4月7日 ヤンバトル決勝戦 メリーvsおかゆ  編集:ヒトカゲ@


〜決勝戦〜
メリー(ハッちゃん/ゾロアーク)vsおかゆ(ストーム/ダグトリオ)
※もうイリュージョンについては判明してるので発言者はハッちゃんで固定しますが、ロール内ではバーニス表記をそのまま記載してる場合があります。
メリー(ハッちゃん)vsおかゆ(ストーム)
主催者判断で広場で行うこととされた決勝戦。
さて。どうなるかな?

ヨン・スー「さあ、ここで最後のバトルが行なわれるわ、決勝戦よ!」
おかゆ「これで最後ですよ、がんばってくださいね!」
メリー「バーニス!(声が火山方面から。飛び出してきたのはファイヤーの姿。遅れて、メリーが現れて)…うわー。最後はおかゆんか。」

おかゆ「……ゾロアーク、ゾロアークですよね、うん。(一人で納得した。)あ、メリーさん。……う、うわーってなんですか、こっちがうわーですよう!?」
メリー「おかゆんは慣れてないからなあ; んま、よろしくね?」
ヨン・スー「準備万端ね! それじゃあ、決勝を始めるわよ?」
おかゆ「メリーさんとは、あんまりバトルしたことないですよね……はい、宜しくお願いします。」
ヨン・スー「先攻は…ストームちゃんね! さあ、両者とも、準備はできた?」
メリー「よろしくないけどおっけー。」
おかゆ「大丈夫です!」
ヨン・スー「それじゃあ始めるわよ! 目指すは勝利よ! レッツ、ファイト!」
さあ、いよいよ決勝戦が始まったぞ! と、その時観客席へ怪しくない影が(…

サーリグ「(ちょうど合図が下った頃、観客席の隅に降り立った影があった。先ほどまで雲の上で満月の光を浴びていた漆黒の機械翼を静かに折り畳み、目の前で始まろうとしている戦いを、無表情で見下ろして)」
試合には影響はなさそうなので対戦者・審判も特に気にしないようで試合は始まった。

おかゆ「先ずは当てますよう、ストーンエッジ!」
ストーム「(トレーナーの指示と共に、一つずつの大きさは小さいが、その分量の多い、鋭利な岩片を周りに展開。『ストーンエッジ』をバーニスに撃つ! 広範囲に攻撃し、一つでも当てて、イリュージョンを解除する心算のようだ!)」
メリー「 ん、ストーンエッジか。ま、助かるっちゃ助かるけど! (バーニス狙いだよね? なら、バーニスは首を低くして…まるで「伏せ」たような態勢になる。ストーンエッジはバーニスの身体をすり抜けた)」
ハッちゃん「俺が空中を飛べるはずがないだろう? 少し考えれば解ることだ。(と、バーニスが笑う。挑発!)」
ヨン・スー「さー、早速始まった決勝戦、実況と審判は私ヨン・スーよん! ゾロアークちゃんのイルミネーション…じゃなかった、イミテーションでもない、イリュージョンを警戒してダグトリオちゃんが先制攻撃! でも残念ながら上手く当たらなかったみたいね、私も近くにいたら危険だわ!」
ユン・スー「今回はすなあらしではなく、ストーンエッジを最初に放ってきましたね! イリュージョンを解こうとしているのでしょうか!?」
ヤン・スー「早くも挑発で砂嵐を封じて来たでやんすね。ジャイブがなかま作りでイリュージョン・静電気・砂隠れの対策をしてきたのと同様に、今回のメンバーの中でも厄介なすり替え・砂嵐・コットンガードの対策なんでやんすかね?」
ユン・スー「今回のバトルはトリッキーな戦法が多く見受けられましたからね。対策は必須と言えましたが、挑発はなかなか使い勝手の良い技です。今述べた3つの技を封じることができます。」


