12月12日 雪玉投げる!走って転ぶ!復讐の氷爆弾!?  編集:ルビー


師走。
カフェがたたずむこの森にも、雪が降った。
店の周りが銀色に染まってきた、そんな晴れた冬の日の出来事。

屋外席にも雪が積もって、客は皆、屋内席で談話していた。
ときどき10万ボルトやブラストバーンが飛んでいるようにも見えるのは気のせい(待)として
1つの黒い影がふわふわと外へ飛び出して来た。
ハンドボールプレイヤー・タカユキのパートナー、ゲンガーのテオドルである。

彼はゲンガーにありきたりな性格でいたずらが大好きだった。



テオドル「〜♪(ふわふわーっと店の外へ出る」 
ペインティーラー(以下ティーラ「・・・?」
お嬢様ポケモン薬剤師でありバトルトレーナーでもあるルビー。そのエレキッド、ペインティーラー。
ペインティとかローラーとか呼ばれる、ちょっとおしゃれなおえかき好きな彼。
ややこしいので、とりあえず今回はティーラで通すことにしよう。

こんな寒いのに、外で何するのかなー。
そう思ったティーラは、すいーっとスケートをすべらせてテオドルをおいかけた。
ティーラ「どしたの、テオドr」

ぺしゃっ!

雪玉がティーラの顔面に命中した。
テオドル「ジャストミートぉっ!w(ぁ」
投げたのはもちろん、テオドルである。
アルク(セルティナのピカチュウ♂「お、雪合戦か?」 
ザック(セルティナのサンドパン♂「…どーだか;」
アルクとザックは、窓越しに外を眺める。

テオドルが投げたこの一撃が、雪合戦開始の合図となった。



キーラ(エンジェリナのブラッキー♂「スピードスター!(何故に」
サー(エンジェリナのサーナイト♂「・・・・w」
ブラッキーのキーラがスピードスターを放つ。
そしてその星を雪で包み、雪玉にするサー。

見事な連係プレイでできあがったスピードスター入り雪玉(ぁ)はテオドルにむかった。
当然よけれるはずもなく。
テオドル「えぁ嘘そーゆーのありってか必中雪合戦とか卑怯d(ばしばしばしっ
雪玉はテオドルに直撃した。
ただし、スピードスターは効果無し故にそのまま通り抜けたが(ぁ


テオドル「(せっせ、せっせ・・・(雪玉つくり)」
雪をかき集めて雪玉をつくるテオドル。
ヒューカ(優のバシャーモ♂「ん、雪合戦かw」
暇そうにしていたヒューカも、雪合戦に加わろうと外へ飛び出した。

きらーんっ!w

テオドルの目つきの悪い瞳が光ってヒューカを見る。
テオドル「でけたぁっ!てりゃーいっ!(雪玉投げ>ヒューカ」
ヒューカ「ぶふっ!!」
飛び出したヒューカにタイミング良く雪玉は命中した。
ヒューカ「・・・早速かw ならこっちも・・・」
ヒューカは小さめの雪玉をつくって、テオドルに投げつけた。しかし。
テオドル「(雪玉かわし)そんなちっちゃいの余裕でよけれるぜぃっ!w」
・・・失敗した。(ぁ


そのころ、ティーラは外でカフェの壁に何かを描き始めていた。
ティーラ「(ぺたぺたぺたぺた・・・)」

アルク「おぉ!やってんな?んじゃ俺もー!(外へ」
さらにアルクも雪合戦に参戦して。
フリー(セルティナのヒマナッツ♀「(外見つつ)雪は冷たそうなの〜」
オレンジ(織のサンダース♀「冷たそう・・・;」
フリーとオレンジは雪合戦を見つつ呟いた。
それでも、やっている本人たちは元気そうに楽しんでいる。

アルク「やってくれたな〜?(リルに急ぎで作った小さめの雪球1投げ」
リル(織のイーブイ♀「のぅ!(直撃)すみません〜;(とかいいつつ、アルクに雪玉を」

ルナ「これが、雪・・かっ、」
ナオキ「(姿を消しながら外に出て、小さめの雪玉を作る(ぁ」
元守護神なナオキは、今日はラティオス姿。
そしてこちらは普段は織という風水パティシエ。今日はルナという名前でカフェに来ている。
雪合戦に、どんどん人が集まってきた。


そして雪合戦は続く。
ヒューカ「ちっ、・・・なら・・・」
先程より少し大きめの雪玉を作るヒューカ。
テオドルをにらみつけながら、それを投げた!
が、間違えてアルクの方へ飛んで行ってしまった(待
アルク「…いぎゃっ(ヒューカの雪球直撃)不意打ちとはなー…」

