8月21日 夏祭りビーチバレーバトル3日目

第1試合  第2試合


第1試合 ティネリー&バストリカVSツイン&スピネル 編集:Rista

夏祭りも残り2日というこの日、カフェの方ではちょっとしたゲームが行われ、色々な意味で波紋を呼ぶ騒動を巻き起こしていた。
(この辺の話は長くなるので割愛するが……)
そして午後3時半、騒ぎから逃げるように無人のフリーバトル場へ現れた者がいた。
緑翠ルーチェ(以下ルーチェ)のポケモン、ティネリー(ネイティオ♂、以下ティネ)とバストリカ(プラスル♂、以下トリカ)である。
トリカ「・・・・早すぎました?」
ティネ「わたし、早すぎた、そう思う」
そこへおかゆとRistaが相次いで入ってきた。
Rista「……すみません、遅れてしまって。」
トリカ「参加希望ですけど・・・」
Rista「どうぞどうぞ。おかゆさんは?」
おかゆ「トリカさんと同じく参加希望です。」
さらに鳥使いヤマブキもやって来た。
ヤマブキ「なんかカフェにいると巻き込まれる気がして…(危ない事に)」

とりあえず参加希望が2組来たので、ビーチバレーバトルが行われることになった。
Rista「おかゆさん、ポケモンは何と何を出します?」
おかゆ「どうしましょうかねぇ・・・・・・ツインとスピネルで行きます。」
スピネル(クロバット♂)「・・・ミドさんとツインさんで参加するんじゃなかったんですかぁ!?」
おかゆ「・・・まぁ、いいじゃないですか(何」
ツイン(マイナン♀)「まー、細かい事は気にしない気にしない♪」
スピネル「細かくないでs・・・!」
言いかけて、スピネルは隣でにこにこ笑うツインに気づいた。
スピネル「・・・ぁ、またバトルー?今度もツインと組むの?」
ツイン「そうだよ〜♪」

Rista「ではティネリー・バストリカペアVSツイン・スピネルペア。ティネさんたちのサーブで開始です。」
ティネ「・・・了解・・・」
トリカ「行きますよ!」
Rista「制限時間は30分。多く得点した方の勝利です。」

試合はティネのサーブから始まった。
ティネ「・・・(軽くツインの方に打つ」
ツイン「スピネルー(普通に受けてスピネルの方に」
スピネル「ょっ・・・と(翼で受けてツインの方へ」
ツイン「届かない・・・(レシーブで相手コートに奥の方へ返す」
足がなく常時空中を飛び回るクロバットと、背が低くジャンプ力もそこそこのマイナン。
地道に繋いで稼ぐ作戦だろうか……

ティネ「わたしの、うしろ右斜め・・・(場所予測」
トリカ「了解・・・(ティネへ」
ティネ「・・・はい。(トリカへ」
トリカ「十万ボルトー!(ボールに乗せスピネルに叩き込む」
こちらは未来予知を駆使して攻めてくる。

スピネル「ぅゎ、びりびり・・・(泣(受けてツインの方へ」
ツイン「電気球?(ぇ(相手コートの前のほうへ返す」

ティネ「前、少し斜め左・・・」
トリカ「・・・ていっ!(ティネへ」
ティネ「サイコキネシス!(ボールはトリカへ、技はスピネルへ」
スピネル「・・・ぅゎっ(汗(当たる」
トリカ「食らえ!(電気玉(ぇ)をスピネルへ」

スピネル「またー・・・?(泣(受けてツインの方へ」
ツイン「・・・えぃっ!(対抗して電気球にしてティネの方へ」

おかゆ「(小声)スピネルの上にツイン乗せて受けたりするのってありですか?(何」
Rista「以前に似たようなことをやっていた方がいたような」
おかゆ「・・・じゃぁ、大丈夫ですね。ツインー、スピネルー、アレやっていいですよ〜(ぁ」
……どうやら何か考えがあるらしい。

