。暇なら。(ぇ
正体を探るヒントは第12回以降の会話の端々にあります。どうしても気になる方は探してみてください。

おかゆ「おもしろそうですね〜♪(実力行使)(蹴」
さっきまで不安そうにしていたおかゆまでがやる気になってしまったことで、「実力行使による奪還」への動きはさらに加速していた。
S氏『おとなしく小説を書けば済むことだろう、難しい条件じゃないはずだぞ!?』
チャド「(行く気満々)クラウドー、ルーチェのタイプ変えちまえー?」
Rista「ポケモン風にタイプを付けるなら悪・飛行。ルーチェさんなら楽勝ですね。」
クラウド「なら変えないほうがいいですね(きっぱり)チャド、何をしてるんですか!」
S氏『……来られるものなら来てみるがいい。我輩の居場所が分かるならな。』
チャド「だーまーれー、ポケモンさらいの悪人s(殴)いっでぇっ!」
ピコ『チャードー・・・・(湯気』
フルル「人質ならぬポケ質取られてるんですか・・・」
クロウズ「もっと言ってやってよ!朝来るなり秘密基地爆破した極悪人なんだから!」
フルル「秘密基地爆破・・・やりすぎなのでは?」
まさにその通り。
チャド「ならもっと言ってや・・・・(戻され」

再びピコの表情に戻ったところで、Ristaはふと壁の時計を見た。
Rista「……もう11時半ですね。どうしましょう?」
クロウズ「ねーみんな、明日だったら何時くらいにここ来られる?」
チャド『朝起きたら即来る!(何』
おかゆ「明日・・・バレーは1時〜3時か・・・めんどくさいから休むかもしれないけど
S氏『……今日決着つける気はないのか?』
Rista「これ以上ここにいると私が怒られるので。そろそろ帰らなくては。」
ため息をついたRistaは帰り支度を始めつつ、携帯電話を肩に挟んで言った。
Rista「条件や制約に縛られるのは疲れました。いいですか、明日決着をつけます。」
チャド『っしゃあ、やってやる!』
ピコ「・・・私も行かなきゃいけないかな・・・・(汗」
クラウド「ルーチェが分かった分かったって煩いです(きっぱり」
クロウズ「やっぱり夕方でしょ?その方がたくさん協力得られるかも」
ルーチェ「夕方ですね。了解です、そこまでにチャドとクラウドをさらに強化(爆)します」
おかゆ「夕方・・・と言えば5時ぐらいですか?」
Rista「早くてそのくらい。人の集まり具合にもよりますね」
クロウズ「さ、あの堅物はほっといて帰りましょ?」
おかゆ「了解〜」
チャド『ラチェルピコー、お前も多分一緒だからなー♪』

これが悪夢のような戦いの始まりであった……


ちょっと短いですが……続きはこちら。