7月1日 許される世界!別れに捧げるラストバトル!  編集:緑翠ルーチェ


ゲンキ「どうせ最後だ。・・・暴れないか?(バトルに誘っているらしい(何>デューク」

最後の、夜だった。
「許される世界」としての、最後の。
ルーチェのライチュウ、ゲンキは、最後を華麗に飾りたいようだった。

デューク「・・・分かったwお前なら最初から通常のギア全開でも大丈夫そうだw」
ゲンキ「腕が鳴るぜ!勝っても負けても恨みっこなしな!(外へ」
デューク「OK。それじゃあ、行って来ようかw」

ゲンキの誘いに乗ったのはデュークである。
3mを越える体躯とそのパワーは、人知を軽く超えていた。
そして2匹は外へ出た。
許される世界の最後を、華麗に飾るために。

デューク「ま、染めてる辺りは気にせんでくれ。深い意味は無い。」
ゲンキ「いいさ。・・・この際だ、・・・最強だとかどうとかは忘れよう。楽しもう。(所定位置につき」
ヒイラギ「(観戦目的…客席に。)」

これで最後の利用になるフリーバトル場に、2匹はいた。
最後のバトルを見届けようと、カフェから何人か集まってくる。

デューク「同感だ・・・。この森での最後のバトルは此処の神とオーナーに捧げさせてもらう。(所定の位置につく)」
ゲンキ「・・・でもな、俺にだって意地がある。負けないぜ?(ズビシィッ/デューク指差し)・・・森の神!オーナー!・・・しかと、見ててもらうぜ!そんで見せるぜ!(構え」
ヒイラギ「(にこにこ笑って見てる…。)」
狼我「(ダスクの後を追い、片手で何かを弄びつつ観客席へ)……見せてもらうぞ、くく……っ。」
デューク「こちらもそれは同じこと・・・。(スゥッと、構えを取り大きく息を吸う)」

観客にも戦う2匹の間にも、何ともいえない空気が流れる。
これから始まる、最後のバトルを彩る演出のように。

キル「俺達も見せてもらうぜっ!」
リヴ「楽しみやなぁー!」
ヒイラギ「始まり〜?(わくわく。)」

わくわくしている観客たちの視線の先にあるフィールドの空気が、一瞬にして変わった。

デューク「最初からある程度の力は解放させてもらう。周りの面々。少し忙しいぞ。(雰囲気がガラッと変わる。)」
狼我「(モノクルを弄り、小さな電子音を立て/デュークに注目し)……権利があり、価値もある。神と支配人に捧げるバトルとあらば、尚更だ。」
ゲンキ「・・・始めるぜ、最後の戦いをよぉっ!(デュークに向かって駆けていき」

デュークの雰囲気が一変した。
それに巻き込まれて辺りの空気までもが変わると共に、ゲンキがデュークに向かって駆けていく。
ライチュウにしては大柄なその身体も、デュークを前にしては小さいものの1つでしかなかった。

デューク「・・・天よ、聞け・・・地よ耳を傾けろ・・・・・・行くぞ。(ゲンキに向かって負けじと突撃、その一歩一歩が地震並の振動となって周囲を揺さぶる)」
狼我「始まったか、……問答無用のラストバトル、カフェパ屈指のまさに最終バトルだ!(感じる振動にテンションが上昇中、眺め」
ゲンキ「(地震の振動に揺られながら)ケッ、・・・上等だ!(途中で高々と跳躍し、その動作の中で鋼鉄化させた尾をデュークに向かって振り下ろす!(ゲンキのアイアンテール!)」
デューク「地震は・・・布石!(アイアンテールを白刃取りのように受け止め、捻って投げる!)」

互いを狙い突撃していく。
デュークの足音が地響きとなり、ゲンキも、観客ですらも巻き込んでいく。
振動を諸共せずに繰り出されたアイアンテールが、投げ飛ばされた。

キル「おおっ!?白刃取り!?アイアンテールを!w」
リヴ「すっごーw」
ヒイラギ「(ちょっと席を立ち……戻ってくるとジュースとポップコーンを持っている;;)」
狼我「(掌で無意識下に何かを弄びつ、バトルを眺め)……先ずは流石、か。」
チャクラ「(湖の方向から走ってきて観戦に加わる)」