ティネ「わたしの、位置・・・」
トリカ「はいはい(ティネ後退、トリカが取ってティネへ」
ティネ「サイコキネシス!(で押し返す、ボールはツインへ」

ツイン「(コートの手前まで移動)・・・メロメロー♪(トリカ狙い(ぇ」
スピネル「ボールは僕が・・・!(つばさでうつで相手コート後ろ側に返す」

トリカ「にゃ!?」
ティネ「・・・馬鹿、サイコキネシス!(ボールも受ける、ツインとトリカ同時攻撃」
ツイン「成功ー♪・・・ってわぁっ!(サイコキネシス直撃」
トリカ「・・・ハッ!?(ティネに返す」
ティネ「そういう、ことは、わたしたちに、通じない!(再びボールとツインにサイコキネシス。」
サイコキネシスがかかったボールはツインの方へ向かった。

ツイン「サイコキネシスしつこいー!(ぁ(スピネルの方へ」
スピネル「そぉれっ!(かなり高く上げる」
ティネ「うるさい、トリカの、ためだ!(まだとめないサイコキネシス」
ツイン「よーし♪(スピネルに乗る」
スピネル「上昇♪(上昇、サイコキネシスかわす」
トリカ「・・・・(静かに願い事。」
ティネ「・・・(てかボールは今どこ?」
ツイン「えいっ!(スピネルに乗ったままジャンプ、ボールアタックで相手側コートの後ろの方へ返す」

ティネ「・・・空を飛ぶ(ついでに受けた」
空中でボールを受けたティネは……
ティネ「サイコキネシス・・・」
トリカ「・・・(メロメロ。」
ツインのメロメロ状態がまだ効いているトリカをサイコキネシスで無理矢理操っていた。

ツイン「スピネル、降りてー。」
スピネル「了解ー♪(降りる」
ティネ「サイコキネシス!(ボールも技もツインへ。」
トリカ「・・・ハッ!?(メロメロ解除」
ツイン「しつこいー!(直撃、スピネルの方に返す」
スピネル「・・・(ツインの方へ」
ツイン「届くかな・・・?」
思い切りジャンプ、アタックで返して相手のコート前側に落とす。
どうにか届いたようである。
ツイン「ぁ、とどいたとどいた♪やればできたできた♪(ぁ」

トリカ「(下にいた)・・・ぎゃ!?(脳天直撃。(ぁ」
ティネ「サイコキネシス・・・!(ツイン。ボールもツインへ」
ツイン「・・・わぁっ!?(汗」
攻撃とボールがダブルで直撃し、ツインはついにボールを落としてしまった。
スピネル「・・・ぁ、落ちちゃったねぇ・・・。」

<Luche 1 - 0 Okayu>

トリカ「・・・僕は何を?(トリカの願い事がかなった!」
ティネ「・・・馬鹿。」
トリカ「・・・・」
ティネ「次も、こっちから、ですよね?」
Rista「そちらからです。あと5分ですよ。」
ティネ「了解・・・トリカ、やって、ください」
トリカ「・・・分かりました・・・ていっ!(ツインへ」

ツイン「えいっ!(受けて相手側コート後ろの方へ」
スピネル「・・・あやしいひかりー!(トリカ標的」

トリカ「・・・ぎゃ!?(ボールと怪しい光直撃」
ティネ「・・・(使えない・・・」
ツイン「んで・・・(コート手前に移動)もっかいメロメロー!(ティネ標的」
ティネ「黒い霧」
そしてボールはスピネルへ。
メロメロはというと「空を飛ぶ」でさっさと回避している。
スピネル「(暗いとこにいたから大丈夫)ツインは無理そうだなぁ・・・(トリカに返す」
トリカ「うーん・・・・(混乱中」
ティネ「・・・・(サイコキネシスでトリカを動かす、取らせる」
ツイン「・・・雷!(ティネ標的」

そこでホイッスルが鳴った。
Rista「試合終了。1対0でティネ・トリカペアの勝利です。」

ティネ「・・・・(ボールをキャッチ」
トリカ「・・・(混乱中」
ツイン「ぁ、終わってたの(汗 ・・・雷発射しちゃった(ぁ」
ティネ「・・・!(今頃当たったり」
ツイン「ぁ・・・(汗 ごめんね・・・(汗」
ティネ「わたし、このくらいなら、大丈夫。お先に、失礼します(トリカ乗せて空を飛ぶ」
ティネはトリカを乗せ、空を飛んで去っていった。

Rista「……お疲れ様でした。私も一旦戻ります……(疲れてきた…何故…)」
スピネル「・・・!またバトルしてたの・・・?僕・・・(泣」
ツイン「そうだよ♪(ぁ」
おかゆ「とりあえず私たちも戻りましょうか。」
こうしてまたバトル場には誰もいなくなった。
このころには店の方の騒動も収まっていたという……


