4月7日 ヤンバトル第六試合 メリーvsKE  編集:ヒトカゲ@


〜第六試合(準決勝第一試合)〜
メリー(ハッちゃん/ゾロアーク)vsKE(ジャイブ/ミミロップ)
第六試合は抽選の結果火山で行うこととなった。
……湖? 何のことかな(

メリー「(広場から歩いてくる。口元には薄い笑みだが、目線は鋭い)」
KE「…………正直、僕には良い環境なんですけどねーほら、あそこ(ただし結構遠い場所を指す)にヒトカゲいますし。(…」
ジャイブ「どこだーっ。(…」
ヨン・スー「さーて、今夜もまた火山よ! お二人のポケモンさん、両者ともラインの上で向き合ってね!」
メリー「んじゃま、行こうか。バーニス(MBから現れるのはファイヤー……の姿にイリュージョンした、ゾロアークのハッちゃんの姿。)」
KE「さーて、それじゃあ行きますよ。」
ジャイブ「おー。」
ヨン・スー「二人とも、準備はおっけー?」
KE「いつでもどうぞー。」
メリー「ん、こっちもおっけー。 じゃあ、行こうか。バーニス。」
バーニス「(ばさり、ばさりと火山の上空に滞空して、ジャイブを見下ろしている)」
ヨン・スー「ジャイブちゃんが先攻ね! それじゃあ始めるわ! 目指すは勝利、 (旗にぐっと力を籠め。) レッツ、ファイト! (勢いよく旗を振り上げる!) 」

さあ、いよいよ第六試合が始まった。

KE「さ、それじゃあ作戦通りに……ちょいっと相手の位置が悪いですが……まずは「変えて」しまいましょう!」
ジャイブ「いっ、くぞー!」
(スタート位置から駆けだすと、バーニスのやや前下方から跳躍し、勢いのままバーニスに触ろうとするよ!
「すりかえ」……ではない! 「なかまづくり」をしかけようとする。 ちなみに特性は「ぶきよう」だ!)
メリー「イリュージョンが解除されたか…!」
ハッちゃん「(バーニスの姿が消え、その足元に現れるゾロアーク)そんなものか、嗤わせるな!(こちらは挑発を仕掛ける!)」
ヨン・スー「バトル開始と同時にミミロップのジャイブちゃんが飛出し…これは、なかまづくり! トリッキーなわざをいとも容易く使いこなしてるわ、一方のファイヤー…いえ、ゾロアークのハッちゃんもイリュージョンを解いて本来の姿を現した、今夜は力ではなく知のぶつかり合いが見れそうね!」
ユン・スー「火山はタイプ的には相性の有利不利はありませんね。」
ヤン・スー「火山は双方、新技を早速投入してきたでやんすね。仲間作りと挑発。ハッちゃんは前回、影分身と特性のコンボで周囲を惑わせてたでやんす。対するジャイブは火炎玉を「すりかえ」て相性の不利な相手を見事な戦術で下したでやんす。 」
ユン・スー「ハッちゃんは特性が封じられてしまいましたが、挑発でジャイブの調子を崩そうとしていますね!」
ヤン・スー「これからのバトル展開が楽しみでやんすね。」
ユン・スー「火山は頭脳戦になりそうな様相ですね。」
攻撃すればとけるイリュージョンをわざわざ「ぶきよう」で上書きした思惑は
道具の封印だろうか、それともイリュージョンを枠組みとした戦術に対するメタなのか。
それは指示を出したKEのみぞ知る事だろう。

