4月6日 ヤンバトル第四試合 レノードvsおかゆ  編集:ヒトカゲ@


レノード(チラチーノ)vsおかゆ(ストーム/ダグトリオ)
さて、第四試合は抽選の結果火山で行われることとなった。
ちなみにこの抽選で主催が森と火山しか出ねぇ!とか叫んでいたらしい(…

おかゆ「……さてと、準備は良いですか、ストーム?(と、手元のダグトリオに言って。)」 
ストーム「問題無い。(一言、そう返す)」
レノード「良いバトルを、と皆口を揃えて言いますが、あまり期待はしないでください?;(自信なさげ。ふう、と息をつきながら山を登ってきた。)」 
チラチーノ「……ターゲット、消す。(やる気満々らしい。」
おかゆ「そんなことないですよう、お互い頑張りましょう!(って、レノードににっこり笑いかけた。)」
ストーム「(警戒した面持ちでチラチーノを見ている。なんか、言動、危険だし。)」
レノード「励ましは嬉しいですよ。まあ、やってみましょう。(小刻みに頷いて返した。」
チラチーノ「(ぬっ。 ラインの前に立つ。)」

お互いの顔合わせも済んだところで……あれ、そういえば審判は?

ヨン・スー「おーまーたーせーしーたーわー!」
土煙を上げて山道をハイヒールでダッシュで駆け上がってくるのは、女性…? の声のだれかさん。
この試合の審判を務めるヨン・スーである。

ヨン・スー「それでは、両選手とも、ライン越しに向き合ってお並びください! 範囲は、ここ火口から、火山の中腹あたりまでよ! 下まで降りちゃだめよ!」
と、先日行われた試合と同じフィールドの範囲が説明された。

おかゆ「あ、はい。 ストーム、行きますよう!」
ラインに植木鉢を置いた。 程なくして植木鉢の隣の方からボコッとストームが出てくる。
……やっぱりダグトリオのそこは企業秘密なんですね!(…

ストーム「(頷いた。真っ直ぐチラチーノを見据える。)」
レノード「正直、連戦でなくて良かったですよ。さて……あぁ、何だかわくわくするなあ。(」
チラチーノ「……。(ストームが血しぶきをあげる様子を想像している。」

……危ない想像は止めましょう、お兄さんとの約束だよ!(…

ヨン・スー「勝負は初動から一時間、場合によって多少の延長もあるわ! あなたたちは次が控えていないから、ちょっと多めに目を瞑れるかもね? 先攻はチラチーノちゃんね! それじゃ、準備はいい?(旗を威勢よく振り上げるつもりか、肩をぐるぐる回す。) 」
おかゆ「ばっちりです!(バッグの中からゴーゴーゴーグルを出して、そう言う。)」
ストーム「構わない。(臨戦態勢。)」
レノード「勿論。(おかゆの様子を見て、汗かきながら頬かいた。」
チラチーノ「……。((グロ画像)を想像している。 彼女流の瞑想か何かだろう。」

おかゆの様子から何かを察した様子だが、それはそうとして危ない想像は(ry

ヨン・スー「よし! それじゃあ始めるわ、目指すは勝利よ、レッツ、ファイト! (旗を勢いよく、振り上げる!) 」
さて、ついに第四試合の開始が宣言された!

レノード「あぁ、後攻が良かったなあ。タネマシンガン、パターン・アルファ!」
チラチーノ「(両手に光の二丁拳銃が発生、ストームに【タネマシンガン】を撃つ!)」
おかゆ「避けましょ、それから、(ゴーグル、装着。目元まで持ってきて、)思いっきりやっちゃってくださいっ!」
ストーム「(初手がタネマシンガン、ということの予想はある程度できていた。素早い動作で頭を地面に引っ込める。ストームはまだ出てこないまま、ごう、と火山に風が、砂が、吹き荒れる。『すなあらし』!)」
ヨン・スー「あっらー、出方を窺っているとストームくんが文字通りサンドストーム! ストームくんの姿は潜っちゃってどこにも見えないー!」
ユン・スー「……さて、火山でも試合が始まったようですね。タネマシンガン、そしてすなあらしと来ましたが。」
KE「こちらも土台固めですね、特性はおそらく【すながくれ】でしょうか。 ただでさえ素早いダグトリオを捉えられるか、が勝負のカギとなりそうですね。 タネマシンガンという弱点技があると言う事とダグトリオがそこまで耐久に秀でた種族出ないので、当たってしまうと痛いかもしれません。」
ユン・スー「ありじごくではなさそうですね。KE様の仰る通りのダグトリオの能力ですので、一度崩すとそこからは早いかもしれません。」