第2試合 パーズ&フローVSパルス&プール 編集:ポッター

ポッター「サーバーはパーズ! 試合開始!!」
パーズ「行くよーっ…はぁ!(普通のボールをプールの近くに打ち込む。」
Shine「気合十分…ってところですか。(本に目を落とす。」



審判のポッターの合図で試合が始まった。
まず、パーズ(Shineのデンリュウ♀)からごく普通のサーブが放たれた。
ボールはプール(フリッパーのシャワーズ♂)にまっすぐ飛んでゆく。
彼はレシーブすべく身構えた。



プール「パルス!いきますよ、それっ!(トス」
パルス(フリッパーのランターン♂)「飛び上がる) てやっ!(尻尾で打ち返す」
バクフーン「さぁ、パルスが打ち返したぞ!」



実況はバクフーンが行っていた。
ボールは再びShineチームのコートへ向かい、それをフロー(Shineのジュペッタ♂)がブロックしようとした。
しかし、回転がかかっていたのか、ボールは真上に吹っ飛んだ。



フロー「っ、と!?(ブロック失敗、ボール真上に飛ぶ。」
パーズ「ちょっと、何やってんだい!?…電撃破!(帯電したボールが相手側のコートへ。」
Shine「(本から顔を上げる)あれ、フリッパーさんの気配が…。」
バクフーン「おっとブロック失敗! だが、パーズがここでナイスフォロー!」



ブロックは失敗したが、パーズのフォローによりボールは電気を帯びてフリッパーチームのコートに飛んでいった。
今度はパルスが身構えた。



パルス「帯電は慣れっこだよぉ。(電気吸収) プール! (後ろに投げる」
フロー「…シャドーボール!(標的・パルス。」
Shine「え、汚ッ…。」
プール「任せてください・・・って・・・(汗(すべってただ返すだけ」
パルス「・・・!影分身(の術(違(シャドーボール回避」



パルスが電撃を吸収し、ボールをプールに回したところをフローがシャドーボールで攻撃した。
それに対しパルスは影分身でこの攻撃を回避した。
プールは勢いをつけて返そうとしたが、すべってただ返すだけになってしまった。



パーズ「電磁波で麻痺させるってのもアリなんだよねぇ…。」
Shine「とことん邪道行ってますね…。(汗。」
バクフーン「フローのシャドーボールに対し、パルスは上手く避けた! ボールはShineチームに行ったぞ!」
フロー「…ほっ!(普通に返す。」
パルス「プール、そろそろ使わないと。」
プール「今度こそ!」
パルス「いくよ!てやっ!(ボールを高く上げる」
プール「白い霧!(コート全体を包む」



ボールが高く上がった瞬間、プールは白い霧を発動させ、辺りの視界を悪くした。
これによりますます試合はスリリングなものになった。



パーズ「わあぁっ!?」
バクフーン「おっとぉ、ここでプールが白い霧を繰り出した! 相手の撹乱を狙ったか!」
プール「高く飛び上がる) 必殺!アイアンテールスパイク!(高い打点から」
ポッター「うぉ・・・・試合が見えにくい・・・・」
バクフーン「アイアンテールスパイクが炸裂したぁ!!」



視界が悪いと審判も判断しづらくなってしまい、ポッターは目を凝らして試合を観察しなければならなかった。
しかし、Shineは彼よりも困った様子をしている。



Shine「本が見えない…(汗。」



そう、彼は本を読んでいたのだ。
白い霧のせいで文字が見えなくなってしまうのだ。
その間も試合は白熱している。



フロー「…生憎だが、この中でも俺は視界が効くので、なぁっ!(どくどくを込めてブロック混じりに打ち返す。」



どうやらフローに白い霧はほとんど効果が出なかったようだ。
彼は正確にボールを打ち返し、同時にどくどくもそれに仕込んだ。



フロー「…これで借りは返したぞ…。(少し腕を押さえて。」
パーズ「面目ないね…。」
バクフーン「霧でよく見えないが、ボールに何かついている模様!」
Shine「…(無言でシルフィスティア具現化、本の回りの霧を風で流す。」
プール「なっ・・・、返されました(汗)パルス!」
パルス「あの紫色・・・。どくどくがついてるな・・・。(色がつけば見える」
バクフーン「どくどくをどう避けるのかぁ!?」
パルス「・・・とかいいつつフェイント!(頭でつついてネットぎわに返す」



