10月10日 新たな作画監督は誰だ!? 〜作画崩壊事件〜  編集:サンライト


ここ2、3日ばかり台風が猛威をふるっていたが、今日は久しぶりの雨上がり。
まだ多少の水たまりは残っているものの、数日室内から出られなかったポケモンたちは体を動かしたい欲求に駆られバトルに走っていった。
そういうわけで森ではバトルで盛り上がっていたようだが、一方カフェではレノードが一人ゆったりティータイムを過ごしている。


レノード「……ゴーストに殴り合いは無理じゃないかなぁ。(チェルクの運んできたレモンティーのカップを持ち上げて」

…いや、レノード一人ではなかった。
レノードの他にもう…一人というか一匹というか一つというか…緑色の人魂がふわふわしている。

人魂「(ぐるぐると空中を回って)」
レノード「だが人魂に手は無い。(紅茶を啜り」
人魂「(ゆっくり回りながら、床に落ちて行って)」

エイ「だがオイラにはあるぜッ!(にょきーっとレノードの影から両手を上げて「ばんざーい」のポーズをとりながら登場した!)」

いきなりレノードの影から現れたゲンガーのエイ。
ばんざーいのポーズはお化けらしく脅かすつもりだったのか、それとも単に何かのお祝い事か。
不意を突いたはずだったのだが、レノードは驚くことなくエイを振り返ってじっと眺める。

レノード「(エイを見つめ) ……かっこいいねぇそのポーズ、P−1チャンピオンのベルトを付けるにふさわしい逸材だ。(…」
エイ「え、やっぱそう思うー?(にやーっと笑みを深めてレノードを見て)いやー、解る人だねお兄さん。ウナにはバカっぽいって言われたんだけど(…」

レノードの言葉にまんざらでもなさそうなエイ。何か違うだろ;



チェルク「いらっしゃいませ!」

また誰かお客さんがやってきた様子。
チェルク店長が頭を下げている相手は……段ボール箱?

ゴスロリ(「えつらんさゅう」と汚い字で書かれたダンボール箱がごとごとと入ってきた。どうやら「ち」と「さ」を間違えたようだ(…)

段ボールの隙間から水色の髪とふわふわした洋服がちらちら見えたり。
Σまるきゅーがいる!(…)
…と、誰かが言ったようなのはきっと気のせいとして。

ゴスロリ「(ごとごと、速度はかなり遅い。まるきゅーとか言われて一瞬止まったがまたごとごとと動き始め()」
エイ「……スニーキングミッションをしているまるきゅーとなると…。アレか。戦場カメラマン?(」

ごとごと動いていた謎の段ボール箱がぴたりと止まった。
今、前代未聞の作画崩壊事件の幕が開けようとしている。

ゴスロリ「(カメラマンになぜか反応した!)ゴスロリィー、(立ち上がってダンボール箱をぽいっ)フラッシュ!!(ゴスロリがぺかー、と青く光り出した!!(…」

段ボール箱から出てきたのはゴスロリファッションの女の子。
そしてなぜか光る。
光を浴びたエイは、次の瞬間……!


エイ「うおっまぶしっ!(▼エイの さくがが ほうかいした!)」


なんと、作画崩壊を起こしてしまった!(ぇ

ゴスロリ「Σうわ!ゲンガーすげえ!(作画崩壊したエイを見てびっくりしているが、まだ光り続けている(…」
エイ「ゲンガーだからな!!(状態:作画崩壊/▼エイの さくがは ほうかいしている!)」