観客が1名増えた模様。
先ほどのアイアンテール白羽取りに大興奮である。
・・・しかし、ここで興奮するようではまだまだだ。

ゲンキ「・・・何ぃっ!?;(投げられ、空中で姿勢立て直して)・・・いいぜ、これくらいでないとなぁ!(無意識のうちにチャージ+1、そのまま着地して破壊光線を放つ!」
デューク「チッ!まだ勝負はしないぜぇ?(腕では防御体制をとりつつ、先ほどとは桁違いの威力の地震を打ち出し、ゲンキの破壊光線をずらそうと試みる)」
ゲンキ「・・・Σ(跳躍、地震回避/破壊光線はずれることなく真っ直ぐデュークへ向かい)」
デューク「・・・っと、あてが外れたか。まぁいい・・・。そういうことなら突撃ぃー!(腕を交差させて破壊光線を耐えつつ、空中のゲンキ目掛けて思い切りタックル!)」

白熱する攻防。
始めから大技が飛び交うフィールドは、相変わらずデュークの足音で揺れていた。

狼我「(地震に痺れているようで、僅かに表情歪め/犬歯を剥き出した獰猛な笑みは浮かべたままに)……くくっ、互いに一歩も譲らん……な。」
チャクラ「・・スゲェな。(思わず手に汗握る)」

思わず見る側も手に汗握るほどの凄まじいものである。

ゲンキ「・・・うおい!?;(タックルは避けようとせず、ぶつかるすんでのところでかわらわりを繰り出す!)」
デューク「・・・まだ止まらんぞ!(クロスさせた腕で瓦割りも受け、そのまま落下しつつ地面目掛けて押し込もうとする!)」
朝陽「(狼我の隣に落ちてくる!(ぇ)」
狼我「(落ちてきた朝陽に気付かず、爛々と赤く輝く瞳はデューク&ゲンキに向けられたまま)……これ、だ。(小さく呟き」
ゲンキ「・・・常識じゃ通用しないか!(当然だ/そのままデュークと共に落下、地面にずどーん」
デューク「おまけぇ!(落下と同時に、足を踏み込んで地震を繰り出す!)」

観客がまた1人増えた。
そして、ただでさえ地揺れで揺さぶられているフィールドにさらに強力な地震が打ち込まれた。

ゲンキ「・・・ぐ、っ!(地震直撃)・・・っざけんなああぁ!(デュークの足元から、勢いよく飛び出して首の辺り(どの辺だ)めがけアイアンテール!)」
デューク「がっ!?(喉元は避けるものの、筋の辺りにアイアンテール直撃)・・・ざけてねぇよ、ワシは大真面目だ!(被せるように、うち下ろし気味の瓦割り!)」
朝陽「(狼我見)・・・あれ、いおりん。(ぇ」
狼我「(しかし、朝陽の声は聞こえていないようだ)……くくっ……際限など、必要の無いもの。要は、何処まで……。(喉を鳴らして笑いつつ」

互いの直接攻撃が交差する。
バトルに集中しすぎて呼ぶ声も届かない人が1名ほどいるようだ。

ゲンキ「・・・おっと!(かわらわりを掠めるに留め、至近距離から破壊光線を繰り出す!/当に最初のチャージの効果は切れている)」
デューク「ぬっ;(後ろに跳びつつ身をよじって被害を最小限に)この距離からでも撃つのか;最初より威力が落ちているが。」
ゲンキ「あ?・・・あー、もしかしたらチャージってたかもな。いるか?(いらね/こちらも距離をとりつつ、チャージ+1)」
デューク「まぁ、必要なら使えばいいさ・・・。(ゆっくりと構えなおす)」
ヒイラギ「……や〜…やっぱ迫力がちがうよね…(二個目のポップコーンとって食べ始め;;)」

近距離からでもガンガン放つのが破壊光線の仕様用途だ。・・・とゲンキなら言う。
しかし当人にそんな余裕はすでにない・・・いや、多分忘れていたか言うのがめんどくさかったかのどちらかだとは思うが。
ヒイラギが発した言葉に追い討ちをかけるように、段違いの迫力のバトルは続行した。