彼はジャンプしてボールを相手側に返した。
だが、それと同時に仕込まれたどくどくを浴びてしまった。



パルス「・・・くっ・・・。(どくどく状態」
バクフーン「あーっと! パルスが猛毒を浴びた!!」
パーズ「…行っくよぉ!10万ボルトッ!!(白い霧で動けなかった間溜めていた電気を込めてプールを狙う。」
フロー「…どくどく。(通り際のボールにどくどくを仕掛ける。」
Shine「…ある意味最凶最悪のコンビですね…。(攻撃の仕方を見上げて。」



Shineチームの猛攻は絶える気配を見せなかった。
攻撃はプールに命中し、さらにどくどくボールも来る。



プール「うわぁあ。(10万ボルト直撃」
バクフーン「プールに攻撃命中! どくどくボールをどうにかしないと試合はShineチームに有利に!」
パルス「またどくどくのボールが・・・。」
プール「パルス・・・次はないよ・・・。」
パルス「あたって砕けろだ!(返すだけ」
フロー「…(無言で普通のスパイクを打ち込む。」
バクフーン「フローのスパイクが炸裂!!」
パーズ「Shine、あれやろうよ。」
Shine「この状態でこれ以上やったらイジメですよ…。」



彼らの戦いはますます熱くなる。
ボールはフリッパーチームへ飛んだ。



パルス「ボ・・・ボールが見えない・・・。(汗」
プール「・・っと、セーフ!(ぎりぎりで返すだけ」
パルス「ハイドロポンプ!(プールが返したボールに勢いをつける」
フロー「う!(モロに喰らうがボールは空へ。」
パーズ「…10万ボルト!(ハイドロポンプの水流に向かって。」
バクフーン「若干パルス達が押され気味だ・・・しかし、得点は0対0のままだ!」
パーズ「フロー、捨て身ありがとさん!ったぁ!(スパイクを斜め気味に。」



パーズの強烈なスパイクが炸裂した。



パルス「・・はぁ、はぁ・・。(どくどく進行気味」
バクフーン「まずい! パルスは毒状態が進行!! このままでは瀕死状態に・・・・」
ポッター「あと3分でタイムリミットです! 頑張ってください!」
パルス「・・・(動けない」
プール「不味い!アイアンテール!(ボールに触る) ・・・・」



ポッターの残りタイムを聞きつつ、プールはなんとかボールを打ち返した。
しかし、彼はボールに触れた際に大きなダメージを受けた。
両者とも疲れ始めている様子だ。



パーズ「あと3分…やるよ!」
Shine「…応援みたいなもんですから別にいいんでしょうね。」
フロー「…っち!(返す、しかし少し動きが鈍くなってきている。」



しかし、ここでフリッパーチームに予期せぬ事態が発生した。
プールの足がふらついているのだ。



パルス「・・・!プール!?」
プール「あ・・・・あ・・・。(気絶」
バクフーン「だぁぁぁぁ!! プールが瀕死だぁぁ!!」



彼は倒れて、気絶した。
まさかの事態である。



フロー「…っ…(息切れ。」
パーズ「フロー、大丈夫かい?」
フロー「…まだ、だ…。」
パルス「確か一匹でも瀕死なら・・・ぁ・・・。(気絶」
Shine「…って、あれ?(色々用意してたのを止める。」



パルスも毒状態が悪化し、プールの後を追うように気絶した。
とそのとき、彼らの主が姿を現し、相棒達をボールに戻した。



フリッパー「・・・勝負ありのようですね・・・。(いつの間に」
ポッター「バクフーン、気絶と瀕死は違うぞ・・・・・プール、パルス戦闘不能! よってこの勝負はShineチームの勝ちぃぃ!!!」



審判の判定が下された。
Shineチームのパーズは大喜びでフローに駆け寄った



パーズ「…やったー!勝ったよ、フロー!」
フロー「…煩い…いちいち騒ぐな。(倒れかけ。」



フローは少々うるさそうに応答した。
ポッターはShineとフリッパーの間で一礼した。



ポッター「Shineさん、おめでとうございます! パルスさん、プールさん、お疲れ様でした!」



こうして両チームのバレーバトルは幕を閉じたのだった。