おかゆ「じしん!」
ストーム「(挑発1/3ターン目。――乗ってやろうじゃないか。言葉を返すようなことはしないけれど、その分、技を返す。『じしん』!)」
メリー「攻撃技だけってんなら使い易いね! 」
ハッちゃん「(不意打ちを仕掛ける。地震を放つよりも早くストームへと跳びかかり、頭上からの強烈な蹴りをお見舞いしようとする! 震源地へ移動して被害を避けるつもりのようだ! ただ、傍目にはバーニスが素早くストームの上空へ移動し、見えない何かを爪で引っ掻きながら急上昇したように見える)」
ヨン・スー「さあ、まずはイリュージョンをどうにかしないと、難しいわね! ダグトリオちゃんの地震よー! さあ、バーニスちゃんはどうでる!」
メリー「砂嵐に地震。それに広範囲のストーンエッジ。「隠れても風の音で居場所がわかる」ような精度じゃ影分身もイリュージョンも大した対策にはならない(にや、と笑って)」
おかゆ「(ふいうち、に眉を寄せた。バーニスの姿をじっと見て、)厄介ですよう、とにかく拡散してください!」
ストーム「(挑発2/3ターン目。踏んづけられ、地震は不発。が、攻撃の手は緩めずに。バーニスを追うように、もう一度『ストーンエッジ』を、先程と同じように広範囲に、バーニスの身体全体に当たるように放つ!)」
メリー「(上空の大部分をストーンエッジが貫くが、すべて掠める。バーニスのいる場所にハッちゃんはいない! 先程、本体がストームを踏み付けた時に、バーニスはその更に上で見えない何かをひっかくような動作をしていた。 つまり、地上にいるハッちゃんの位置よりも、バーニスは「上空」に存在している。その間、更に不意打ちでストームへ接近。ばしゅりとストーンエッジの下を潜り抜けるようにして、すれ違い際に爪で切り裂こうとする!)」
ユン・スー「広場ではイリュージョンに苦戦していますね。メリーはゾロアークの特性を生かした、見事な試合運びとなっています。」
サーリグ「……斯くも人は視覚に惑わされるものか。それ故の戦略、種族が勝ち得た力ではあるのだろうが……。」
イリュージョンはこれがあるから怖い、解いたところでもイリュージョンに絡めての戦術は有効。
さあ、おかゆサイドはイリュージョンをどう攻略するかな?

メリー「……(そろそろネタも割れる頃かな。この有利をどこまでやれるか…)」
ヨン・スー「イリュージョンが中々解けないわね、一発決めたら見抜けるようになるんだけど、さあ、上手く行くかしら、ストームちゃん! それともこのまま幻惑し続けるかしら、バーニスちゃん! 」
おかゆ「(ストーンエッジが空を切るのを見て。相手はゾロアーク、バーニスよりも上空にいる、のは考え辛い。それならば、)来ますよ、もう一回!」
ストーム「(挑発、ラストターン。トレーナーの声に、咄嗟に自分の周りに『ストーンエッジ』を展開した! ふいうちは勿論喰らうしストーンエッジの本来の攻撃力は見込めないが、展開した岩片の一つでも、ハッちゃんに引っ掛けさせようと。)」
ハッちゃん「!(そのストーンエッジが展開しきるよりも早く不意打ちをストームの身体に浴びせるが、展開した岩の一つが命中する。バーニスが消え、現れる本体)…クッ。聞いた通り、こっちのも碌でもないが、そっちのトレーナーも厄介極まりないな!(楽しそうに笑い、距離を取る。そこまで離れてはいないが)」
おかゆ「メリーさんの厄介さには負けますよ私!?(なんか割と心の底から言ってた。 挑発の効果も切れる。)ストーム、行きますよ!」
ストーム「(それならやることは一つしかない。『すなあらし』を発動した!)」
ヤン・スー「広場はイリュージョンが溶け、ついにストームの砂嵐が発生したでやんす!」
ユン・スー「しかしストームはふいうちを3発喰らっています! 防御力の低いダグトリオに取って、これはかなり痛いでしょう! ここから巻き返せるのか!?」」

ヨン・スー「トレーナーとポケモンのタッグを双方見せつけるわね、これはどうなるか、手に汗握る展開よ!」
メリー「さあ、こっからが正念場だよハッちゃん。影分身!」
ハッちゃん「(砂嵐の中に増えて行く分身達! ……が、現れたのは1匹を除けばその全てがおかゆの眼前! トレーナーの視界を塞いでいる!)」
メリー「ストームに効かないなから、こっちにやるまでだ!」
ヤン・スー「ストームも3発の不意打ちは痛いでやんすが、この砂嵐の中なら攻撃と同時にストームの姿も隠れるでやんすし、何よりこれまで猛威を振るってきた影分身の見分けも付きやすくなるでやんす。ここからの反撃は十二分にあると見て間違いないでやんす!」
ユン・スー「砂嵐ではどうしても動きづらくなりますからね。しかしおかゆ・ストーム側はトレーナーとの連携を防がれています! さあ、ここからどう出るか!」