レノード「あぁ、目に砂が入った……トレーナーに攻撃するなんて反則ですよ。(…(目ごしごし。」
チラチーノ「(火口の縁に立つ。一歩下がれば真っ逆さま、のところからストームが潜った穴を見下ろす。 砂が痛い。)」
おかゆ「対策してこなかったレノードさんが悪いです!(…)相手は火口近くに居ますよ、つじぎり!」
ストーム「(特性『すながくれ』を生かして、姿を見え辛くしつつ、チラチーノの右方向に頭を出す。ストームの周りの風が一層渦巻き、一つの大きな風の刃となって、チラチーノに向かう。『つじぎり』!)」
ヨン・スー「潜っている間地上が見えないダグトリオに代わり、トレーナーが相手の場所を叫ぶ! 簡単なことに思えるけど、トレーナーが誘導してくれるか自分で見つけ出すかをバトル中にとっさに決めるんだから凄く息が合ってるのね!」
トレーナーがいるからこその戦術もこういうバトルでは重要だよね!(…

レノード「来ますよ! ……きっとね。あぁほら来た!」
チラチーノ「……!(ズバァッ―― 来ますよ、の声で体に巻いたマフラーのような体毛(以下マフラー)で、若干にも衝撃を和らげる。 ころころ転がって起き上がり、二丁拳銃からスプレッド攻撃!【タネマシンガン】を、砂に目を細めながら、攻撃してきた方角へ発射!)」
おかゆ「じしん!」
ストーム「(指示とほぼ同時に、動作はしていた。言われなくても分かっている、起き上がったチラチーノの体勢を崩すべく、あわよくばタネマシンガンの軌道を逸らそうと、『じしん』を放つ!)」
ヨン・スー「チラチーノの反撃、それに対してダグトリオは、きゃあっ、地震、地震です! もちろんダグトリオの繰り出したのが地震です!」
レノード「(揺れながら、ふうむ、と。) 押され気味ですね……ロックブラスト、攻撃パターン・ベータ。」
チラチーノ「(逸れようが命中しようが地面が揺れてはたまらない。地面にしがみついていたが、手を離して大きく広げる。 光の巨大拳銃が発生、それにしがみ付く形でウィンク。ストームへと【ロックブラスト】を連発! 更に反動で宙に吹っ飛び、距離を取る! 砂が痛い。)」
おかゆ「我慢してください、今は押しましょう!」
ストーム「(タネマシンガンの一発は当たったが、紙防御とは言え、このくらいならまだ行ける。ロックブラストも受けるが、即座に、鋭利な岩片を、空いた距離を埋めるように、砂嵐の風に乗せて飛ばす! 『ストーンエッジ』!)」
ヨン・スー「今夜は激しい戦いになります、砂嵐時々ロックブラストにストーンエッジ、両者一歩も譲りません! しかし砂嵐は続いています、現状ダグトリオのストームくんが有利か! それとも、砂嵐などものともせずにチラチーノちゃんが押しきるか!」
レノード「銃弾を銃弾で落とすのは、確か得意技でしたねえ。攻撃パターン、デルタ!」
チラチーノ「(今度は自分がしがみついている物だけでなく、巨大拳銃が複数空中に展開。ダイス目の数だけ、ストーンエッジに【ロックブラスト】を一斉射撃!)」
ヨン・スー「おっと、これは強力な一撃、ダグトリオの攻撃をあっさり跳ね返しました! 更に砂嵐も止みました、このまま畳み掛けるのかしら!」
KE「火山は現状ペースを掴んでいるのがストーム側ですね、砂嵐も長くは続きませんが…止んだタイミングで上手く切り返せるかどうか注目です。」
ユン・スー「もう1ターンほどで砂嵐は止みますが……ストームは砂嵐を利用してストーンエッジを放ちました、チラチーノはどう出るでしょうか。」
KE「特性の【テクニシャン】によるものでしょうか。 連射系の技の低威力を十分に補ってますね。」
ユン・スー「連射系の技を頻りに使っていますから、恐らくテクニシャンでしょうね。メロメロボディとは考えづらいです。」
今日は昨日とはうって変わって攻撃が飛び交う激しい試合模様。
砂嵐のアドバンテージが大きいようにも見えるが……はてさてどうなるかな?