ナオキ「(姿を消したまま雪玉をテオドルに投げる) 」
テオドル「ぎゃんっ!?;(気づかずにナオキの雪玉が顔面直撃(ぁ」
ナオキの雪玉はテオドルの顔面に直撃し、そのいきおいでひっくりかえった。
テオドル「・・・だっ・・・れだよこのやろー!;」
起きあがりながらわめくテオドル。どうやらナオキが隠れていることには気づいていないらしい。
ルナ「なんとなく・・(雪玉もち(ナオキさん・・・どこだろ・・)」
それでも同時にカフェを飛び出していたルナには、ナオキが姿を消していることがわかっている。



ナオキ「・・・w(姿を消したまま先ほどよりも少し大きめの雪玉を投げようとする」
ナオキは依然姿を消したまま。どこにいるかわからない。

・・・が、しかし。

オレンジ「なんでだろ〜♪雪がういている?w」(雪が浮いてるとこの上をめがける(雪玉を投げる)
テオドル「(素早くあたり見回し、浮いている雪玉見つけ)・・・そこかあっ!(ナオキの上のほうにサイコウェーブ!」
本人は見えなくとも雪は消えることはありませんでした(ぁ
ナオキ「・・・!;(投げようとした時に雪玉直撃し、冷たさで姿を現す」
姿を現してしまったナオキ。
サイコウェーブには気づいていないようだが・・・?


アルク「おっと、2投目は受けないぜ〜(リルの雪球をかわしてもう1投げ!)」
リル「じつは、私反射神経っていうのがよいらしぃ〜♪w(かわす)」
ルナ「妖界では、雪国ないんだよなー・・(ボソリ」
ザック「(店内から見物)これって技使っていいんかな…?ま、戦術のうちだしいいんだよな」
ルナ「そういえば・・ぐちゃぐちゃっていうか、びちょびちょ?」


ずしっ・・・・


ルナ「うわぁ!?上から・・・。雪!(ぁ」
ルーファウス(秋海棠のミニリュウ♂「なんだか訳分からない状態だね・・・(←外を眺めている」
いち早く気づいたルナは、屋根を見上げた。
積もっていた大量の雪が、サイコウェーブによって、ずり落ちようとしている瞬間を見た。


どしゃーっ!!


その一瞬後には、大量の雪が落ちていた。。
ナオキ「!?;(気付いていなかったので大量の雪に埋もれる(ぁ」
パルディ(ルビーのコンパン♂「Σっ!;(店内で、雪が落ちた音に驚いて飛び上がる」
下敷きになった人約1名。驚いている人数名。(何

テオドル「イヤッハー!w大成功大成功、ざまーみろナオキー♪」
屋根の雪を落とした張本人は、空中にふわふわ浮きながらくつくつと笑っていた。
麗(見習い魔術師、猫姿「にゃ〜。」
アルク「これ、雪が氷になってたらやばかったな(埋まっていたが周囲の雪を電撃ではじきとばして出てくる」
おっと訂正。下敷きになった人約2名だったらしいです(ぁ


優 「そして復帰早々一旦撤収。」
ヒューカ「もう少し・・・駄目か?」
優「駄目。」
ここで優と、その連れヒューカたちは時間のようだった。
ティーラ「(せっせとカフェの壁に何かを描いている)」
ルーファウス「お疲れさま・・・」

外では雪合戦が盛り上がり、店内でも暖かな雰囲気だが、
ティーラはどちらにもまじらずに、せっせ、せっせと絵を描いていた。
どうやら、雪だるまのようだが、ずいぶんと巨大な雪だるまである。

ルナ「くっ・・・(巨大雪玉をテオドルに投げ」
テオドル「ギャハハハッ!おもしr(巨大雪玉直撃、落下(ぁ」
サイコウェーブが成功して笑い転げていたテオドルは、
油断していたらしく、簡単にルナの投げた雪玉の下敷きになった。
ナオキ「・・・;」
テオドル「うはぁっ;(雪から這い出)・・・おう、じゃあなーw(ヒューカに手を振り」
ヒューカ「もう少し運動・・・おう、またな〜w(手を振りかえし」
優「お疲れ様です〜」


優たちはカフェを立ち去り、ナオキはまだ雪から抜け出せていなかった(ぇ
リュード(ナオキの色違いボーマンダ♂「・・・;(ナオキのスカーフを引っ張る(ぁ)」 
ナオキ「Σ!首しまるから!ぐぇ;(ぁ」
テオドル「よい・・・せっと;(ようやく雪からすっかり抜けだし)うあ、冷てー;(ナオキ見)首、しまってるぞー?」
他人事のように言うテオドル。
当のナオキは死にかけている(待

