4月7日 ヤンバトル三位決定戦 KEvsヒイラギ  編集:ヒトカゲ@


〜三位決定戦〜
KE(ジャイブ/ミミロップ)vsヒイラギ(モモコ/モココ)
突如開催者のノリで開催が決定された三位決定戦。
どちらも決勝で当たるかも知れなかった相手だけに少なからず意識はしていただろうか。
あと、主催者の粋な計らいで湖に出番が来たよ! やったね湖!(…

ヒイラギ「(ゆっくり歩いてくるよ、珍しく!)やー、結局運に頼らない指定でしか現れなかった湖!(…)
モモコ「むぅ。(同じく、揺れ揺れ左右に体を揺らしながら歩いて。)」
スー・スー「さあ、到着っす! ほんと湖が出なかったっすねー…。」
KE「あ、きましたねー。 それじゃあやりましょっか。」
スー・スー「それじゃ、ここのラインに並んでくださいっす。」
KE「はーい、それじゃあ行きましょっか。」
ジャイブ「ぽーんっ。」
モモコ「むい、むい。」
スー・スー「先攻はモココっすね。 準備はいいっすか?」
KE「どうぞー。」
ジャイブ「ぞー。」
ヒイラギ「はーい。」
モモコ「まー。」
スー・スー「それじゃあ始めるっす、バトル、はじめ!」
ヒイラギ「それじゃあまあ、問題なくはじめるよ。積む事から始めましょうモモコちゃん。」
モモコ「・・・;。(尻尾の光が弱まって、代わりに綿毛がもふもふと増量を始める、「コットンガード」。)」
KE「それじゃあ、こちらも変える事から始めましょうか!」
ジャイブ「あいあいさっー。」
(地を蹴り走り出し、モモコとすれ違いざまにタッチしようとするよ! 「なかまづくり」で「ぶきよう」を押し付けようか。)
スー・スー「モココは早速守りを固めてきたっすねー、それに対して開幕は先程のバトルと同じように特性を押し付ける様子、ここからどう発展していくっすかね。」
モモコ「も、(「静電気」が「不器用」に。)」
ヒイラギ「接触麻痺と輝石が消えるなぁ…モモー! モモコ「(ジャイブがすれ違って行く先、背後で尻尾を縄跳びのように振って、足払いをかける。)」
輝石コットンガードとかナニソレ酷い(…

KE「あ、っとそのまま跳んじゃいましょ。」
ジャイブ「すってーんっ。」
(言いつつ、すっ転ぶ……が、しなやかな耳を杖代わりに素早く身を起こすと、転んだ勢いをそのままに「とびはねる」!)
スー・スー「モココの静電気が消えるのは痛いっすねー、おっと、身軽なミミロップっすね、転んだかと思えば即座に反撃、あの耳は伊達じゃないっす。」
ユン・スー「……さて、湖でもバトルが始まりました! まずはモモコ、いつも通り防御を固めてきました!」
ヤン・スー「モモコのコットンガードは破り辛いでやんすからねえ。物理型には静電気の特性も相まって鬼門でやんすが…。物理キラーならジャイブも同じでやんす。」

ヒイラギ「跳んだ!」
モモコ「まぁぁおう!(一声鳴いて四つ足で立つ。ジャイブの行く先を見上げると、ごろ、っと低い音がした。 尻尾の光がふっと消え、ジャイブが跳んだ更に先の…急激に曇った空から。「かみなり」!)」
KE「あーこれは不味い。」
ジャイブ「ふぎゃっー!(びしゃーん、雷に打たれて黒煙を吹いて自由落下に従って落ちてくる………必死に耳をぶんぶん振って軌道修正してモモコの真上にげしっと着地しようとするよ! たしか何気に麻痺判定あったような(…)」
ユン・スー「モモコ、今バトルで初ではないでしょうか、電気技のかみなりを放ちました! 見事に命中、ジャイブは麻痺したのかどうか……!?」
ヤン・スー「雷とは! 変えてきた技はそれだったのでやんすね!」
そういえばそうでした、編集してて改めて確認。(…