おかゆ「(ちょっとこれは読めてなかった、けれども。)全部に当てれば問題ありませんっ、じしん!」
ストーム「(広場を大きく揺らす、『じしん』!)」
メリー「4発目! 頑張って!;」 
ハツ「チッ…!;(不意打ちを仕掛ける。地震よりは確かに早いが、砂嵐の中。今度は先程と同じように首尾よく効果範囲外に、というわけにはいかない。ストームへ向けて駆け出し、広範囲に命中するよう、やや足元を薙ぎ払うようにして爪の一撃を見舞う! 成功失敗に限らず、直後に地震を受ける。ストームの近くにいたから離れた場所よりはマシとはいえ、小さい被害とは呼べない。衝撃で軽く吹き飛ばされた後、態勢を立て直す)」
おかゆ「ふいうちには気を付けてくださいっ、それから潜る!(見えないながらも声を掛けつつ、かげぶんしん、ふいうち、ちょうはつと。技を確認する。)……後一枠。」
ストーム「(すなあらし3/5ターン目。さすがに3発も喰らっている、不意打ちは読めていた。『すながくれ』の効果か、ハツが放った不意打ちはストームには当たらず、砂を切る。地震を放った直後、穴に潜った。)」
ヨン・スー「あら、ハッちゃん得意の不意打ちはかわされてしまったようね、これが歴史の意味って奴かしら!」
メリー「引き続き、影分身!! (増える幻影は、今度は砂嵐の中に配置されている。ダン、とストームの掘った穴に土煙が上がる。中にはハッちゃんの姿! が、それがイリュージョンか? それとも本体かは解らない。ストームが穴を掘った直後に落ちてきたため、恐らく距離の差はそこまでは無いだろう)」
ヤン・スー「早速砂嵐が猛威を振るっているでやんすね。こうなったからにはストームから逃げ回るしかないでやんすが、ゾロアークの耐久だとそれも辛そうでやんす。」
おかゆ「もう一回、当てましょう!」
ストーム「(ハッちゃんが穴に入ると、穴の中が左右に分かれていることに気づくだろう。ハッちゃんが穴に入ったのからあまり間を置かず、フィールドの端っこの方にぼこっと穴が開いた。ダグトリオの速さは、それなりのものなわけで。それから、『じしん』! 但し震源地はそこではなく、フィールドの、ストームが見えるところの逆の端だ!)」
ヨン・スー「おっと、勝負は地中で続くのかしら、あら、それともゾロアークを化かしちゃうの? 目で見るものが何も信頼できないこの状況、互いに一歩も譲らない展開よ!」
とにもかくにも情報戦の模様となっている。 しかし制限時間がある以上仕掛けない訳にもいかない。

メリー「(あまりの早さに思わず)ワープかよ!!; いやまあ、ダグトリオなら有り得るか…!!;(誰もあの「下」を知らないくらいだし(……)
ハッちゃん「(穴からバッと飛び出てくる。このターンは行動しないようだ…? しかし、震源地から離れていたために被害なし。影分身効果で外れた、と認識しておく( )」
どうなってるんだろうね。ダグトリオの下。(…

おかゆ「ダグトリオって速いんですから!(…)(ハッちゃんが穴から出てきたのを見て、もうバレてるな、と内心。それなら、)移動、しながら! ストーンエッジ!」
ストーム「(震源地じゃなかった方のストームが、居た方向と逆向きの、フィールドの端に、動き出す。その動作と共に、砂嵐の風に乗った『ストーンエッジ』がハッちゃんたちを襲う! ストーンエッジをどこから放ったか、分からなくする狙い。放ち終わるとともに、砂嵐が晴れる。)」
メリー「挑発しつつ後退! 風に乗って来るよ! ――そこ!」
(どこから放ったか解らないのは確かだが、どこにいるか解らないのは同条件。おかゆの視界が塞がれ、現れた無数の影分身達はじっくり見れば判別がつくだろうが、ぱっと見て即座に解るほど、ゾロアークの「イリュージョン」は粗雑ではない。 加えて、風に乗って放たれるストーンエッジは、既にメリーは試合前日にしっかり見ているのである)
ゾロアークが姿を現してもイリュージョンは有効、この認識はあってたようだ。
ユン・スー「しかし砂嵐、止みました! 時間も経過していますし、お互いにここからが正念場となりそうです!」
ヤン・スー「湖はこっからハッちゃん巻き返しか、はたまた砂嵐でできたアドバンテージをストームが活かせるかでやんすね。」
ハッちゃん「どうしたどうした! 砂嵐をもってしてもそんなものか!? この俺に致命的な一撃、与えて見せたらどうだ!!(元々命中率の高い技ではない。岩の巨刃を避ける! が、いくつかの分身は貫かれて消えてしまった。砂嵐が晴れる、その間際。ハッちゃんの本体は僅かに姿を「ブレ」させて……一瞬の後、少しズレた方向に現れた、ように見えるだろう。見えているのなら)」
サーリグ「……。(夜空を見上げ、星々の動きから時間の経過を測ると、広場の外へと視線を移して)……こんな時に動き出したか。やむを得ん。(身を翻し、軽やかに地面を踏み切る。跳躍の後に男は広場から姿を消していた)」
ここで今回のヤンバトルで珍しかった現地観戦者が何処かへと去って行った。