ズボッ・・・ドサッ。

ナオキ脱出成功。
ナオキ「・・・・。」
そして気絶完了。(待て待て

それを見たテオドルはため息をついて、手頃な雪玉を作った。
テオドル「・・・起ーきーろーよーっと!(目を覚ませといいたげにナオキの顔にむかって雪玉を投げる(待」
アルク「…さすがに雪球はまずいだろ雪球は;」
ナオキ「(雪玉が顔にぶつかる)・・・ハッ!;」
雪玉にて、お目覚めのようですw(何


ナイツ(Ristaのヤミラミ♂「お、雪合戦?」
ナオキがふらふらと起きあがったとき、ナイツたちが店に来た。
今日は彼らのトレーナーであり、カフェパのオーナーであるRistaは不在のようだ。
ナオキ「あ、こんばんは;(まだ少しふらふらしている(ぁ)」
テオドル「おう!w ばんわーw(雪まみれ」 
ティーラ「(カフェの壁に大きな雪だるま?を描いている)」
ナイツ「こんばんはー。みんな元気だな〜……」
ニコニコと挨拶したナオキは、雪玉をつくって再び姿を消した。
ナオキ「(ナイツに雪玉を投げようとするが、やめて姿を現す)一旦撤収;」
が、どうやら帰る時間らしい。
リュード「お疲れ様;」 
ナオキ「雪玉投げたかった・・・;(ぁ」
彼らはあわただしくカフェを後にした。



テオドル「んじゃなwばいばーi」
ティーラ「できたぁっ!
楽しそうにナオキらに手を振って挨拶するテオドルの声を、ティーラが遮った。
時間をかけて描いていた絵を、完成させたのである。
ティーラは「おえかき」という特殊能力を持ち、描いた絵を本物にすることができるのだが。
テオドル「Σっ!?;」
立体化した雪だるまの絵は、かなり巨大で、かなりの威圧感があった。

ティーラ「さっきの(=一番最初にちっちゃい雪玉を当てられた(それだけ)のお返しー!」
そう叫んで、ティーラはテオドルをハケでびしぃっと指し示した。
ティーラ「いけいけ雪だるまペインティーラー作第1号!(謎」

ずしっ、ずしっ、・・・・。

『いけいけ雪だるまペインティーラー作第1号』が、
のっそりのっそりテオドルにむかって歩き出した!ちゃんと足があるらしい。(何
テオドル「待ってタイムストップ特殊能力卑怯っ!?;(後ずさりーっ」
ティーラ「テオドルもサイコウェーブ使ったもーん♪」
雪だるま「(のっそりのっそりテオドルに向かって歩いている)」
星のカー○ィ64をお持ちの方は想像しやすいと思います。(ぁ

ナイツ「(雪だるま見)……;」
ザック「動く…歩く…絵が?;」
アルク「ま、野暮なツッコミはなしといこうや」
ティーラ「あ、みんなは店内に戻った方がいいよー♪(ぁ」
アイスボムに限りなく近いような気がする巨大雪だるま。
かぶっているバケツの帽子のてっぺんに導火線が見える!(待
ルーファウス「雪爆弾・・・急所に当たったら効果は抜群で一撃必殺できるね・・・>雪だるま」

ティーラ「(ストーンボムのようなヘルメット装備)いけいけ雪だるま(略)テオドルにのしかかりー!(ぇ」
雪だるま「…………。(テオドルの手前でゆっくりと倒れ込む)」

ナイツ「……雪だるまと見せかけて、何?;(椅子の陰に隠れてみたり(ぁ」
アルク「…のしかかり、なのか?アレは…ま、俺は戻らずにコイツの攻撃力に挑戦だ!」
セイジ(セルティナの弟サーナイト♂「(いつでも外に飛び出せるようスタンバイ)」

巨大アイスボム雪だるまが傾き初めてゆっくり倒れかけたちょうどそのとき。
デューク(シフトのサイドン♂「おーっす、何やってるんだ〜?」
バッドタイミングにデュークがやってきた。雪道をのしのしと歩いてくる。
テオドルは壁間際まで下がり、逃げ場がなくなって、デュークどころではなかった。
黒海(元ダークポケモンのトレーナー♂「・・・!」
それとほぼ同時に、カフェのすぐ近くまで来ていた黒海が、
雪だるまを見てカフェ店内に駆け込んできた。

テオドル「待って待って待って死にたくないですヘルプーっ!?;」

ず、ず、ず、ずっ・・・・ぱきーん!