おかゆ「(複数の巨大拳銃を見て、)駄目です、潜って!」
ストーム「(ストーンエッジを相殺できる数だ。これが全部当たると、さすがに拙い。追撃は諦め、頭を地中に引っ込めた。同時に、すなあらしも止む。)」
レノード「砂が晴れた……出てきたら狙い撃ちですが、これは……、……攻撃パターン、オメガ。」 チラチーノ「(光の巨大拳銃が全て彼女の両手に集約。 銃身の長いスナイパーライフルと化し、地に伏せる。 おや、背中に……縫い目。)」
おかゆ「(手元の時計を確認する、もう一度すなあらしを展開している暇はない。チラチーノの持つ銃の形態が変化したのはきっちり観察するが、さすがに縫い目までは気づけない。)出ちゃ駄目ですよ、位置は――そこです!(火口からの位置は、トレーナーから分かる。)」
ストーム「(故に攻撃は、当てられる。チラチーノが伏せている一帯の地中から、鋭利な石柱が、複数突き出してくる! 拡散したことにより若干威力は下がっているものの、『ストーンエッジ』を放った!)」
ヨン・スー「さあ、残り10分を切ろうとしています、いよいよ決着がつきそうよ! 待ち伏せのチラチーノに対して、ダグトリオはトレーナーとポケモンの連係プレーを見せつけるわ!」
ユン・スー「火山はチラチーノが何か仕掛けようとしたところで、ストーム、ストーンエッジを放ちました!」
レノード「(ここだ……残り体力を考えたら、もうここで当てるしかないですよ。 内心そう思いながら、火山の暑さゆえか、汗をたらす。)」
チラチーノ「(鋭利な石柱に貫かれた! 光のスナイパーライフルと共に、彼女の体もまた、粒子状に消える――【身代わり】の消滅と時を同じくし、ストームが最初に潜った穴から飛び出した! その手に再生するスナイパーライフル、空中からの【タネマシンガン】でストームを狙撃する!)」
KE「あーっと【みがわり】でした、ここでチラチーノが攻勢に出ました、さあ弱点攻撃+【テクニシャン】の一撃ですがどうなるでしょうか。」
おかゆ「チラチーノが消えたのを見て、目を瞠る。続く攻撃に、叫んだのは。)ストーム、すなあらしッ!」
ストーム「(ぼこ、と地面から穴を出す。ストームを中心にして放たれる『すなあらし』、直撃は避けられないが、タネマシンガンの威力を弱めつつ――チラチーノを、吹っ飛ばそうと!)」
ヨン・スー「ああっと、トレーナーが捉えた相手は身代わりだったわ! 逆転の一撃、これで決着がつくかしら、それとも…!」
レノード > あぁ、まずい、まだ立って引き分けに持ち込めると良いですが……!」
チラチーノ「(マフラーを自らに巻き、砂嵐の暴風にさらされ吹っ飛ばされる! 山の表面に落ちた後もあおられ転がる転がる…)」
ユン・スー「意表を突いたみがわりでしたね、一体どこからがみがわりだったのでしょう!? 特性で威力が高められたタネマシンガンは侮れませんね!」
KE「そうですね、モニター越しでは【みがわり】を出したと考えられる場所は2箇所ですが、こればっかりは本人のみぞ知るところでしょう。」
ユン・スー「チラチーノのタネマシンガンに対してストームはすなあらしで巻き返しを狙いますが、いかんせん技の攻撃力は期待できません! どうなるか!?」
KE「さて、火山もいよいよ大詰めですが、どちらが勝つでしょうか。」
ユン・スー「チラチーノ、転がっていきます! ここから時間内に攻撃の間合いまでストームに接近できるか!?」