スー・スー「おー、かみなりっすか、対空攻撃には素晴らしい活躍っすね。 びりびりっすよ。」
モモコ「むぅあ!;」
ヒイラギ「うっわぁ運悪いなぁ!;モモコ、駄目押しできる?」
モモコ「(まあ、元々相手の足の速さには付いていけないころっころのモココ。折角毛玉の上に落ちてきたのだから、其処にもう一発、電気を引き寄せやすい体毛を避雷針代わりに、「かみなり」を落とそうとする……が、体が痺れて動けない!)」
KE「麻痺は……してませんね、今のうちにやるだけやりましょ。 ダメージは期待できませんが……ペースを掴む方面で。」
ジャイブ「あいさー。」
(隙ありとばかりに、体毛が薄そうなお腹の辺りに「ローキック」を仕掛けようとするよ!)
スー・スー「ああ、モココが麻痺しちゃったっすね、これは本当に痛い。 モココはどう出るっすかねー、っと、ミミロップのローキックっす。」
ユン・スー「湖はモモコが麻痺してしまったようです! とびはねるも麻痺効果はありますからね……これはなかなか不利なのではないでしょうか。」
ヤン・スー「静電気で麻痺させるのも狙い…だったでやんしょが。麻痺はそれなりに痛いでやんすね。けど、手数を重ねるジャイブと違ってモモコは重い一撃があるでやんす。防御も固めているでやんすから、一概に有利になったとは言い難いでやんす。」
ユン・スー「モモコと戦う上では、ばくれつパンチを忘れてはいけませんからね。もしかしたら今回、変えてきているかもしれませんが……ここでモモコ、再度の雷です!」
ヤン・スー「大技で攻めるでやんすね。物理技も怖いでやんすが、特殊の大技を搭載してきた点が吉と出るか凶と出るか…でやんす。」

モモコ「(ぶにっ!なんて感触がするとか言っちゃいけない!)ま、ぐぅ;(毛が無い代わりにゴム質の皮膚が、衝撃を受け止める。それでもやっぱりお腹は痛い、少し踏鞴を踏んで後退り…)」
ヒイラギ「モモコ、低いとこ低いとこ!」
モモコ「(低い位置で繰り出された攻撃に対して、「アイアンテール」を再び放つ。後退った所から片手を地面に付き、尻尾の先で地面を抉るように擦りながら振りぬいて、地面からそれが離れた瞬間に跳ね上がるように。)」
KE「む、これはーいいや、跳びましょ。」
ジャイブ「あいさっ!(アイアンテールを左耳で受けると同時にアイアンテールの跳ね上げる勢いも利用して、地を蹴り再度「とびはねる」!)」
わーわー雷を見てるのに「とびはねる」とは、やっぱりミミロップ使いあらいぞーこのトレーナー。(…

スー・スー「あーっと、モココは半分毛がないっすからねー、さすがにもっふもふじゃないお腹は痛いっすか、さあ、反撃は…動けたっす! しかしそれすらも利用するミミロップ、どうなる!」
ヒイラギ「モモコ、当てに行こう当てに。(ちょいちょい一指し指を動かして。)」
モモコ「まぁおう。(ちりちり、綿毛の周辺が薄っすら光る。そうしておいて、ジャイブが飛びきったところではなく、今度は落ちて来るタイミングに合わせての、「かみなり」! ジャイブが自分に接触する軌道を、電気を引き寄せる綿毛と雷の発生点で挟むことで、駆け寄るまで出来ない所を補い当てにかかる。)」
KE「食らうのは、承知の上ですけど……2発目かー。 でも、こっちももうそろそろかしら。」   ジャイブ「跳んだ、自分に、選択肢は、ないっ!(ババーン! という効果音の代わりにビシャ−ン! と雷の直撃。 まだ行ける、自由落下に従い………おや、少し軌道がモモコからずれている、がそれも計算の内。 何も自由落下で勢いがつくのは蹴りだけではない。 長い耳も同じく勢いがつく。ならばこれも使おう。 モモコに直接蹴りを入れずに、近くに脚のバネを生かして着地すると耳で行う「ローキック」 ただし、流石に場所は選べなかったか、何処に当たるか、はたまた避けるかは任せる。()」
それもうキックじゃねーよぅ。 ミミロップの耳の扱い粗いぞーひどいぞー。(…
ユン・スー「雷を放ちますが、ジャイブはなかなか麻痺しませんね。モモコは麻痺で素早さが下がっている上に、ローキックの効果もあります。ジャイブを捉え辛くなってそうですが……。」

