2016年7月9日 スタイリッシュしりとり〜光と闇の戦い〜  編集:ロイシェ

とある日、とある川で……。

フィアロウ 「そう言えば、川床を作って遊びたいと思った事もあったかなぁ。」
フィアロウ 「どうやって作るのかで頓挫しちゃって、屋形船に思考が変わったんだな。きっと。」
フィアロウ 「一縷が持っててよかった。これでやってみたかったことが出来るって事よ。」(橋の手摺に座って足をぶーらぶーら。)
フィアロウ 「それにしても海蛍かぁ。懐かしいな。初めてこの世界の人にあの場所に連れて行った日。」
フィアロウ 「…………懐かしいなぁ。」
フィアロウ 「 遠い所まで来たものだ。あれから五年か。」
フィアロウ 「また、三年経ったら遠い所まで来たもんだ。って言っちゃうのかねぇ。」
フィアロウ 「……ちょっと昔にトリップしてしまった。」
フィアロウ 「さて、と、屋形船の方はアイグルからの返事を待つとして、」(手帳を取り出し、)「別の面白い事でも考えてみようかな。」

と、そんな時…。

ロケット団 > 1「我等は!」 2「泣く子も黙る!」 3「ロケット団!!」(霧からなんか出てきた)
フィアロウ 「………。おー。」(ぱちぱちぱちぱち。頭が追いついていないようだ。)
フィアロウ 「ちゃんと575になっていてゴロが良い。」
ロケット団 > 1「フフフフフ、サカキ様亡き後(※死んでません)散り散りになった我等!」 2「ラジオ塔の一件の後、二度目の解散と相成ったが!」 3「我等の野望は尽きぬ! 二度目がダメなら三度目だ!」 1「三度目の正直?」 2「そうそう」
ロケット団 > 3「というわけで、我等復活のためにまずは資金稼ぎだ!」 1「おい、そこのお前! 褒めてくれてありがとう! 2「バカ、お礼言ってんじゃないよ! 私達はこわーいポケモンマフィアよ!」 3「ケガをしたくなかったら! お金を寄越せ!!」 1「ポケモンでも可!」 2「アイテムでもいいぞ!」 3「ちなみにカード払いはできないからな!」
フィアロウ 「……この強固な連携!只者ではないと見た……。」(すす、と手帳を懐に納めて、)「いっぱんぴーぽーから取らないでいただきたい!」(しゅばばっ、とハルバードをどこからともなく出して手にし)
ロケット団 > 1「あっ暴力反対!(ホールドアップ)」 2「一般人がなんかすごい武器持ってちゃダメでしょ!(ホールド(ry)」 3「そうだそうだ、危ないぞ!!(ホ(ry)」
フィアロウ 「あっ、すみません……。」(しゅーんとハルバードを納めて、)「何をしたら許して貰えますかね。しりとりで勝ったら許してもらえる?」
ロケット団 > 1「しりとり! 平和的でポケモンマフィアらしくない!」 2「それにログ長くなっちゃうでしょ!」 3「しりとりでログ使うのはよくない!」 1「おいメタ発言!!」
フィアロウ 「じゃあ、セリフしりとりにしたらどうだろうか。(人差し指を立てて)そっちはポケモンマフィアらしいセリフを言った後、こっちはしりとりでセリフを言い返す。という。」
ロケット団 > 1「いいだろう! 面白そうだな」 2「なんてことないわね。私達のコンビネーション、見せてあげる!」 3「る…る……るーるーるー」 12「3アウトォ!!(霧の中へ蹴っ飛ばされる) 3「るなんて思いつかねえよチクショー!!(ごろごろごろ)」」
フィアロウ 「ルールを決めた俺が少し気弱になってしまった……」(吹っ飛ばされた3を眺め)「だが負けない!「い」だ!」(ずびし!)
ロケット団 > 1「良い心がけだな。…だが、無意味だ!」 2「だって私達はロケット団の精鋭なのだもの! 負ける要素なんてこれっぽっちもないわ!」 1「良いぞ「わ」だ!」
フィアロウ 「判らないさ。最後まで。誰が勝って誰が負けるだなんて。この島の守り神がどちらに微笑むかなんてね。 よーし、「ね」だ!」
ロケット団 > 1「寝言は寝てから言うんだな! どちらが勝つかなんて、分かりきっているだろう!」 2「ううん、分かりきっているんじゃないわ。決まっているのよ! 私達の勝利が!」 1「「が」でどうだ!」 3「(それにしてもこいつら、ノリノリである)」
フィアロウ 「がはっ……!」(胸を抑え)「はっ!」(顔を上げ)「これは誘導尋問か!いや、気のせいだ!まだ向こうが勝ったと判ったわけでは……! 「は」だっ……!」

