「プロジェクトP 〜チャット版ポケモンカフェ〜」第15回(5/21)

※基本事項は第1回と同じなので省略いたします。
 今回は2004年5月19〜21日夕方のログ(Rista保存)がベースになっています。


ここはI県某所のポケモンカフェ。
「自腹弁償ルール」が定着してからは直接破壊行動につながる大技こそ出なくなったが、相変わらず騒動は絶えないという……

ある金曜日の夕方、店には何人かの常連と、黒山のサンドパン・キールがいた。しかし何故か黒山本人の姿はない。
そこへRistaがやってきた。

Rista「S氏をなだめたと思ったら別の怒りを買う悪循環。(何」
イヴ「昨日、僕らが帰った後に一体何が!?;」
ア・リク「今度は誰ですか?(興味津々」
Rista「……昨日、イヴさんが例の兵器を解析&コピーしたじゃないですか。」
イヴ「あ、はいw(そういや回収してなかったな;) 」

 〜回想開始〜

話は2日前にさかのぼる。
第14回の袋叩き事件後、加害者であると同時に被害者となったS氏はその手下AとRistaとの話し合いにより、
攻撃に加わった常連達に謝罪して回ることになった。
その時、話し合いの場にたまたまいたイヴが、S氏を沈めたという兵器に興味を持ったのである。

リアラ「弱点つかなければ連日でも来られそうな気がするが……」
イヴ「S氏の弱点って?」
Rista「いくつかあるんですよ。日曜日に使った兵器とか、禁句もありますし。」
イヴ「データさえくれれば量産できるけど・・・>兵器」
Rista「でも兵器は返しました。期限付きのレンタルだったので(汗」
イヴ「なにそれ;>レンタル兵器」
Rista「細部については企業秘密だそうですし……
イヴ「性質さえ理解できればそういうところはブラックボックスで置き換えることも可能なんだけど・・・;」
黒山「しかし何故兵器のレンタル?」
Rista「1台しかないんだそうで。」
事実上、対S氏用に作られたと言ってもいい最終兵器。
その威力は一撃当てるだけで丸3日間は戦闘不能になるほどであるという。

そして翌日、つまり20日。
事件の当事者が何人かいたので、謝罪ついでにポケモン嫌いを治す目的でS氏を呼び出そうということになった。

イヴ「ポケモンじゃなくちゃいけないならボクの出番はなしかな・・・」
Rista「どういう意味ですか?」
イヴ「この状態(素体)だと落ち着かないんですよボク;かといってポケモンに変身できるわけでも無し;」
Rista「Hさんから例の兵器もう一度借ります?」
イヴ「あ、そうする〜w一応一人一丁量産したいしw」
Rista「では。もしもし……えーと、内線番号SH2045Fにお願いします。」
イヴ「それで、どんな兵器なの?それ」
Rista「通称グローリーバズーカ、憑き物を落とすことに特化した兵器です。」
イヴ「そうなんだw後は現物を見てコピーしますねw」
Rista「もしもし?あ、この前貸して頂いたアレ……もう1回お願いできます?もう一度彼を呼びますんで。」
電話(H氏)『アレを?分かった、今から転送する。』
しばらくして転送されてきたバズーカをRistaはすぐイヴに渡した。
イヴ「じゃあ、ちょっと兵器借りますねw」
そしてイヴは数分かけてバズーカのデータを大まかに解析し、複製まで作ったのであった。
イヴ「リスタさん、原型の方は返しますねwコピーは人数分作っておいたんでw」

 〜回想終了〜

Rista「返したはいいんですが、制作者のHさんにばれてしまって……『2度と貸すか!』と。」
イヴ「うーん;一応いつでも再現は出来るけど人間関係に歪みが・・・;」
ア・リク「・・・激ヤバなんじゃ・・・(汗」
ナイツ「それだけならまだいいけどさ……」
イヴ「・・・まだあるんだ;」
キール「まずいですねえ。」
おかゆ「リスタさん大変ですね・・・」
Rista 「……呪われたナックルを送りつけてきたんですよ。」
そう言ってRistaは右手をかざしてみせた。
いつものとは違う、金属板のような物が組み込まれた手袋をはめている。
呪われた武器と言えば効果の定番はやはり、
イヴ「・・・外れない?」
キール「あらら・・・・。」
ア・リク「ファイガで燃やしますか?」
キール「おはらいの巻物でも持ってくるか?」
イヴ「ア・リクさんってそっちの専門でしょう?」
ナイツ「両手各100発殴らないと外れないんだって。」
確かにRistaは左手にも同じ物をはめている。
キール「オイオイ。」
ア・リク「そんな簡単な呪いなんてありませんよ」
佐藤軍師(以下軍師)「100回殴れば外れる、ということですか?」
ナイツ「100回×両手で200回だよな。」
イヴ「・・・威力は?」
Rista「……まあ、いつもの手袋よりは強いですよ。」