スー・スー「麻痺して動けないのを補う雷の有効活用っすねー、それに対して格闘戦を挑み続けるミミロップ、果たしてどちらが相手の体力を削りきれるっしょうか。」
ヒイラギ「できたら受けろっ。」
モモコ「(なんと、今の今まで出てこなかった2じゃないか!( …体の痺れは残るものの、ぱりぱりと落ちて来た雷の余波を体毛に吸わせながら…ローキックを敢えて、真正面で受け止める。少し抱え込むような姿勢でそれを受けて、ジャイブの耳を掴もうと!)」
KE「んー麻痺に加えてローキック2回、素早さが底つくのはそろそろ頃合いだと思いますがーせっかく間合い詰めてくれたんですし、まだ行きましょっか。」
ジャイブ「耳にっ触るなっ!(狙うは腹部、着地で身を低く落としたのを起こす勢いを蹴りに込めて、今度はしっかり脚で行う「ローキック」!)」
スー・スー「おー、モココが見事ミミロップを受け止めたっす、それに対抗するミミロップの蹴り、ウサギの後ろ足って強力っすよね!」
モモコ「(耳を掴めたら… 触るどころか。 相手が其処からの攻撃態勢に入るのを邪魔するのと体勢を大きく崩させる事を狙って、)ま゛ぁう!(それを思いっきり引き摺り下ろして引き倒そうと。 速度が落ちてもその場でできる、こと!)」
KE「あーこりゃまずい。」
ジャイブ「あうあうあー。」 (すってーん。と転んでしまい、ローキックが中断された。 所謂「怯み」だろう。)
おっと、この流れは……。

モモコ「(超至近距離、目前で捕らえた相手のど真ん中に向かって、振り下ろす…)も゛ぉうっ!!(「爆裂パンチ」!)」
KE「カウンター……あー違う、あーでもカウンター。 えーと(…」
ジャイブ「ただでは、殴られないっ!(とりあえず殴られるのは仕方ないとして、ただで殴られちゃ意味がない、寝起き「ローキック」をカウンター気味に繰り出した! でもローキックである…で、直後ものっそい勢いで吹っ飛んでいったよ!(…)」
モモコ「むあう…!(殴り飛ばしたのは上半身、衝撃を受けたのが下半身…… 両手をぺとりと地面に突いて、四つ足で支える事になった。)」
スー・スー「おっと、これは互いに重い一撃を貰ったっすね! さあ、両者、まだ戦えるっすか! (モモコさんとジャイブさんをそれぞれ確認、特にジャイブさん吹っ飛ばされたけどっ。) 」
ユン・スー「出ました、ばくれつパンチ! ジャイブはローキックをお返しに放つものの、もろに喰らってしまいましたが……!?」
ヤン・スー「森は……ついに強烈な一撃が入ったでやんす! ローキックも決まったでやんすが、コットンガードを固めている上にミミロップの攻撃はそう高くないでやんす。これは痛い!」

KE「……あーこりゃまずい。」
ジャイブ「ほひはみへふほー。(ぴよぴよ。)」
KE「んーこりゃだめだ。 審判、終了お願いします。」
モモコ「(四足状態でぶるぶると体を揺すって痛みを逃がし、)……もっ!(顔を上げなおす。)」 
ヒイラギ「おお、後半になって急にツイてるぞモモコ!;」
スー・スー「分かったっす、ジャイブ、戦闘不能! この勝負、モモコの勝ち!」
不思議とあっさり決まってしまった。 やっぱり殴り合いだと早いのかな。(…



KE「ふー僕もまだまだだなー。」
モモコ「むあう。(その場にぼてんと、お尻をついた。尻尾を揺らしながら薬待ち。)」
ヒイラギ「ありがとねー、…うん、もうちょっと色々考えないとなぁ、ボクも。」
スー・スー「いやぁ、運すらも味方につけた熱い戦いだったっすねー。」
KE「さ、カフェに戻って反省会しますよー。」
ジャイブ「ふぇーい。(…」


3位決定戦はヒイラギ(モモコ)の勝ちで終わった。
さて、これで残るは決勝のみ。 どんな戦いが待ってるのかな?