狼我「(ハッと我に返り、首をブンブン振って)……いかん、ついのめり込んだか;(姿勢を直し通常観戦モード」
朝陽「・・・いおりん。(ぶんなぐる(ぇ)」
狼我「(不意を突かれて殴られ)Σづっ……!?;(頭擦り、不服そうに朝陽を一瞥するに留め視線はすぐにバトルへ」
ゲンキ「(+2、+3と続けていく・・・/デュークの方は見てすらいない)」
デューク「それじゃ・・・。今度はこっちから!(ゲンキがいる一帯に岩雪崩!」
ゲンキ「(+4、+5・・・)・・・(ゲンキのいる一帯が見事で岩に埋まり/一箇所だけ不自然に盛り上がってますが)」

バトル場が岩で埋まる。
ゲンキが無事でいる保障はどこにも無い中、デュークはさらに追い討ちをかける。

デューク「・・・それじゃ、もう一発・・・。(追い討ちをかけるように渾身の地震!)」
キル「かなり溜めてるのか・・・?それ食らったらかなりいたいぞ・・・。さあデュークどうする?(ぁ」
デューク「・・・当たらなければどうと言う事は無い、と古の偉人さんは言ったそうだ。(ぁ)>キル」
キル「・・・やっぱすげーなデュークは;(ぁ」
ゲンキ「(ずどーんっ/地震で岩が崩れ・・・る前に、降って来たものの中では小さめな岩を持ち上げた状態のゲンキが飛び出してきて/地震はどうなったよ)・・・そりゃあぁっ!(岩をデュークに投げつける!」

問いに答える素晴らしき余裕である。
と言うか、これはPLに余裕があるかどうかの問題ではないkうわ何をするやm(ry

デューク「甘い。岩を扱うワシが岩よりヤワだと思ったか!(岩を拳でぶち砕く!→破片が散弾銃の如くゲンキに襲い掛かる!)」
ゲンキ「思ってねえよ!(破壊光線+5!/破片の大部分は破壊光線で吹き飛ばすも、防ぎきれずに直撃したものも多数)」
デューク「うおっ!?(両手ではまずいと判断したのか、即座に背中を向けて光線を受けきる。)・・・いってぇ〜・・・;今のは効いたな。(振り返りつつ)」
ヒイラギ「(チラッと横に置いてある観戦グッズ(…というか飲食物)を見て)o0(持って来すぎたかな;)」
ゲンキ「あいててっ;(破片振り払いつつ)まだまだ行くぜぇ!(デュークに接近し」

読んで字のごとく、砕け散った岩が弾丸のようにゲンキに襲い掛かった。
それをあっさり・・・ではないが、破壊光線で吹き飛ばす。そしてバトルは加熱する。
・・・観戦グッズの持ち込みすぎには、十分注意しましょう。

デューク「・・・来い!(振り返りざまに尻尾で薙ぎ払う)」
ゲンキ「・・・ぶっ!?;(なぎ払われ、・・・るも、尻尾にしがみつき(ぁ) 」
デューク「・・・って、アレ!跳ぶんじゃなかったの?(あてが外れたようだ!/そのまま地面目掛けてくっ付いてるゲンキを叩きつけようとする!)」
狼我「……流石と言うべき執念。(苦笑浮かべ、ゲンキ見て/視線には畏敬の念が含まれているようで」
デューク。0(予定では跳んで避けた所へ渾身の鋼割りを食らわせてやるつもりだったのだ!/オイ)

そんな時もある。
時に執念は強力な武器になりうるようだ。・・・とにかく、強力な得物になるようだ。
読みが外れてもその先の一手をバッチリ用意している辺りは流石だろう。

ゲンキ「・・・待て待て待て!危ねーよ!(しがみついている場所移動、叩きつけられる場所から外れて)あー、くっそ!(背面めがけアイアンテール+2!」
デューク「危ないのは承知の上!・・・ってか痛いっての!(素早くその場で回転してゲンキを振り落とそうとする!)」
ゲンキ「・・・わっ!(振り落とされ、着地の際に体勢を崩す」
ヒイラギ「♪……(←めっちゃ楽しそう;/ジュース二個目に突入;)」
狼我「(喉を鳴らして笑い、僅か一瞬表情歪めて)……っっ。(大きく息を吐き出し、バトルへ視線を戻し)……肉を切らせて骨を……絶たんとするか?」
デューク「チャンス!(そのまま回転の勢いも利用して、思い切り踏みつけ!」