一方、同じ店内に全く別の空気もあった。
緑翠ルーチェ(以下ルーチェ)「スペシャルカップのミラーは悪夢だぁぁ・・・」
キール「ルーチェさん、いたんで・・・・・」
軍師「戦場外からきたんですか。」
ルーチェ「スペシャルカップのミラーのレインボーロード1位ありえねぇ・・・・」
どうやらマリオカートDDの話らしい。
ルーチェ「くうううっ!(どうした」

ア・リク「呪い、解きますか?」
おかゆ「呪われたナックル(汗」
キール「連続ヒットするものないかネェ。」
イヴ「・・・真ドラゴンに変形するから両手各100発づつどうぞ;」
軍師「それよりも、カルドラの盾装備しますから思いっきりどうぞ〜。」
各人、思いついた頑丈な物を挙げた。
キール「かといい、ナイツさんらをやったらその前にッ戦闘不能になるのが見えてるし・・・・。(氏」
おかゆ「デス○ルの薬なら(蹴」
ア・リク「うーん、これならファイヤとブリザドではずせるけど・・・」
キール「呪いの装備ひn・・・・(終了」
殴らずに外す方法を模索している人もいる。
だが当のRistaは何故か余裕を見せていた。
Rista「大丈夫です、既に20発ほどやってるのでこの調子なら。(何」
イヴ「誰に?>20発」
Rista「ナイツとクロウズと……キバニア(未登場)で合計約20。」
キール「やっぱり・・・・?」
ア・リク「ゴブリン、召喚しますか?」
ファッツ「オイオイ大丈夫かそいつら;」

Rista「それより私はシフトさん宅にも何か送りつけられてないか心配なんですが……」
シフト「ちょっと電話してみます;」
キール「一応再現できるようにしてしまいましたからねえ。>イヴさん」
電話をかけ、そして切ったシフトは「やっぱり」といった顔つきで言った。
シフト「・・・・私宛に小包がとどいてますね;ここに持ってこさせます;」
キール「嫌な予感が・・・・」
シフト「バズ、頼む;」
バズノイド「了解・・・イヴサン、バーニア貸シテ下サイ・・・」
イヴ「わかったw」
バズノイド「ソレジャア、逝ッテキマス・・・」
バーニアを受け取ったバズノイドは一瞬で視界から消えた。

キール「うっひょおぉ・・・・」
ア・リク「イタコの腕がなるわぁ、どんな呪いかなぁ?」
さっきから一番張り切っているのがこのア・リクだろう。
彼女は懐からお札の束を取り出した。
ア・リク「シフトさん、一応呪い返しの札、持っていて下さい・・・(汗」
シフト「あ、はい;」
イヴ「一体何がはいってるんd」
バズノイド「持ッテ来マシタ・・・」
イヴが言いかけたところへ、バズノイドがいきなり視界に入ってきた。
傍らにはやたらと長い箱がある。
キール「はやい・・・・。」
ファッツ「どうすんだよこれ・・・;」
エクリプス「なんかオオオオ・・・とかいういかにもな効果音が鳴ってるし;」

ア・リク「(なんか心配だなぁ)あの皆さん呪い返しの札、持っていてください(配る」
軍師「カルドラの盾にでも貼っておこうか。」
キール「血色の鎧にでも貼っておこうか・・・・。」
ルーチェ「何に貼れば・・・(何」
イヴ「おでこにでも貼ったら?(藁」
ア・リク「貼るより握り締める方がいいですよ」
キール「そうしとこう。(といって血鎧から外す。)」
ア・リク「まぁ人それぞれですけど(何!?」

シフト「どれどれ・・・Ristaさん、これ、なんだか分かりますか?」
シフトはRistaに箱を差し出した。
Rista「多分、刀でしょうね……Hさんも送る相手のことは調べているでしょうし。」
シフト「じゃあ、開けてみますか・・・」
ナイツ「確かHは天使だって言ってたよな?Rista」
ア・リク「・・・ボキって折っていいですか?」
ゲンキ「いざとなったらハンマーで叩き割るわ♪(待て」
シフト「こっこれは・・・!」
箱を開けた瞬間、シフトの表情が一変した。

シフト「虎轍じゃないですか!