☆作画崩壊とは☆
アニメなどにおいて作画が著しく崩れてしまった状態のこと。
絵がおかしい、絵が崩れた、と言われる状態。

また作画監督は意図的に普段とは異なるタイプの作画を使った時にも使われる言葉だが、
今回の場合明らかにアクシデントであってたぶん意図的ではない。


ゴスロリ「ねぇねぇ、その状態でなんかできることってある!?(ぺかぺかと点滅している(…」

ぺかぺか光りながら興味津津で作画崩壊したエイを見つめるゴスロリ少女。
エイはえっへんと胸を張って言った。

エイ「顔芸ができるぜ! サ行が怪しくなるけどな。具体的にはサ→シャになる(▼エイの さくがは(ry)」
ゴスロリ「顔芸ができるの!?すごーいw(ぺかぺか(」

ぺかぺかしながら拍手をして期待のまなざしを向けるゴスロリ。
ふふふ…とエイは作画崩壊した顔でニヤニヤしながら背筋を伸ばした。

エイ「オレの引いたカードはもちろん……ししゃしょしぇい!!(←この辺で顔芸)」

ゴスロリ「Σなっ、なんていったの!?;(青い光がゴスロリから消えた(…)」


エイ、渾身の顔芸。
もともと崩れている絵がさらに崩れて怪しい発音で何かを叫んだ。すでになんだかよくわからない。

ちょうどその時、新たなお客が来店。
リナと彼女のエンペルト、オーシャンだ。


リナ「こんにちh……(入ってきて、作画崩壊しているエイ見)………。 ……ホットコーヒーひとつ。(結局スルーしてチェルクさんに注文/ぁ」
オーシャン「………。(同じくノーリアクション)」

エイ「Σちょっと、無視しないで!?; オイラが可哀想な人に見えるじゃん!!;(リナとオーシャンへ訴えかけた!(;)」

リナ「…いえ、あの………どうコメントしてあげれば救われるかなーと一応考えたんですが残念ながらぱっと思いつかなかったので、しかたなく(」
オーシャン「……けっ。(オーシャンは そっぽをむいた!)」
エイ「救わなくていいから!; こう、何それあはははーみたいな笑いが起こればいいから!;(」
リナ「えー、すみません空気読めなくてー。(ひがんだ!/ぇ)」

リナは運ばれてきたコーヒーにミルクと砂糖少々を入れ、スプーンでかき混ぜながらひがみっぽく言った。
お盆を持ってきたチェルク店長も思わず苦笑い。

エイ「僻まないで!?; …………っていうか、コレ(▼作画崩壊)どうすれば戻るの!?;(」

そう、それが問題である。
作画崩壊状態が続けばいろいろ誤解されることは目に見えている。さすがにエイとしても元に戻りたいところであった。
だがどうやって?

誰もわからないと思われた解決策は、意外なところから現れた。


レノード「作画監督を変えるしか手は無い。(紅茶を啜った後、かちゃりと置いて(…」
人魂「(ぽちゃんと紅茶に飛び込み…)」


今まで傍観していたレノードが静かに言った。

リナ「別にひがんでないですよ。(ぺかぺかが眩しくて目を細めつつ、コーヒーを一口飲み)……誰ですか作画監督って。むしろ誰がなるんですか(ぁ」
オーシャン「(無愛想な顔で腕を組み、無言)………。」

疑問の声を投げかけるリナ。
だがエイはレノードの案が気に入ったらしい。
うん、と頷くと作画崩壊した顔でその場にいるみんなに募集をかけた。

エイ「……よし、じゃあとりあえず皆、オイラの絵を描いてみてくれ! 今日一日その作画で過ごすから!(…)(▼さくがほうかいは とまらない!)」

カフェパでそんなことを提案して無事で済むわけがない。


レノード「(かりかりかり…) ゲンガーの絵は初めてだ、上手く描ける保障は無いが……努力しよう。(」
ゴスロリ「ゲンガーの絵?うーん……。(かきかき、なにやら描き始めたぞ(…」
リナ「そんなこと言っちゃって大丈夫なんですか?;(とか心配そうに言いつつ、こっちも遠慮なく書き始め)」
オーシャン「………。(リナに紙を手渡されて、少し考えたのち、なんだかんだで書き始め)」

3人と一匹、それぞれ紙とペンを手にして各々描き始めた。
なんだかんだでみんなやる気。
エイはそれをわくわくしながら待っていた。
きっとみんなカッコいい自分を描いてくれるに違いない!
そんなことを本気で信じていたのかどうかは疑問だがエイの表情は期待満面だった。