巨大な足が、ゲンキに襲い掛かった。

ゲンキ「ぐあっ!?;(踏みつけを受け止めようとしたらしいが、そのまま潰され(ぁ)」
狼我「……如何だ……?(身を乗り出し気味で、踏みつけ地点を見据え」
朝陽「Σうおっ!(ぁ」
ヒイラギo0(おおっ・・・)(眼が輝いてる…)
デューク「このまま・・・一気に!(踏みつけたまま、さらにその足で地震をぶっ放す!)」

デューク曰く、飛行タイプや浮遊にも余裕で地震を当てちゃう方法らしい。
ただでさえその巨躯が上にのしかかった状態のままで、効果は抜群の攻撃がゲンキを襲った。
・・・これで終わるのはゲンキではない。

ゲンキ「・・・ぐ、・・ふん、ぬぬっ・・・(恐らく体力は赤ゲージだと思われる/ゆっくりとゲンキを踏みつけた足が持ち上げられていくような・・・?)」
デューク「む!?まだ動く・・・のか?(さらに力を込めて押し込もうとする)」
ゲンキ「ふぐ、っ・・・(一瞬力負けするも)・・・うがああぁっ!(デュークの足を押し上げ、脱出を試みる!」
デューク「ちっ;(ゲンキに押し上げられた足で跳躍(=ゲンキに一気に一瞬だけ加圧)、素早く後ろに。)・・・流石・・・と言うべきか・・・。」
狼我「……流石、か。(全身の文様も強く輝き、表情はどこか恍惚として/バトル以外、周りは全く見えていないようだ」

忘れてはならない。
ここは、「許される世界」であるということを。
3mを越す巨大なサイドンを持ち上げるライチュウがいてもおかしくはない。・・・多分。

ゲンキ「(軽く息も絶え絶えになりつつ、デュークに向き直り)・・・負けて、たまるか・・・っ・・・(未だ言うか/チャージ+1、+2、(以略)・・・)」
デューク「・・・ならば、その時間。こちらも自らを高める為に使わせてもらう!(拳にエネルギーが集中していくようだ!)」
朝陽「ヒュー。来るぞ来るぞ・・・。」
狼我「次が、互いの最後……最高の一撃、か?(自らも気付いてはいないが呼吸荒く、モノクルを何やら弄って」
ゲンキ「(+5、+6・・・)・・・俺は、負けない。・・・絶対に・・・っ!(ぜえぜえ言いつつ」
デューク「テトラクテュス・グラマトン・・・!(光の渦のようなエネルギーが、一気に拳に吸い込まれていく。)・・・こちらもそのつもりだ。(息を整えつつ)」

ゲンキにも、デュークにも、力が集まっていくのが目に取れた。
次が最後だ。互いに、最後の攻撃となるであろう。
世界の別れに捧げるにふさわしい、ぶつかりあいになるであろう、と。

ヒイラギo0(まあいっか…倒れちゃったらその時はそのときだし(酷;/最後の一撃っぽいのにちょっと身構え;)
朝陽「もう、拍手をおくるよ。どっちがかっても。」
狼我「結末で決着で結論、さあ……勝つのは、どちらだ?ぎゃははっ!(心底楽しそうに笑い声を上げ、次の瞬間には全く声を出さず静観体勢に」
ゲンキ「(+8、+9、+10!)・・・この、一撃を捧げよう・・・お前に。そして、見ているもの全てへ・・・!(大きく息を吸い込み」
デューク「・・・了解。こっちのも受け取ってくれな。(真っ直ぐ、ゲンキを見据えつつ真っ直ぐ体を向ける)」