ガイア > (「はぁ?」とでも言いそうな顔でそんな光景を木の上で眺めている色違いホーホーが一匹)
しりとりをしつつ現れたのは1匹のホーホー。
ロケット団の追撃は止まらない。

ロケット団 > 1「はははは! どうした、ずいぶんと苦しそうだな!」 2「泣きそうな顔……たまらないわね」 1「さあ「ね」だ!」
フィアロウ 「願いをかなえることが出来ない。そんな事があってはならない。この金は皆と遊ぶために貯めた金だ。負けるわけにはいかねぇー! 「え」だーっ!」
ロケット団 > 1「ええかっこしいはよすんやな! ビビってるの丸わかりやで!」 3「(突然のエセ関西弁…)」 2「出口のない袋小路にいるのよ、あなたは。敗北を認める事ね!」 1「いいぞ! もう一度「ね」だ!!」

ガイア 「「ね」ハメ来たわね…」

フィアロウ 「ねぇちょっと待ってどうしていきなりそうなったの(動揺)……って、調子に乗ってきたって感じかい出口のない袋小路……面白くなってきたぜ……! 「ぜ」だっ!」
ロケット団 > 1「絶対的に、お前にはチカラが足りない…!」 2「いい加減諦めなさい! あなたに勝ち目はないわ!」 1「「わ」でどうだ!!」 3「(台詞が短い…。キツくなってきたなあ、ありゃ)」
フィアロウ 「割と勝ち目あるんじゃねぇかな……って思えてきたんだよな。へへへ。まだ諦めるわけにはいかねぇなぁ! 「あ」でどうだ!」
ロケット団 > 1「あ……あ……あ、あれだけの攻撃を受けても、なお笑っていられるだと…!?」 2「と、止まっちゃだめよ! 諦めちゃダメ! 私達はロケット団! …あっ」

アテナ 「・・・・。」(あれ、何してるんだろう。って顔して見てる。)

ロケット団 > (−−激しい閃光。轟音が響き渡り、竜の息吹の如き爆炎が夜空を紅蓮に染め上げる。彼女は禁忌を口にした――それは当然の代償。そして必然の結末だった)

Q.何をしているんですか?
A.しりとり。

ロケット団 > 1「2ィィィィィッ!!!!」 3「よせ、アイツはもう…!! わかっていたはずだ、お前だって…!!」 1「く、クソッ…畜生ッ…!!」 3「それが悪党ってものだろ。笑えよ、笑えよオマエら。ほら、次は「と」だぜ…!」 1「うう…クソッ! クソッ!! かかって来いやァ!!」
フィアロウ 「止まってしまったようだな。「ん」で終わっちまった。」(爆音にばさばさ、と服がはためく)「……さぁ、最後はお前だ。 「だ」だぜっ……!」

アテナ 「・・・・・。」(尻尾をゆらゆら、勝負の行方を見ている。かしかしっと毛繕い)

ロケット団 > 1「ただ、1人やられただけだ! 俺は悲しまねーぜっ!! 俺は悪党! 泣く子も黙るロケット団なんだからな!!」 3「「な」だ!」
フィアロウ 「泣く子も黙るロケット団。流石だ、敬意を表そう。だが、一つだけ見落としている事がある。……動揺しているんじゃあないのか? 「か」だ!」

アテナ (尻尾ぱったんぱったんしながら、漫才みたいになっている様子に・・とりあえず、携帯で動画でも撮っておこう)

ロケット団 > 1「か…勝手な事を言うな! …お、俺が、動揺しているワケが…!」 3「「が」だな。……俺BOTみたいになってる…」
フィアロウ 「が、しっかりと残っている訳だ。」(ちちち、と指を振って、)「……少し前、俺は「だ」が次の言葉だと言ったが、……お前は……「た」から始めている事を!ちゃんと!聞いているんだよぉ! 「お」だぁっ!」

アテナ 「・・・・。」(じ〜。録画中。)「兄さんが楽しそうで何よりです。」
フィアロウ (それにしてもこの男、ノリノリである。)

セイラ 「…え〜… こちら、お散歩で川までやってきたセイラです。えっと…来てみたら、何やら漫才をしてる複数人のひと達がいたので、面白そうだし録音と録画を回しておこうと思った次第です。 解説のてるるさん、どうぞおねがいいたします」(草むらのそばから、が〜っとこちらも録画用のカメラをフィアロウさん達一行の方に向けながら、何やら独り言を呟くパチリスが1匹。解説役?と共に実況風に話したりしていたりする その口調をどこで覚えたか、とかカメラはどこから持ってきたのか…とかは気にしたらダメだよ!)

