2月11日 火山での戦い!ナオキVSポッター!  編集:ナオキ


ここはカフェ『パーティ』からやや離れた場所にある灼熱の火山。
ここに二匹のラティオスが飛んできた。

ムゲン一族の生き残りであるナオキと、マスタージェダイであるポッターだ。


ナオキ「(カフェの方から無言で飛んでくる)・・・。」

ナオキの方が先にやってきて、無言でポッターが来るのを待っていた。
どうやらこれから、彼らはバトルをするようだ。

ポッター「(飛んできてナオキの近くで静止し)さあ、久しぶりのバトルですね。」
ナオキ「・・・そうですね。(言いつつ、ポッターから少し離れた場所で待機しながら戦闘態勢に)」

ポッター「離れているうちにどれだけお互いに成長したか・・・・・楽しみですよ。」
ポッターが身構えつつ、言った。その後、火山の溶岩流の音に負けないような声で叫んだ。

ポッター「さあ・・・・・来い、ナオキ!

ナオキ「・・・分かりました!(此方も叫び、ポッターに竜の波動を放つ!)」

いよいよバトルが始まった。先手を取ったのはナオキだ。

ポッター「(一気に浮上し、ナオキに突進!)・・・・遠距離攻撃できたか。じゃあ僕は近距離攻撃でいこう!」

ポッターは竜の波動を回避しつつ、ナオキに向けてドラゴンクローを放った。
ナオキは主に遠距離からの攻撃、ポッターは主に近距離からの攻撃で攻めるようだ。

ナオキ「ぐっ!(ドラゴンクローを右腕で受け止めてダメージを減らし、至近距離から冷凍ビームを放つ!)」

ナオキは自らの腕で苦手なドラゴンタイプ技であるドラゴンクローを受け止め、
ドラゴンタイプのもう一つの弱点である氷タイプ技の冷凍ビームで攻撃した。
・・・そして、その冷凍ビームは見事に命中した。

ポッター「うっ・・・・!(僅かにうめき声をもらし、即座に飛び退いて再び構える)・・・・以前より大分強くなった。」
ナオキ「・・・ポッターさんも、ですね。(一旦離れる)」

お互いに一旦離れ、体勢を整えていた・・・ところに、近くの岩場から体がレモン色のラティアスと小さいラティ兄妹が現れた。
彼女らはナオキの妻、リラ。そして、その子供達であるシンスとカルミアだった。
どうやらナオキを応援しに来たようだ。・・・しかし、ナオキはバトルに集中しているせいか、全く気づいていなかった。

ポッター「今度は僕から・・・・!(電光石火の如くナオキに再び突進していく!)」
今度はポッターから攻撃に入ったようだ。
ポッター「・・・・行くぞ!!(ナオキの数メートル手前で一気に分身! ナオキを取り囲む!)」
ナオキ「・・・!。0(影分身!?)」

突然ポッターの姿が9つになり、ナオキを取り囲んだ。
ナオキは一瞬惑わされそうになるが、すぐに目を閉じた。

ポッター「僕の新しい技・・・・『エントラップメント・スラッシュ』だ!!(全ての分身が同時にナオキを切り裂こうとする!)」

彼の新技、エントラップメント・スラッシュ。自分自身と分身が同時に敵を切り裂く攻撃だ。元ネタは某オンラインゲームの槍使いらしい。(何

ナオキ「(目を閉じたまま)。0(まともに食らうとかなりの大ダメージ・・・それなら!)・・・『守る』!(守るを発動して守りの態勢になる!」

ほとんどの攻撃を回避する事ができる技、守る。これにより、ポッターの攻撃は全て回避されてしまった。

ポッター「(再び間合いを取る)・・・・・見事だね。」
ナオキ「(目を開け)・・・今度は、僕の番ですよ!(自分の目の前に赤みを帯びた障壁を展開する)」
ポッター「(障壁にも動じず)・・・・新種の光の壁かな?」
ナオキは自らの左翼に付いた謎の宝石の一つである、赤い石の力を使い、障壁を作り出した。
ポッターは光の壁か何かだと思っているらしく、全く動じていなかった。

ナオキ「・・・赤の石の力・・・『リフレクト・クラッシュ』!(障壁が突然砕け、その破片が全てポッターに襲いかかる!)」
ポッター「(まさか砕けるとは思いもせず、片手を襲い来る破片に向け、止めようとする。)・・・・・くっ!!」
予想外の攻撃に驚きつつ、ポッターはそれを防ごうとした・・・が、全ては防ぎきれず、少し直撃してしまったようだ。

そして、ナオキはそれを見て竜の波動で追撃した!
ポッター「・・・・ッ、速い・・・・ぐっ!!(避けようとするも翼に当たり、地面に叩き落される!)」
ナオキ「・・・どうしますか?ポッターさん。」

ナオキが冷凍ビームの構えをしつつ、言った。どう見てもナオキが有利のように見える。・・・だが
ポッター「。0(・・・こんなに強くなったなんて)・・・・そこで構えるのは甘い・・・・ね!(目にも留まらぬ速度で突進、ナオキを吹っ飛ばそうとする!)」
ナオキ「ぐはっ!!(かなり吹っ飛ばされて岩に激突するが、すぐに態勢を立て直す)っ・・・;」