エクリプス「シフト、興奮のあまり字、間違ってるわよ;」
Rista「……えーと……?」
キール「ありゃりゃ・・・・。」
ア・リク「呪いは・・・今のところありません・・・」
Rista「私の場合、呪いが解ければ普通の武器になるようですが……どうします?」
軍師「だからこの盾の耐久テストを……(後7分!)」
Rista「でしたらとりあえず殴ってていいですか?>盾」
ア・リク「解きますけど>呪い」
ゲンキ「なんて読むのかしら(何」
シフト「ええと;スイマセン;コテツって読みますw本物だったら重文確実の名刀ですよw」
正しくは「虎徹」と書く。
ア・リク「・・・国宝に、なるかなぁ?(何だよ」
シフト「本当にいい奴だと一撃で人間の胴体四つ一度に切れるくらいすごいんです!(興奮)」
ア・リク「・・・凶器ですね・・・」
おかゆ「怖いです・・・」
イヴ「そりゃ刀だから凶器に決まってるでしょう;」
キール「うごぁ・・・・」
軍師「居合の達人なら…ね。私のような人が持っても1回斬るだけで鈍(なまくら)ですよ。」
シフト「実際にこれを指していた人で有名なのはたとえば近藤 勇とかw」
ア・リク「って銃刀法違反になるんじゃあ・・・」
キール「というよりシフトさん既に長巻持ってますけどねえ。」
シフト「うんwコレですね」
嬉しそうに長巻を抜いてみせるシフト。
確かに真剣を(しかも未成年が)持ち歩いていて捕まらない時点で既に不思議である。
Rista「さすがHさん……いろんな意味で(汗」
S氏「○○(=Hの本名)だと!?」
ナイツ「……あ、来てたの?」

軍師「日本刀は凡人が使っても斬れるのか、答えは「否」ですよ。」
思い出したように語りはじめる軍師。
軍師「刀は「手前に引く力」で物を斬っていますので、そこら辺が理解できない人が使うと即鈍ですよ。」
シフト「へタすりゃ刃を欠いちゃうからね;>下手糞」
ア・リク「使いこなせる者じゃないとダメ・・・って事なんですかねぇ?」
Rista「詳しいですね……>軍師さん」
軍師「普通のカッターの様に扱えないということですよ、刀は。」

軍師「盾殴るなら早くして!後2分しかない!」
Rista「行きます。」
そういえばカルドラの盾を出しっぱなし出あることに気づいたRistaは、早速連続で殴り始めた。
しかし1分強で盾は消えてしまった。
軍師「って、終わったし……」
イヴ「あらら;」
軍師「やべ、今日はもう召喚できないんだよ。カルドラの盾。」
Rista「1分でも結構稼げましたよ。ありがとうございます。」
ア・リク「ゴブリン召喚!!(ハイ?」
一方でア・リクは少なくともポケモンではない何かの生物を召喚していた。
軍師「一応、タフネス1と仮定しておく。このくらいの生物なら、1発で十分かと。」
ア・リク「ゴブリンでいいですか?>殴るの」
イヴ「じゃあ異次元からゲッター線の亡者どもを・・・」
ファッツ「だから下手すりゃ体乗っ取られるだろう;」
伏せると余計分からなくなりそうなのであえて伏せ字は使っていません(何)
Rista「その辺はS氏が得意ですよ>亡者」
ア・リク「ゲッター線の亡者、それでもいいなぁ(やめい」
ア・リクは自分で呼び出したゴブリンのことをあっけなく忘れ去り、イヴの提案に乗ってしまった。
そのゴブリンは鈍器を振り上げたが、S氏の杖で殴られ一発で沈んだ。
S氏「奴も一体何を考えて……いや、もしかしたら……」
ナイツ「それでどうするの?刀」
シフト「是非、是非解除してください!」
送りつけられた理由も忘れ、目を輝かせているシフトであった。



続きはこちら。