おかゆ「時間、過ぎてます、けど!(まだタイムアップとは言われていない。)岩、転がして!」
ストーム「(広範囲、低威力の『じしん』を放つ。それから直ぐに頭を引っ込めた、直後。ごろごろと、火山にある岩のいくつかが、坂を、チラチーノへと、転がり落ちてくる。岩の大きさはそこまで大きくはないようだが。)」
レノード「こういう時、アニメでは根性や気力、閃きでどうにかするものですが……殺し屋にあるのは、根性ではなくプロ意識だけですよ。(チラチーノにあてた言葉。手にはボールを握っている。」
チラチーノ「(ぶわっ、とマフラーが広がる。 地面に伏して、両手で握る一丁の光の拳銃。 岩のちょうど中心点に、自分に直撃するであろう岩に、撃ち込んだ――)」
おかゆ「(岩は破壊された。すなあらしと、すなあらしによる吹き飛ばしの攻撃だけとなる。手元の時計を確認し、)……いい加減、時間です?」
ストーム「(砂嵐が吹き荒れる中、攻撃の態勢は崩さないが、如何せん終了時間は超え過ぎている。)」
ヨン・スー「そこまで、判定を行なうわ!」
KE「さて、火山はここで判定となります。 非常に判定が難しそうな局面ではありますが……どうなるでしょうか。」
ユン・スー「火山、判定までもつれ込みましたね。両者、互角の戦いをしていましたが……審判の判定は、如何に。」


チラチーノ「(汗だく。ぜえ、はあ、) ……撃ちたい撃ちたい撃ちたい撃ちたい撃ちたい。」
レノード「せめて判定が終わるまで辛抱できませんか。(」
おかゆ「あー、トドメは刺せませんでしたねえ……。(苦笑い。すなあらしのダメージとか、蓄積してたら良いんですけど、なんて。)ストーム、大丈夫ですか?」
ストーム「……まだ行ける。(そう言って、判定の結果を待つ。)」

両者まだまだ戦闘続行可能なようだが、判定は!?

ヨン・スー「(うーん、チラチーノは追い込まれた様子だったけどダグトリオもそう軽くないダメージを受けていたわよね、でも決定打はこの中で…ぶつぶつ…。) …チラチーノの方が追い込まれたみたいね、この勝負、ストームの勝利! (旗を大きく振り上げると、ストームを示す!)」

おかゆ「判定を聞いて、ちょっと沈黙して、それから、)……勝てましたっ、とりあえず判定ですけど勝ちましたようストーム!(しゃがんで、ぎゅーってストームの頭を抱える。嬉しそうに。)」
ストーム「……勝ったか。(そう言うものの、あまり満足はしてなさそうな表情。だったんだけど、ぎゅーってされた。トレーナーは嬉しそうなんだけど、無言。)」
レノード「あぁ……誰だ、バトルは勝っても負けても楽しいなんて言った奴は。あれはとんだ嘘だった、そう思いませんか。」
チラチーノ「(しーん…… 砂が、積もる。()」
ヨン・スー「チラチーノの変幻自在な攻撃も素敵なものだったけど、トレーナーとポケモンの息の合ったコンビネーションを見せつけたおかゆ、ストームチームが私のハートの中で勝ったわ! おめでとう!」


おかゆ「ハートに響いたそうですけど。(不満です? と首を傾げた。レノードを見て、苦笑い。どう声を掛けるべきか。)」
ストーム「(トレーナーには答えずに、チラチーノを見遣り、)……次は、決着を付けよう。(言葉少なに、けれど強く、そう言った。すなあらしはそろそろ止んでても良い。)」
レノード「不満かって? もちろんですよ、この不満を糧にしてこそ、次は貴方に勝とうって気が起きるものです。(にこり。(…(ついで、気絶しているチラチーノに、) ……もう殺しても良いですよ。」
チラチーノ「(飛び起きて、その手の拳銃で【タネマシンガン】、元気の塊を撃ち貫く!(…)」


ちなみにこの元気の塊はサービス品だよ。(…
おかゆ「……次に戦う時は決着付けましょう、でも負けませんからね!」
ストーム「(殺意、は無さそうだったので、防御態勢は取らなかった。)」
レノード > どうかなあ、大抵二度目は負けるものですよ。(自信ありげに。 チラチーノを見やれば、) 自分じゃないですかねぇ、まあもともと薬嫌いの傾向もありましたが。(あぁ、元気になった、とかなんとか。」
チラチーノ「……今日は、殺せなかった。明日殺す。(レノードの傍まで行って、ストームを見やり、言った。(」
ストーム「……返り討ちにしてやろう。(に、と微かに笑った。)」

だから危ない(ry

そんなこんなで第四試合は、おかゆ(ストーム)の勝利で幕を閉じた。