2019年3月8日 【未来の使者】グランス・ミズ  編集:ロイシェ

ネルギス「こんな所で本当に戦闘があるんですか?」(と、長い尻尾をずるずると引きずりながら歩くカイリュー。その前には、コートを着たビクティニを模したぬいぐるみがふわふわと飛んでいた。)
グランス「うん、ここに来るはずなんだ……早く広いところに行こう、通路で出くわしたら危ないよー」(と、一部屋一部屋を確認していく。)
セレビィ「やぁ、こんばんわ。」(通路の奥からセレビィが飛んできて、)
グランス「…やー、セレビィ。」(やっほー、と、手を振って)
セレビィ「……来たって事は、ダーク化コピーに会うって事でいいのかな。」
グランス「もちろんー。ダークコピーが出来たってことは「試練」があるって事だし……ぬいぐるみも返してもらわなきゃ。」
セレビィ「うん。」(試練があるって事には頷くことで返して)「……大切なもの、なんだね。そのぬいぐるみ。」
ミズ(あの瞬間に何が起きたかは分からない。だから、怖い方が勝っていた。というか10対0で怖いぐらいで――それでも、来なければならない気がして。霧から現れた少年は懐中電灯を片手に、遺跡の前に立っていた。)「……ふぅ…」(落ち着け自分、と言い聞かせるように長く息を吐いた、よし、中に入ろうと懐中電灯のスイッチを押して歩を進める)
グランス(ぬいぐるみの事について触れられると、少ししおらしくなって)「ずーっと昔からの物なんだー。……流石に何度か修繕してもらってるけど……。あれには僕の思い出が詰まってるんだ、いい思い出も……悪い思い出もねー。」
セレビィ「ふぅん、そうなんだ。良い思い出も、悪い思い出も……。」(ふいよふいよ、と飛びながら、歩いていると「ん?」と首を傾げ、)「もう一人、来たかな?」(グランスたちの周りをくるり、と回って、)
ヨシナリ(「掲示板ウケる」という文言とともに送られてきた写真に、彼の名前があったので。正直何が何だか全く分かっていないが、現場は実際に見てしまっている人なので。 ……そっと、ミズの後ろから心配気に歩いてきた。)
ミズ(片手はリュックの紐をぎゅっと握り締め、もう片手は懐中電灯を握り締め――一人で歩いていたこともあるはずの遺跡が、なんだかいつも以上に不気味に思えた。)「……大丈夫。」(ぽつり、小さく呟くとライトの先がセレビィやカイリューを映した。そんなこんなで前にしか気持ちが向いていないので、後ろはガラ空きである。ヨシナリにはこれっぽちも気付いていない()
セレビィ「お。」(ライトで視線をミズに向け)「こんばんわ。……お二人さん?」(手を振ってミズと……その後ろにいたヨシナリに手を振る。)
グランス「うわぁっ!?;」(ライトの眩しさに、思わずネルギスの陰に隠れた。)
ネルギス「ほらグランス、来たみたいですよ!」
グランス「分かった、分かったからー;慣れるまで待ってー……;」(ライトの光に怯えて隠れてしまった(…)
ヨシナリ「……、」(おや、セレビィだ。こんな場所で見かけるとは。 普通に自分の存在にも気付かれているようなので小さく会釈を返しておいた。 前のほうで心細そうに歩く少年、その先で光に怯えるビクテイニ。……心配が増している。(…)
CN(そんなヨシナリの更に後ろの方に、こっそりとついてくるラティオスが一匹。今は小さくないので振り返ったらすぐ気づかれそうだが( )
セレビィ「あれ、もう一匹。こんばんわ。……えぇと、これから、グランスくんとミズくんのダーク化コピーの反応がある所に案内するね?」(ふわり、と先導して飛び始め)
ミズ(グランスの驚きの声に思わず、うわぁと此方も驚く声( 思わず落としたライトを慌てて拾って、改めてセレビィを照らし)「あっ…こんばんは…と、ごめんなさい…」(と、続けてグランス達に頭を下げる。もう一匹、と言われて振り返り――ヨシナリとCNを見つけた。どうしよう( そんな事を思っているうちに、先導が進んだので慌ててセレビィを追いかけていく)