エイ「…あ、ちなみにさっきのは「死者蘇生」ね☆(今更)>ゴスロリ」
ゴスロリ「ししゃそせいかー……(かりかり……)」


オーシャン「(ガリガリガリガリッ)……どうだ。(ばさっ、と書いた紙を見せてみる」

一番最初に描き上げたのはオーシャンだった。
おおっ!とエイは自分に突き付けられた絵に注目する。

絵:ギザギザした輪郭のみ。全体的に直線。色なし。目は線が斜めに引いてあるだけ。口がない。
  背中の方に無意味なギザギザの線がたくさん引いてありぐちゃぐちゃになっているが、背中のトゲっぽさを表現したかった結果だと思われる。
  濃い鉛筆を使いました。(何)

エイ「(オーシャンの絵を見て)Σそれ喋るなって遠回しに言ってるの!?; それに何も見えないじゃねーかタケシみたいになってるよオイラ!; あと、何でそんなにトゲ部分は上手いの!?; トゲ好きなの!?; フェチ!?;(…」


ゴスロリ「できた!(エイに絵を見せる!)」

言いたい放題のコメントにオーシャンの表情が曇る、というか明らかに怒っているような……
だがオーシャンが何か言い返す前に、ゴスロリ少女の作画も完成した。

絵:火の玉に手足が生えて目と口がついたような絵になっている……(←

エイ「(ゴスロリの絵を見て)Σ喋れるし見れるけど面影ねぇ!!; 新種のポケモンになってるじゃんオイラ!; 特性が「ふゆう」じゃなくて「ほのおのからだ」を手に入れそうな勢いだよオイラ!;」
ゴスロリ「えー、だってー。こんなのしか描けなかったもん(※背後が想像で描いた結果です(あれ」


レノード「僕も出来た、自信作だ。(ピラ、と絵をエイに見せて」

続けざまにレノードも自分の作画をエイに見せた。

絵:バイオハザードのリアルなゾンビが居る…

エイ「Σ出演作品が間違ってるー!!!; 何そのゾンビ!; 嫌にリアルだし!!; こんな格好でカフェ来たら、オイラ挨拶した瞬間にヘッドショットされちゃうよ!!;」
レノード「まあ汚い事にはなるけど、ゾンビは死なないんだ。燃えない限り。多分。(…」
エイ「死ぬよ!; そのゾンビは息絶えるよ!; 描くにしてもせめてタイラントとか追跡者とか、後ゲーム別になるけどマジシャン閣下とかにしてよ!;(両手をブンブン振って)>レノード」


あっちこっちどれもツッコミどころが多すぎていちいちリアクションが忙しいエイ。
3人分の作画を見ただけでもうゼィゼィいっているようだった。

リナ「…みんなすごい絵描きますね。」

感心というよりは呆れたように呟くリナ。
どれも強いインパクトを持った作画だったのでこの順番で彼女自身の絵を見せるのが若干躊躇したようだ。
だがエイの期待に押されて、少しためらった後リナも自分の作画を発表した。

リナ「私のまともすぎて地味じゃないかしら;(ばさっ、と紙をひっくり返してエイたちに見せる」

絵:簡単なスケッチをしたかのようなそれなりの絵……だが、どう見てもサクラビスの絵だ!(待

エイ「Σある意味今までで一番まともじゃないのが来た!!; もうそれ作画崩壊ってレベルじゃねーぞ!!; キャラ変わってるじゃん完全に!; ゲンガー。ゲンガーだからオイラ、作画崩壊してるけど!!;>リナ」
リナ「えー、かわいいじゃないですかサクラビス…。水タイプって素敵だと思いますよ、イメージチェンジしてみるいい機会じゃないですか。(服装を変えるノリでタイプチェンジを提言/…)」