全てへ。
全てをかけて。

ゲンキ「ライッ・・・これで、終わりだあぁっ!(ゲンキの破壊光線+10!/いつもとは比べ物にならない威力の破壊光線が放たれる!)」
デューク「・・・防御は捨ててやる!でぇぇやぁぁぁ!(拳を引き込みつつ、一気に突撃、破壊光線に頭から突っ込む!)」
朝陽「Σ(ぁ」
チャクラ「(どきどき)」
狼我「………さあ、如何なる……っ?(口端を歪めたままにデュークと破壊光線との激突部を注視し」
ヒイラギ「(じっ、と結末を見守り。)」
リヴ「どっちもがんばれぇーっ!!」
キル「・・・(くちびるかみしめ)どっちが勝つんだ・・・!?」

光線と巨躯がぶつかりあった。

ゲンキ「(デュークは破壊光線を貫いた!(どんなだ/ダメージ判定他はそちらにお任せー)・・・来いよ!さあ来いよ!お前のも、受け取ってやるからよ!(叫びッ」
デューク「ぅぅぅっ・・・があぁぁぁぁ!(ドリルを回転させて、若干光線を切り裂きながら、ゲンキにまで突っ込み、)受けとれぇーっ!(ゲンキ目掛けて体ごと突っ込み、渾身の星割り!)」

巨躯は光線を貫き、出元へと到達し、・・・そして・・・

朝陽「いっけぇ!(ぇ」
ヒイラギ「きゃぁ〜〜w♪(ぇ;」
キル&リヴ「いったぁぁぁぁーっ!!(何」
ゲンキ「(星割り直撃、勢いよく吹っ飛んで地面に叩きつけられる)」
デューク「(そのまま勢いに任せてヘッドスライディング気味に倒れ)・・・いってぇ・・・;」

歓声が上がった。
出元はその強烈な一撃に軽々と吹き飛ばされ。
巨躯はその勢いのまま、地面に倒れ伏した。

狼我「……、……。(吹っ飛んで行くゲンキを見、デュークを見」
キル「終わった!?」
リヴ「・・・頑張ったなぁ、二人共・・・。(ぇ」
ヒイラギ「〜〜ww(顔が紅潮している…。)」
朝陽「結果は?!(ゲンキ、デューク見)」
チャクラ「・・・。(真剣な目で戦いの行方を見守っている)」
ゲンキ「・・・ぐ、あっ・・・つっ・・・俺は、ゲンキ・・・ルーチェの、・・・パートナー、だ・・・(ゲンキは倒れた!」

搾り出すように声を張り上げたゲンキが、倒れた。

デューク「(そのまま、ゆっくり立ち上がろうとするが、中々上手くいかないようだ。)ハハッ・・・;意識があるのが不思議なくらいだな・・・って、あれ;可笑しいな。動かん・・・;」
シロ「……両方、限界を超えているね…;」
ヒイラギ「おお〜っww♪…この判定は?」
チャクラ「・・・デュークさんが立てばデュークさんの勝ち・・・だろうな。」
デューク「ま、そんなトコじゃないのかな;こっちも戦闘不能だし・・・;(何とか、腕を使って上半身を起こしつつ)」

デュークも、戦闘不能の状態のようだ。
かろうじて上半身は起こしたものの、それ以上は無理そうだ。

狼我「……、……、……終幕か。最高の、最終に相応しい最高最強の……バトルだった。(楽しげ、観客席から飛び降り……るも、ガクリと片膝付き不思議そうに)……?……デュークが立つか否か、が分かれ目……か。(膝付いたまま、見守るように」
チャクラ「お疲れ! スゲェ試合だったぜ!」
リヴ(観客席から飛び降りて、ちょこん、と座る。そして、「ぱちぱち」と拍手する。)
デューク「え、立つの?また酷な注文を・・・;(苦笑しつつ、歯を食いしばって力を込める)」
狼我「……最後くらいは、しっかりと終わりを見せろ……、……其れが、資格だ。(意味不明なことを呟きつつ、デューク眺め/片膝付いた体勢のまま動かず」