メリー「……そういやKEとアタシの対決でもあるのか、これ;(KEを見て)」
KE「ふむ? 別に構いませんけどねっ。 それじゃあ乗ってあげましょ」
ジャイブ「そんなものだー。(こんな発言してるけど、挑発に乗ったよ! トレーナーが乗ってあげようと言っている、なれば。 ハッちゃんへと向かって行き、足払い気味に「ローキック」を仕掛けようとするよ!」
メリー「スピードは互角なら、こーするよ。影分身!」
ハッちゃん「(ローキックを仕掛けようとするジャイブから露骨に距離を取りながら影分身を仕掛ける!)」
ヨン・スー「ジャイブちゃんはまるで格闘選手みたいにハッちゃんに挑むわ、それに対してハッちゃん、影分身! どれが本物か全然分からないわ! さすがゾロアークね!」
KE「……んんー? とりあえず跳びましょっか?」
ジャイブ「どー、かんがえても、絶望っ!(…/とりあえず「とびはねる」で思いっきり跳びあがったよ!)」
メリー「影分身。陽炎。」
ハッちゃん「(砂埃を上げ、また火山から立ち上る熱気と煙を利用しながら悪い視界の中で更に影分身を積む、ジャイブからは火山からの熱気で歪んだ視界の下。土煙に紛れて見える何体ものゾロアークの姿が見えるだろう!)」
KE「……関係ないでしょう。 だって跳んだ彼に選択肢は……。」
ジャイブ「ないっ!」 (自由落下に従って落ちるのみ、もちろん軌道修正が出来ない訳ではない。 しかし”しない”) 」
メリー「たださ。こんな絶好のチャンス、逃すわけが無いよねー?」
ハッちゃん「(真下へ移動し、あえてその衝撃を受ける! が、攻撃を受ける間際に、全力で爪を振るう。落下に伴う速度が、そのまま威力となってジャイブへと叩き返される。カウンター!!)」
ヨン・スー「これは時間のかかるバトルになりそうね、残り40分を切ったわ! さあ、影分身に紛れたゾロアークに、ミミロップちゃんはどんな攻撃を繰り出すつもりかしら! (と叫んでいたら。) ああっ、わざと当たりに来たわ、そして全力のカウンターを繰り出すみたい! ミミロップちゃん、ピンチかしら!」
ハツ「う、おらああああああああああッ!!(落下してくるジャイブの全身を切り裂き、叩き落とそうと、こちらも跳び上がりながら両手の爪を上へ振るった!)」
ユン・スー「火山はハッちゃんがカウンター、これが通ればタイプ的にかなりの痛手ですが……!」
ヤン・スー「カウンターは受けた物理攻撃のダメージを2倍にする、肉を切って骨を断つ技でやんす。直撃したら痛いでやんすね。」

KE「……耳、そのまま。 このチャンスを絶対に……逃すな!」
ジャイブ「ほいきたぁああ!」
(全身なんて切られたら一撃があり得る、切らせていい場所があるとしたら……そう、胴体よりも長い耳だ! 体を振るい、右耳で爪の一撃を受けると、溜めこんだバネのように勢いをつけてそのまま「ローキック」で足をからめ取ろうとするよ!)
メリー「「挑発」されてんだ。攻めるのは――」
ハツ「読めてんだよッ!!(ローキックを放つよりも早く、ハッちゃんの姿がまるで幻のように掻き消える。半月を描くようにして飛びあがり、ジャイブの後ろへと回り込むと手から着地する。ローキックの出始めに行った行動。即座にジャイブが行動すれば全く問題なく当てられるだろうが…)」
メリー「引き離せ! 攻撃力は、こっちが上だ!!」
ハツ「(手から着地した勢いのまま、脚でジャイブを蹴飛ばし、それと同時にこちらも大きく後方へと距離を取ってローキックの範囲外に逃げようとする!)」」
ヨン・スー「おーっと、これは幻影だったわ! 慎重にならないとゾロアークちゃんのペースに組み込まれちゃうわね! (私もね、てへぺろ☆) さあミミロップちゃんは対応できるかしら!」
ユン・スー「ジャイブ、耳を巧みに使って被害を減らしました! 放ったのはローキックのようですが、これはハッちゃんに通るのか!?」
ヤン・スー「火山は一気に激突してお互いに攻撃をし合ってる状況でやんすね。攻撃力はハッちゃんの方が上でやんすけど、ジャイブはローキックを持ってるでやんす。まだ解らないでやんす。」
KE「ジャイブ、多分チャンスは……ここだろっ!
ジャイブ「さー勝負っ!」
(左耳で身を起こし跳びあがる、そしてハッちゃんを掠めるように跳ぶと、なんとここで「すりかえ」である。  いや、すり替えと言うべきなのだろうか。 相手を不器用にしてしまったんだからお互いにアイテムを使えない、でも”不可抗力”は起こり得る、「あまいミツ」の瓶が逆さまにハッちゃん頭上から降り注ぐよ!(…)」