雪だるまはテオドルの上に倒れ込むと同時に爆発した!
その正体はおおかたの者が予想していたとおりアイスボム氷爆弾。
爆発といえども炎が巻き起こる爆発ではない。
爆発に巻き込まれた人(orポケモン)をかちんこちんに瞬間冷凍・・・凍らせるのである。
テオドル「Σっ!!;(悲鳴を上げるまもなく直撃&凍結」
デューク「あん?何なんd・・・(カッチーン)・・・」
セイジ「(外に飛び出してリフレクターでアルクへの直撃を防ぐ)」
アルク「(間に合わなかった分半分ほど凍っている)」
セイジ「(凍り付いたアルクを見)…限界を知れ。」
ルーファウス「あれは天敵だ・・・(←中で様子を見ている) 」
黒海「デュークさんが巻き添え食らってる・・・」
犠牲者約2名・・・2.5名?;
夕夜「うおっ?(外の爆発に今更驚き)」

ヒロ「(外を見て)……あっちにいれば良かったのに。」 
ナイツ「良くないだろ普通に!;」
絶対に良くない。(何
ヒロはナイツと外とを見比べて残念そうに呟いた。


ティーラ「テオドルーwこれでさっきの雪玉はおかえししたよー♪」
さっきのっていつだよとつっこみたいほど小さなことだが
テオドルに無事(?)復讐できたティーラは満足そうに笑う。
凍ったテオドルをこつこつ叩きながら言った。
(『こんなに執念深いなんて知らなかったぜ;(ルビー談』)

デューク「・・・。」
テオドルを眺めるティーラの後ろでデュークは巨大な氷像となっていた。
ティーラは気づいているのかいないのか。
気づいていたとして興味がないのか、デュークはスルー状態にある。(ぁ
デューク「0(ん〜、さっきの雪だるまか?作ったのは・・・)」

ギロッ!

凍って動かないデュークの目がティーラを捉えた!
デューク「お前かティーラ!(氷を内側から粉砕しつつ」
ティーラ「(びくぅっ!;)え、あ、いや・・・・;」
自慢のパワーで氷を砕いたデュークと、その叫びに今更気づいたティーラはあわてて言葉を探し、
ティーラ「すごいでしょおれの『いけいけ雪だるまペインティーラー作第1号』っ!w」
そして開き直った。
ルーファウス「・・・あのエレキッド、終わったかな・・・」


デューク「何だか知らねぇが、お前も瞬・殺!(ぁ)」

▼デュークの じしん!

ティーラ「なんだか知っててよテオドルにちょっとお返ししただけだっt・・・はうっ!;」

▼こうかは ばつぐんだ!ティーラは たおれた!

ティーラ「・・・残念無念また来週っ;(ぱたり」
電気タイプのティーラに、地震は有効。だが・・・・。
ルーファウス「・・・危ないな(←机にしがみつく) 」
アルク「(地震にも巻き添え食らって戦闘不能)」
セイジ「…復活草復活草…(待」
ヒロ「(こっちも巻き添え、ひっくり返り)…………」
夕夜「うをっ?!(瞬時に机の中に避難」
黒海「(巻き添え食らったが平然としている)・・・・」
セイジ「…無い。温泉にでも突っ込んで…(ぁ」
セルティナ「ナナシと元気の欠片なら持ってますよ;」
ルビー「っ!(パルディ抱え、跳躍、着地)・・・ま、ドンマイ、ローラー;(ぁ」
パルディ「・・・・;」
全体攻撃なので、使い方には注意しましょう(ぁ
そこは、さすが常連というべきか。巻き添えの対処は慣れているようだが。
ルーファウス「・・・南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」


デューク「・・・ふぅ。余計に冷えちまったな;チェルクさん、ココア頼む。」
チェルク「かしこまりました。」
普通の建物じゃあまり見かけない高い屋根の下に入り、
手をこすりあわせながら腰を下ろした。
チェルク「お待たせしました、ホットココアをご注文のお客様。」
デューク「あ、こっちだw」
チェルク「(持っていき)ごゆっくりどうぞ。」
デューク「ありがとうな〜w(ズズ・・・)」
デュークはほっと一息ついた。

あーおもしろかった!
きっとまた、雪玉が飛び交う時間がくるだろうから。
ティーラ「今度はおれも、雪合戦する!次はちゃんと雪玉投げるよ!w」
寒い冬ですが、冷たい雪ですが、
みんなと楽しく遊び回ればそんなでもないですよ?
とあるエレキッドの復讐劇で幕を閉じた、とある雪合戦のお話でした。











テオドル「(かちんこちんっ)・・・・。(ティーラのやろっ・・・覚えてやがれっ!;)」
ティン「あ、あの・・・大丈夫ですか・・・?;(オロオロ」
テオドル「(かちんこちんっ)・・・・;(とりあえず氷、溶かしてくれ;動けない;)(ぁ」