ポッターはナオキのわずかな隙を狙って突進し、ナオキを吹っ飛ばした。そして・・・
ポッター「(そして間髪入れずに『エントラップメント・スラッシュ』!)本当の戦いはこういうものだ!」
ナオキ「!しまっt(『エントラップメント・スラッシュ』をまともに食らうが、それでも持ちこたえる・・・が、ふらついている)」

エントラップメント・スラッシュをまともに食らうが、それでも持ちこたえるナオキ。しかし、体力が限界に近いようだ。
ナオキ「(ふらつきながら)・・・まだ、終わりませんよ・・・;(一瞬空を見上げた後、すぐに視線をポッターに向け)・・・『流星群』!」

突然、上空から大量の隕石がポッターに向かって降り注いできた。ほとんどのドラゴンポケモンが覚えられる最強技、流星群だ。

ポッター「え・・・?(隕石をフォースで防ぐも、隕石衝突による衝撃で火口に吹き飛ばされる!)・・・・うわっ!!」
なんと、衝突による衝撃が強すぎて、ポッターが火口に向かって吹き飛ばされてしまった!

ナオキ「・・・!ポッターさん!」
ナオキは体力が限界に近いというのにも関わらず、ポッターに向かって高速で飛び・・・ポッターの手を掴んだ!
ポッター「・・・・ッ!! ナオキさん・・・・」
ナオキ「・・危なかった;もう少し遅れていたら大変な事になっていたな・・・;(呟きつつ、ポッターの手を掴みながらゆっくりと上がる)」
彼の言うとおり、もう少し遅れていたら、ポッターは火山の火口の中に落ちていた。
ラティオスは炎タイプではないため、もし落ちていたら大変な事になっていただろう。

ポッター「それにしても・・・・・(少し間を置き)・・・・最期の戦いそっくりだな。(ポツリと)」
ナオキ「・・・最後の戦い?・・・っぐ;(ふたたびふらつき、手を離す)」
ポッター「(自力で地面から浮上し)気にせずに。・・・・大丈夫ですか?」
ナオキ「・・・大丈夫です;」
ナオキがふらつきつつ言った。どうやらまだ戦闘は可能らしい・・・が。
ポッター「(首を横に振り)・・・・これ以上続けると体壊しますよ。」
ナオキ「・・・そう、ですね;(ふらつきながら)」

確かに、これ以上続けると体を壊すだろう。
ポッター「・・・・強くなりましたね、ナオキさん。楽しかったですよ。」
ナオキ「・・・僕も楽しかったですよ。」
最後は、お互いに微笑みながら握手をしていた。


ポッター「また、本気でバトルしましょう。・・・・さて(腕を折りたたみ)そろそろ僕は撤収します。・・・・・ギラ達がまだ帰ってこないので、森に、ですが。(苦笑い)」
ナオキ「お疲れ様。・・・ルドベキアも森に居たっけ;(何」
ちなみに、ルドベキアとはナオキの弟、CNの事である。
ポッター「・・・じゃあ、彼に案内してもらいます。今日はお疲れ様で。」
ポッターは何処かへ飛び去っていき、ナオキはその場に倒れこんだ。よっぽど疲れたようだ。

・・・そして、忘れられかけていた彼女らがようやく動き始めた。(何
ナオキ「(起き上がり)さてと、そろそろ帰ろうかn(リラ達に気づき、ガンと岩に頭をぶつけ(ぁ)Σみ、見てたの?;(ぁ」
リラ・シンス・カルミア「(全員でサムズアップ(握りこぶしの親指を立てた奴)をする(ぁ)」
ナオキ「・・・;」
夫は苦笑しながら自分達の家族を見ていた。そして、少し雑談をしていたが・・・少々省略させていただく。(何待

ナオキ「(ふと何かを思い出し)・・・そういえば、もう既に一年経ってるね。」
リラ「(シンスとカルミアを抱っこしつつ、遠い目で)………そういえば、そうなるのでしょうか?(ぁ」
ナオキ「・・・できれば、二日前の・・・2月10日。僕達が結婚した日に言いたかったけど・・・これからもよろしく、リラw(リラの頬にキスしようと(ぁ)」
リラ「(軽く微笑みつつ大人しくキスをされる(ぁ)あ、こ、子供が見ているんですよッ!?(軽く妄想混乱状態のようだ(待)」
・・・ちなみに、その子供達は既に眠っていますよ。リラさん。(何
ナオキ「・・・落ち着いて;今は寝てるから;騒がしくするとシンスとカルミアが起きちゃうって;(ぁ(微笑みながら)」
リラ「は、はひっ(ぁ(だんだん冷静になってきたようだ)」

・・・そして、ナオキは時間になり、子供達を妻に任せ、何処かへ飛び去っていった。

リラ「お疲れ様です ――――――さて、私もこの子達をキチンと寝かせなければいけませんね(腕を―――子供を抱えているので折りたたまないで、夜霧に向かって消えていった)」

リラ達も何処かへ飛び去っていき、火山は静かになった・・・。