終わりを見せろ。
狼我の、カシラの命令が、デュークに突き刺さる。
そして、ヒートアップしたバトルは、終幕へと向かう。

デューク「・・・訳がわからんが、カシラの命令なら仕方ないな;(苦笑)・・・がぁぁぁ!(歯を食いしばって一気に立ち上がる!)」
朝陽「(歓声と拍手)うわー!」
ヒイラギ「……♪(まだ拍手&超笑顔;)」
リヴ「二人とも、お疲れ様。(ぱちぱちぱちぱち」
キル「(拍手)お疲れさんっ!」
狼我「(此方も無理矢理に立ち上がり、デュークへ歩み寄っていき)……、其れでこそ、僕の部下だ。そして、両者とも、素晴らしいバトルを有難う。(軽く手を打ち鳴らして」

立ち上がった。
その瞬間勝ち負けが確定したバトルに、そしてここまで戦い抜いた2匹に、拍手が送られた。
許される世界の終わりに相応しいバトルとなったそれを、皆が祝福する。

ゲンキ「・・・てえよ、・・・勝ちてえよ、・・・俺、は・・・負けたのか、負けたのか・・・?(周囲の言葉など耳に入らず、空を見上げたままぶつぶつと」
シロ「…さて、大丈夫かな?(軽く一礼して、ゆっくりとフリバに入り、ゲンキの元へ)…大丈夫ですか?」
狼我「ああ、……お疲れ様だ、デューク。……後で僕の部屋へ来てくれ。(デュークの腰辺りを軽く叩き」
デューク「あ、了・・・解・・・・(腰を叩かれたと同時に、ぶっ倒れ。意識が途切れる)」

空を見上げたまま言葉を紡ぎ続けるゲンキに、カフェからやってきたシロが近寄る。
一方で、カシラとその部下・・・否、狼我とデュークは、・・・狼我がデュークにトドメを刺した。

狼我「……よく頑張った、な。(苦笑浮かべ、シロを見遣ろうと振り返……ったところで再びガクリと膝を付き、疑問符浮かべ)……?
チャクラ「オイオイ、大丈夫か?(走っていって最大積みの攻撃力でデュークさんを支えようとする)」
デューク「(戦闘不能状態)・・・(チャクラに支えられ/・・・あんまり大丈夫じゃないようだ!)」
ゲンキ「(ずい、と起き上がり/しばらくほっとけば動けるようにはなれるらしい)・・・デューク!次はぜってえてめえに一泡吹かせてやる!(シロ他周りは盛大にスルーして(ぁ」
デューク「・・・ん〜、今でもジューブン楽しませてもらったんだけど?(意識を引き戻しつつ)」

ほっとけば回復してしまう辺りどうだろうか。
・・・それはともかく、勝手に復活したゲンキが懲りずに言い放った。

狼我「……?……。(取り敢えず気にしないことにしたようで、片膝付いた体勢のままデューク&ゲンキ見て)……元気だな。(喉鳴らして苦笑し」
シロ「。0(ゲンキさんらしいや;)…ロレツは回ってるし、安定してるから…大丈夫だね?」
ゲンキ「次は勝つ!(論点そこか)お前が倒れた時に俺は立ってなきゃいけないんだよ!」
デューク「あ〜、成る程な・・・。では次はいつになるかわからんが、期待させてもらおう・・・。」
ゲンキ「今よりもずっと強くなって・・・お前を倒す。(きっぱり/立ち上がり、一歩歩き出そうと足を出したところで盛大に転倒(ぁ)」

カッコいいセリフが動作の所為で台無しである。
再戦の約束をとりあえず取り付けたのは良いが、先ずは身体のことを心配するべきだ。うん。

シロ「煤I大丈夫じゃない;;(ぁ/ゲンキに駆け寄り、白い光球を打ち込む(回復魔法です;(ぁ)」
デューク「・・・ワシもこの歳だからと言って成長がお前より遅いとは限らんぞ?」
狼我「次も、是非見届けさせて頂きたいものだな……。(グルル、と喉鳴らし」
ゲンキ「ま、次は楽しみだってことよ。」
デューク「よし、それじゃあ明日は別の世界で会おう。」
ゲンキ「(回復しつつ立ち上がり)・・・へへっ、楽しませてもらったぜ、デューク。・・・明日からリーダー、クーガーに譲るか。(待/堂々と胸張って歩き去り」

まるで勝者のごとく満足げに、ゲンキは二度と訪れることの無いであろうバトル場を後にした。
その胸に、熱い闘志と誓いを秘めて。


そして、世界は生まれ変わった。