シャイト「……たしか今日だよね。」(暗い遺跡を見回し、バッグの中を漁る。手に持ったのは「ひかりのたま」だ。ひかりのたまから光が漏れる。それを照明代わりにして駆け足気味で奥へ進んでいく)
セイラ(こっそり、こっそり。CNさんの更に後ろを、慎重になりつつ追いかけてきているパチリス… セイラがいる。掲示板を見ていたから、今日は何があるのかは大体把握してはいるようだ。)
グランス(ネルギスの翼から顔を出した。)「ううん、大丈夫ー。」(キョロキョロと周りを見回した。目の前の少年は知らないが、周りに集まってきた人達のことは知っている。ということは……)「君が、ミズ……って人でいいのかなー……?」(と、恐る恐る聞いて。)
ネルギス「あっ、ほら!遅れちゃいますよ!」
グランス「あー、待って待ってー!;」(と、慌ててセレビィの後を追いかけるのだった。)
ヨシナリ(あっ、見つかってしまった。 こちらも「どうしよう」と無意味にキョドりかけたが、前の人々がセレビィを追いかけ始めたのを見て自分も小走りでそちらへ向かうことに。)
セレビィ「ごめんね、地図を掲示板に張り付ければよかったね。」(ふいよふいよ、と飛んで、止まったのは大きな木の扉だった。)「……。えぇと、みんな、ダーク化コピーに立ち向かう、って事でいいんだよね?」
CN「・・・ん、こんばんは。」(気づかれたら挨拶だけして、すぐに無言でゆっくり追いかけていく。途中、セイラ達にも気づいたのかちらっと後ろの方も見たりするも何も言わずに)
シャイト「あ、いた」(小さな声で呟く。セレビィを見つけ、ついていく。なんで皆こそこそしてるんだろうとか人のこと言えないことを思いながら進んでいくと扉が見えた)「遺跡にこんなものがあったなんて……」(再び呟く)
ミズ「は…はい、えっと…グランス、さん、ってことですか?」(頷き、返しつつもネルギスと交互に見遣る――どっちだ( 木の扉の前、大きく息を吐き出し胸に手を添える。走ったからではなく、緊張や不安やら諸々の感情で…セレビィの言葉には頷く……わけでもなく、俯いた。けれども後ろに下がるつもりもないようだ)
セイラ(深呼吸。深呼吸。しっかり準備、よし。)「 …え、えと。こんばんは?」 (後ろから姿を現しつつ、セレビィさんや皆さんに向けて、おそるおそる声をかけようとするだろう。)
セレビィ「こんばんわ。セイラ。」(にっこり笑みを浮かべ、)「その様子だと、覚悟はできているようだね。」
セイラ「ふにゅ。ふたりとも、友達だからね! 頑張らせてもらうよ〜。」
セレビィ「……なんだか、広場じゃなくって遺跡を選んだって事に、何か理由が有るかも知れないんだよね……。」(扉を開けて)
セレビィ「覚悟が出来たら入って。僕は入り口で見張ってるから。」

扉を開けて見えたのは朽ち果てた聖堂のようだった。奥に見えるのは、小さな子を抱いた女性の壁絵。

ヨシナリ「…………えっ」(あの光から逃げた時に話を聞きはしたが、やっぱりこう、戦う感じなんですか……? そういった事に自分から突っ込んでいくタイプではないものの、今回は“心配”が勝っていたので。 ……一応、保護者として、わりとあからさまにビビりながらも先に聖堂へ入っていこう。)
アテナ(心配性はひょこひょこっと出てきた。長い耳を上げたまま、ぴょこぴょこっと音を頼りに歩いていく。)
グランス「うん、僕がグランスだよー。宜しくねー。」(グランスを名乗ったのはぬいぐるみの方だった。光には慣れた様子。)「立ち向かわなきゃー……何にもなんないからねー……!……ネルー、扉開けて……;ぬいぐるみじゃ無理ー;」(カイリューに扉を開けさせ、その後に続いて、扉の先へと入っていって)