(ところが「すりかえ」は発生しない。すり替えようとしたはずの蜜は、ジャイブの手の中に残ったままである)

メリー「知ってた? メール類を持ってると「すり替え」ができなくなるって(からからと笑う)…てっきり火炎玉を摩り替えてくると思って対策してたんだけど、こんなトコで役立つとはねー。」
KE「あははーそっち方向に読まれてましたか。 じゃ、しょうがないですね?」
知ってたけどまさか実際にやられるとは思わなかったよ。(…
ジャイブ「(ハッちゃん後方に着地。)」
ハッちゃん「鬼さんこちら、手のなる方へ、ってな!(そのまま土煙を上げて影分身の中に紛れる!)」
ヨン・スー「あら、ここでトレーナーの知略が映えたわ、メリーちゃんのゾロアークちゃんはなんとメールを持ってたみたい、何が書いてあるのか気になるわね!」
まったくだ、恋文って事はないだろうから……なんだろ「ハズレ」とでも書いてあったのかな?(…

KE「しかし困りましたねーこのまま攻めないと判定不利ですし、攻めても不利ですし。」
ジャイブ「ぴこーん!」
KE「何かひらめいたならどうぞ。」
ジャイブ「とりあえず突っ込む!」
(ゾロアークの群れに突っ込んで行ったよ。 「あまいミツ」の瓶持った右手ぶんぶん振りながら。(…)
……本当に何かひらめいたのか、このウサギは(…

メリー「落ち着いて行くよ。焦るな。影分身!」
ハッちゃん「(四方八方にタン、タン、と距離を取りつつ増える幻影。ジャイブなら手近な一〜二匹を狙えば攻撃できそうだが、果たしてどれが本体かは解らない)」
KE「……多分、そこのだと思います、ローキックを。」
ジャイブ「所謂、我武者羅だっていいじゃない! みみろっぷだものっ。」
(本物の位置なんて構わない、己の直感とトレーナーの直感を信じて選んだ2匹。 その二匹を巻き込むように耳をくるり回しての「ローキック」。)
ヨン・スー「火山は決着がつくかしら、攻めないともう時間が来ちゃうわよ! ミミロップちゃん、行ったわ!」

……がっ、ダメッ……! 不運にも狙ったのは影分身だった。

ジャイブ「あっれー;(すかって転んだ、ぱたり。)」

ヨン・スー「そこまで! 判定を行うわ!」
ヤン・スー「そろそろお終いでやんすね。どちらも判定でやんすかね。」
ユン・スー「さて、どちらの試合も、とても良かったのですが……残念ながら、勝敗は審判の判定となります。」

〜審議中〜
この試合も判定に20分弱ほど時間がかかったようだ。

ヨン・スー「…この勝負、メリーちゃん・ハッちゃんチームの勝利よ! 知略を活かして流れをおのれのものにしたのは痺れるわ! ゾロアークに対して真っ向から知略と体術を駆使したKEちゃん・ジャイブちゃんチームも素晴らしかったわ!」
KE「ま、しょうがないですね。 ほら、いつまで死んだふりしてるんですか。(…」
ジャイブ「ばーれーたーかー。(…」
ハッちゃん「嘘つけ全然喰らってないだろオマエ…!;」
ジャイブ「えーえーミミロップ使い荒いトレーナーにつくと大変なんだぞー。(」


そんなこんなで第六試合も幕を閉じた。
決勝にコマを進めたのはメリー(ハッちゃん)となった。