……彼女も負けてはいなかった(ぁ



エイ「Σでもそれ以外はほぼ選択肢が無いんだよね現状!; 喋れないとオイラ死ぬし、ゾンビはヘッドショット確実だし、人魂は…………あ、人魂もOK?(」

レノード「却下された。(苦笑気味に肩を竦め」
人魂「(空のコップから出てくる。(…)」

4枚の絵をテーブルに並べて見比べるエイ。この間にも作画崩壊は止まらない。
一刻も早く新しい作画に変えたいところである。
エイはある意味で(?)究極の選択を迫られていた。

ゴスロリ「えー、でも他のならあたしのが一番マシじゃない?ほら。なんたってさいきょーのあたしが書いたんだからね!(と言いながらもう一度エイに火の玉に手足が(ryな絵を見せ(…」
エイ「…………確かに、その絵はある意味最強だな。悪い意味で(…>ゴスロリ」
リナ「…人魂じゃゴーストのままじゃないですか、やっぱりここは水タイプですよ!(…」
エイ「ゴーストじゃダメですかそうですか(……/色々諦めたらしい(;)」
ゴスロリ「なんで悪い意味なのさー!!(うがー、と両手をぶんぶんと上下させて(…>エイ」

自分の作画を一生懸命アピールするゴスロリと、作画云々よりも水タイプの良さを語るリナ。
その様子をしばらく黙って見ていたオーシャンだったが、とにかく片っぱしからいちゃもん…もといツッコミを入れていくのが気に障ったらしく、エイを殴り飛ばしたい衝動に駆られた。

オーシャン「(むかっ)…人様に描かせといて何言ってんだテメェ(右翼を鋼鉄化させ、鋼の翼で殴り飛ばす構え)」
リナ「(オーシャンの前に手を出して)やめなさい。」

トレーナーのリナが冷静にそれを制する。
エイはピンチに焦りながらも必死にオーシャンに説明した。

エイ「Σいやそうだけど!; 描いてくれたのは嬉しいけど!; でも喋れない&見れないってのは大きいと思うんだ!; せめて目と口を!;(あわあわあわ)>オーシャン」
オーシャン「(むーっ…/リナに制され、さっきの作画に向き直り目を太くガリガリ書き加え二重っぽく(ぇ)し、さらにムチュール型の口を書き加えて改めてエイに見せる)……これで問題ねぇ。完璧だ。(ぃゃ」
エイ「Σキモッ!?; もうそれワザとやってるだろオマエ!;(第一声)」

オーシャンに他意があったかどうかは定かではない。
もうわけがわからなくなってきたゴスロリは思わず言った。

ゴスロリ「だったらもうポケモン図鑑見れば良いじゃん!(待>エイ」
エイ「Σそれじゃあ作画にならねぇだろ!;」

その通りです(ぁ


エイ「…っていうか、何気に絵、上手いのな。今の作画がマシに思えるようなモノかと思ったぜ。……内容はともかく(>レノード」
レノード「隠れた才能さ。(…」
エイ「oO(Σ嫌な才能発覚しちゃったー!!;)>レノード」
レノード「良い仕事させて貰ったよ、さて僕はバイトの時間だからそろそろ帰る。(…」
リナ「うーん、じゃあこうしましょう!(さらさらさらーっと何か描く」

撤収時間が近づき席を立つレノード。
彼が財布を出してレジで支払いを済ませている間に、リナは4枚の作画を自分のテーブルの前に並べ、それらを見ながら新しい紙に別の何かを描き始めた。

レノード「今度また作画崩壊したら描いてあげよう。ドラゴンゾンビが良いかな次は。(…(言いつつレジで支払い、帰っていった…!」
人魂「(窓からすぽんとすり抜けてった!()」
ゴスロリ「うーん、あたしも帰ろっかなー……;(そう言って閲覧者と書かれた箱に飛び込むが数秒で出てきて)まちがえた!(扉から出て行った(」
エイ「…おう、御疲れ様ー;(」


リナ「(絵:原型は人魂、背中にギザギザぐちゃぐちゃな線、顔全体的にはバイオハザード、ただし目だけサクラビス。)……これで中立じゃないですか?(待」

4人分の作画案を合体させたらしい。…なんかもうすごいことに(
エイは一瞬それを見てあまりのシュールさに固まってしまったが、いやいや、と首を振って自分を納得させた。