ロケット団 > 1「お、俺が…そんな初歩的なミスを…!? 馬鹿な…! そんなコトを、俺が…するわけがない! 俺はポケモンマフィア ロケット団だ! 俺達のことを、誰もが恐れるはずだ! なあ、そうだろう…!?」 3「ノリノリだな。「う」だ」
フィアロウ 「うわ言のように聞こえるぜ。ロケット団!さぁ……証拠は掴んでいるんだ!負けを認めるんだな! 「な」だっ……!」

アテナ 「・・・・。」(あ、もう1人観客が増えたようだ。)「ロケット団ってポケモンマフィアって肩書きついてたんだ。」
セイラ 「しかし、てるるさん ロケット団と名乗る集団もフィアロウさんもかなりノリノリですね。 この状況…僕らはどうすればいいのでしょうか?」(ノリノリにしりとりらしき会話を続けているフィアロウさん達の方にカメラをじぃ〜っと向けたまま、セイラはおそらく隣にいないようでいるであろう相手に対し問いかけて。本格的に何やればいいかわからなくなってきた彼に対し、その相手は"見てればいいと思うよ"と答えたそうな)

ロケット団 > 1「な、なんてことだ……。この俺が…負けた…そんな、馬鹿な…!(がくっと膝をついて)」 3「「な」だぞ。なんか負けてるっぽいが続くぞ」
フィアロウ 「何、負けたことで何かをする訳ではない。」(かつ、と歩み寄り、)「終わったなら、行ってやれ。2の場所へさ。 「さ」だ。」
ロケット団 > 1「最悪な野郎だ。オレにあの世に行けって言うのか? クソッたれめ…」 3「「め」だ。なんか負けてから調子上がってないかお前?(」

アテナ 「・・・・・。下っ端って大変そうだなぁ・・・。」(苦労してそうな顔してる。って失礼なことをいいながら)
セイラ 「…というか、いい加減ひとり撮影隊ごっこは終わりにしようか あの口調疲れるし、このカメラ重い…」(さすがにちょっと疲れてきたらしく、カメラの録画ボタンをオフにしてから、のんびりとフィアロウさん達を眺めることにしたようで ネタに困ったとかそんなことはないです)

フィアロウ 「目で見て確かめろって事よ。2は本当にあの世に行ったのか……まだ判らないだろう? 「う」だ。」
ロケット団 > 1「嘘や慰めは好きじゃねえ……。2は死んだんだ! 俺達の…目の前で! 炎となってな!!」 3「「な」だ」
フィアロウ 「慰めているつもりは無いし、嘘を言っているつもりでもない。……この島は優しい場所だ。ちょっとの奇跡が起こったって、どうってことは無い。(首を振って) 「い」だぜ。」

アテナ (固定したまま、ぽりぽりっとリンゴチップスを齧ってる。)「・・・・大変そう。」
セイラ 「…しかし、これはしりとり? しりとりなんだよね?」(今更ながら一行がやっているであろう事を頭に思い浮かべると、確認するかのように呟きを漏らし…ふとリンゴチップスの匂いに気付いたか、周囲をきょろりと見回して)「…って、あれ? おねえちゃん?」
アテナ 「お、よう、セイラ。お前達も観戦か?」(どっちが勝つんだろうね。ってチップスぽりぽり。)

ロケット団 > 1「いい加減な事を言うな! 夢や魔法に憧れるような時代じゃねえんだ、奇跡なんてあるはずねえだろ!!」 3「「ろ」だ。地味に言い難いのと「な」を交互に混ぜてるな」

セイラ 「うん、こんばんはだよ〜 観戦というより、観察になりつつあるけどね」(挨拶を交えつつアテナさんに返答をしながら、こちらもどっちが勝っても平和に終わりそうだよね?なんて言葉も含めて)
シャビ 「久しぶりの島かと思ったら……彼らは……?;;」(夜空をゆらゆら泳いでいたのだが、楽しそうな声につられて、静かに観客席に降りてみる……)
アテナ 「もう少し見ていたいけど、そろそろ行かなくちゃ」(お?ってシャビさんをみて手をひらひら)