おかゆ「(やっぱり邪魔だなあって影分身を見て。)」 
ストーム「(こちらはハッちゃんの姿を捉えていたが、挑発を受け、応じるように『じしん』を放つ。震源地はほぼストームがいるところ!)」
ハツ「(地震を放つと見て、再び不意打ちを仕掛ける! 攻撃よりは地震の回避がメインのようで、ストームの頭を踏みつけて地震を回避しようとする!)」
ストーム「(挑発2/3ターン目。踏みつけられた頭は、唐突に砂となって崩れる。『みがわり』。その直ぐ後ろ、本物のストームが地震を放った後、『ストーンエッジ』を周囲に展開していた。但し、放つようなことはしない。)」
メリー「よし来た、突っ込め! ハツ「(飛び上がったハッちゃんの群が、一斉にストーンエッジに自ら突っ込もうとする!!)」
ヨン・スー「ああ、みがわりを見破ったけどそのままハッちゃんが突っ込むわ! 最後の最後はゴリ押しかしら、それとも策略があるのかしら! どうする、ストームちゃん!」
おかゆ「(もう体力も無い、となると。指示を出したいんだけれど、影分身のせいで今一状況が掴めない。ぎゅ、と祈るように両手を組んだ。)」
ストーム「(ストーンエッジを自分の居た場所に残すようにして、穴の中に引っ込んだ!)」
メリー「(しゅん、しゅん、とストーンエッジに影分身が突っ込み消えて行く。突撃したのはすべてこのターン増やした「影分身」による偽物! カウンター狙いと見せかけた罠だった!)」
ヨン・スー「ああ、どうやら全て影分身だったみたい、となると、本物のハッちゃんは一体どこに行ったのかしら、まさか…?」
ストーム「(地面を掘り進み、それから、先程いた位置と少し離れた場所に、顔を出す。体力も少ない。これが最後の一撃だろう。――放つ、『じしん』!)」
メリー「…チャンスだ! カウンター、決めろ!」
(分身達が一斉に向かおうとするが……分身達も届かない。ストームの背後から迫っていた最後の一匹が、カウンターを今にも放とうとしている姿勢のまま消える。……直後、最後に消えた影と同じ姿勢のゾロアークが、ストームの間近に現れる。「カウンター」の一撃! 砂嵐の中、イリュージョン特性により自分の位置を「ズレ」た位置に表示させていた! 攻撃を受けた今、それは消えたのだが)

長いので要約すると、イリュージョンで位置情報を偽ってました。 って事だと思われる。()


ハツ「うらああああああああああああああッ!!(もし気づいてなかったのなら、多分不意打ち気味にハッちゃんがストームの近くに出現したように見える。気付いてたなら…まあ、移動か反撃かはされそうだよな(…)」
ストーム「(イリュージョンの効果があるであろうことは、ズレた瞬間を捉えていたため、予想はしていた、が。)ッつ、う……!(カウンターを喰らう。避けるにしても反撃するにしても、如何せん、体力が底を尽いていた。がくり、頭を垂れる。戦闘不能!)」
ヨン・スー「…そこまで! ストーム、戦闘不能! この勝負、ハッちゃんの勝利! 最後まで目を離せない、さいっこーの決勝戦だったわ!」
ヤン・スー「湖は、試合終了でやんす!! 強烈な一撃で一気に巻き返したでやんす!!」
ヤン・スー「どちらも体力はそろそろ限界が近いでやんす! はたして勝者は!」

メリー「っは…!; 勝った…っつーかここまで露骨に対策してコレか!; おかゆんとこ怖い!(」
おかゆ「……あー、駄目でしたか。(苦笑い。多分影分身ももう消えてるだろう、ストームの方へとことこ近づいて。)や、イリュージョンとかどう崩そうかこっち必死でしたよ? メリーさんに怖いって言われる筋合い無いですよう!?(……)」
ハッ「……終わった、か…;(ずるずると崩れ落ちるようにして座り込む。おかゆの周りにいた影分身を消して)」
メリー「トレーナー妨害に事前の情報収集。砂嵐対策仕掛けて辛うじてってどうなってんだ!(」
ああ、そういえばこのヤンバトル開催の少し前にこれとは関係なしにやりあってたようだよ。(…
おかゆ「そんなに対策練られてたんですか!?」



さて、長きにわたったヤンバトルもこれにて終幕。
優勝:メリー&ハッちゃん
準優勝:おかゆ&ストーム
3位:ヒイラギ&モモコ
以上の結果となった。