エイ「………………もうそれでいい気がしてきた。何か純真な怨霊みたいになってるけど、元々怨霊だし(…>リナ」
リナ「みなさんの絵を見ながら写したのでレノードさんの絵ほどリアリティは足りないかもしれませんが、それなりに書けたと思いますよ。…でもやっぱり水タイプ感が足りないかしら…(言いつつ、背景に波乗りっぽい絵を書き加え」

水タイプ好きの彼女としては、どうしても水タイプ感を強調したいらしい。
また何かいろいろ描き加えようとしたリナをエイはあわてて止めた。

エイ「Σ何で波を加えるの!?;」
リナ「…ただの背景ですよ。気持ちだけでも水タイプのクールさをと思って…」
エイ「蛇足どころか、蛇に巨大な角生やしちゃったくらいの勢いでアウトじゃん!;」
リナ「わかりましたこれで終わりにしますってば;(言ってペンを置き)」

エイの必死さにリナも折れてペンを置いた。
こうしてついに! やっとのことで!
エイの新しい作画が完成したのであった――!!



チェルク「いらっしゃいませ!」
新前司「こーんばーんは!」

ちょうどいい(?)タイミングで司くんが来店。
彼が店に入って一番最初に目に飛び込んできたのは無論、作画崩壊してめちゃくちゃになったエイの姿で。

新前司「・・・えーと、あのぐちゃぐちゃしたモザイクみたいなのって何ー?(酷)(エイさんの事らしい)」

店に入ってきた第一声がそれ。
あまりの言われようにエイは強いショックを受ける。
……そういえば今まで司くんほどズバリな強い表現をした人はいなかった。

エイ「モザ……!; いいもん、変わるから!;(絵を掴み、ぱくりと食べる。……エイの体が眩く光輝いた!)」

エイが作画崩壊した腕で絵をひっつかみ、口に放り込んだ次の瞬間!
体が眩しく輝いたかと思うと……そこには新たな作画通り『原型は人魂、背中にギザギザぐちゃぐちゃな線、顔全体的にはバイオハザード、ただし目だけサクラビス。』な何かが佇んでいた。
もはやゲンガーとは呼べまい。

新しい体を手に入れたエイは、さあこれならいいだろう、とばかりに胸を張る。
司は変化後のエイをまじまじと見ると、先ほどの言葉を改めた。

新前司「・・・・・・・・・・・・『へんしん』しそこなったメタモンみたいなの。(酷)>エイさん」
エイ「Σ有体に言えばバケモノ扱い!?;」
新前司「えー、だってそーだもん。(・・・)」
エイ「何処が!?; いや聞くまでもないけどね!; 夜道で見たら泣き叫びそうな外見だけどね!;(…)」

リナ「直りましたね、作画崩壊。」
オーシャン「………直ったのか?(ぁ」

確かに作画崩壊はしていないが、それに近いというかそれ以上というかもうなんともいえないエイの姿を見て、リナは達成感をにじませながら頷いた。
4人でがんばって考えた作画の集大成であるのだから、きっと感慨も深かろう。
今この話を読んでいる読者の誰もが考えているであろう感想を率直に代弁したオーシャンのツッコミはスルーされた。

リナ「じゃああとはがんばってください。お疲れ様でした。(コーヒー代を支払って店を出る」

エイ「……オイラこの姿になると「ザ・ワールド」発動可能だったりするのか!?;(」
新前司「「ざ・わーるど」ってなにー?(ぁ)」

リナは時計を見ると、レジでコーヒー代を支払い、オーシャンを連れて店を出た。
新しい姿を手に入れたエイに、司の無邪気なまなざしが突き刺さる。
日はすでにとっぷりと暮れていた。


こうして前代未聞の作画崩壊はカフェパのゆかいな仲間たちの活躍によって無事解決することができたのでありました。
めでたしめでたし。








エイ「よし、とりあえず……。……コレはコレでヘッドショットされそうだなぁ…」