フィアロウ 「浪漫溢れる言葉達を信じられないのなら、事実を確認しに行くだけでもいいんじゃないのか。それが出来ないのがお前の弱さなんじゃないのかい。 「い」だ。強いな。俺も唸りをあげてしまいそうだ。」
ロケット団 > 1「言いやがる…。だが、お前の言葉が善意から来るものだとしても、それが間違いなくあるって保証はあるのか? 無いだろ? お前はただ無駄な夢を与えているだけだ!!」 3「「だ」だな。というか2はなんで爆発したんだ……」

シャビ 「やあ、こんばんは。」(小さめな手をひらひら振り返して。)「ずいぶん楽しそうですね……」(じいっと観戦し始める…)
セイラ 「もう遅いもんね。おねえちゃん、おやすみなさいだよ〜」(またね〜?と、アテナさんに声をかけつつ、シャビさんには軽く手をふりふりと)
アテナ 「うん、またね!」(携帯もって、てっくてくっとお先に尻尾振って帰っていきました。)
※開始から3時間以上経ってます。

フィアロウ 「第一、(ぴっ、と指を立て、)動かなくては何も始まらないだろう。物事は先に進む、前に進める。それが無駄な夢だとしても。「も」だな。」
ロケット団 > 1「……もう、良い。良いんだよ。俺は夢も奇跡も信じない。前に進む道なんて、最初からない。−−アイツは死んだんだ」 3「「だ」だな」

シャビ 「………あの、彼らは何を?;」(少し見ていただけでは分からず、セイラさんの方にのそのそとやってくると、そう聞いてみて)
セイラ 「よくわかんない」(即答。尋ねられたら、とりあえずそう即答します)「…たぶん、しりとり」
シャビ 「しりとり……なるほど!そういう事でしたか!」(もやもやが一気に解けた気がする。眼を輝かせながら、ぱたぱたと尻尾を振って)

フィアロウ 「……だってさ。」(誰に言う訳でもなくふぅ、と息を吐いて、)「……もうそろそろ終わりにするか。お前の名前は何だ? 「だ」だ。」
ロケット団 > 1「……ダセェと笑ってくれるなよ。ロケット団三人衆、コードネーム「ワン」……だ。お前は?」 3「危ないな。「は」だ」
フィアロウ 「 ……ははは、危なかったな。」(まだ膝をついているなら手を差し出して、)「俺はフィアロウ。……また会った時は勝負無しで話をしないか。 「か」だ。」
ロケット団 > 1「……考えてはやるよ。良いだろう、今日のところは引き分けだ。決着は次に預ける!」 3「ルールに縛られる俺達と思うなよ! 次はお前の懐にある勝利をもぎ取ってでも俺達が勝つ!!」 2「次は無いと知りなさい!!」 1「行くぞ! 霧の彼方へ!(撤収)」 3「ヘッ…ようやく調子が出てきたか(撤収)」 2「彼はこうでなくちゃね…(撤収)」

フィアロウ 「 …………。あれ?」(2がいた。)
フィアロウ 「…………。」(がりがり、と頭を掻いて、)「危機は去ったか…………。」

シャビ 「引き分けでしたか…。」(特別表情も変わらず、それだけ呟いて)

ロケット団 > 1「ははははは!! 大人しく帰ると思ったか、馬鹿め!!」 2「あなたが油断するのを待っていたのよ!」 3「「ね」で始まる言葉じゃなかったな!! お前の負けだ!!」
ロケット団 > 123「はーっはっは!! 俺達の勝ちだ!!(今度こそ霧の中へ撤収していった!)」

フィアロウ 「…………。」(そっと財布を確認し、) 「…………」(減ってないのを確認し、)「………助かった………
。」 フィアロウ 「しかし負けた…………。」(がっくりと肩を落として、)「帰ろう………。」(とぼとぼとぼと歩いて行き)

シャビ 「…?引き分けの筈なのに……」(去りゆく人を交互に見ていて)
シャビ 「 ……???;;」(あまり考えるとこんらんしそうだ。早急に翼を広げ、飛び去っていく…)
セイラ「…最後までしりとりだったんだ… まあ、いいや。僕も帰らないと…」(セイラもそのままゆっくりと霧へとかえっていったようだ)

そんな、とある日の川での出来事でした。