シャイト(……なんだか緊迫した空気。息を呑んだ)「やあ、セイラ。それに皆も……こんばんは」(ひとまず挨拶だけは済ませておこう)
ビビットカラー継ぎ接ぎの服に鬼の面の男 「…」(誰かが気づけば、いつの間にかそこにいた。)
CN「・・・俺は、まあ・・・そのダーク化コピーを見た事はないが・・・一応そうなる、だろうな。」(後ろの方で見守りつつ小さく呟いて、自分も少し遅れて中へ入っていく)
アテナ「・・・・・。」(ヨシナリさんたちの声を聞き取ってそっちの方へ。)「・・・後ろの方からひょっこりと・・・見てるだけってわけにはいかないよね。」
カゲロウ「……こっちだな。」(挨拶しようと近寄ったが、ちょうど移動していたため皆さんの後を追いかけていた。)
アテナ(後を追いかけて聖堂へ入ろう。)「・・・よ、みんな、失礼するよ・・・。」(って。)
セイラ(さて、それでは…と、セイラも扉の中へと向かうだろう。それから聖堂の中に入っていく皆さんについていく。)「今日は、よろしくね?」(にぱっと微笑みつつ。)
カゲロウ(聖堂に到着して)「ここは………?」(と、見渡す。皆さんの中にミズさんを見つける……が、今は見守る事にした)
シャイト(聖堂を見て、震えた。なんだろう、この感じは……。しかし、ここまで来たのだ。下がるものか。唾を飲み込み、聖堂の中へ歩を進めた)
ビビットカラー継ぎ接ぎの服に鬼の面の男(聖堂の中、静かに立っている。表情は窺えない)
ミズ(怖い、逃げたい、目を逸らしたい。周りの挨拶も耳に届かず、目の前に広がった聖堂の風景に一歩後退りしそうになった――その横を追い越すように、CNとヨシナリが先に聖堂へ入って行く)「――あ…」(咄嗟に、その後を追うようにして中に入って行った)
グランス(目の前に広がった光景に……首を傾げた。)「ネル、これ何??」(…)
ネルギス「えっ知らない??;これは……聖堂……でしょうか?なんと言えば良いのか……;教会、と言えば分かりますか?そんな感じだと思えば……緊張感無さすぎますよ!」
アテナ(後を追いかけて聖堂へ入ろう。)「・・・よ、みんな、失礼するよ・・・。」(って。)

グランスとミズが聖堂に入り……、どこからともなく聞こえてくるのは――金属音と大人の声。何重もの大人の声の中、1人の子どもの声がする。すすり泣きから徐々に泣き叫ぶ声に変わる。声がくぐもっても泣き叫び続け、途絶えた。
グランス「固くなると良くないよー。ぬいぐるみのようにやわらか〜く、ねー。」(と、場を和ませようと、普段とは逆のことをしてみるのだが。)「うっっ………!?;」(金属音や大人、子供の声が聞こえ始めると、大きな耳を塞いで、震えだして。)
ミズ「ぁ……ぃ…や…」(金属音、幾重に重なる大人の声に耳を抑えた。小さく肩が震える)「いやだ、いやだ……やだ…」(聖堂の入り口からそう離れていない。中に入って行った面々の後ろの方で膝をつく少年)
ヨシナリ(果たしてこのビビりおじさんに覚悟があるかは定かではないが、少なくともこの時点で逃げ帰る意志は無いようである。 ……聞こえる声に無意味な足踏みが増えるが、何とか後退は堪えて周りの様子を確認しようとする。)
ビビットカラー継ぎ接ぎの服に鬼の面の男 (首を動かし、ミズを見ているようにもとれる方向に向け)
グランス(ダーク化コピー)「利用するだけ利用して、そうして使えなくなったら捨てる。」「みんなそういうもの。」(どこからともなく聞こえてくる、グランスの声。)
ミズ(ダーク化コピー)「やさしくして、信じ込ませて利用する。」「みんなそういうもの。」(そうして次はミズの声だけが、がらんどうの聖堂の中に響く。)
二人(ダーク化コピー)「「僕は、何もできなかった。頼るものがなかった。」」(月の光に照らされていた、小さな子を抱いた女性の絵がーー、雲によって暗く翳り、見えなくなる。)
二人(ダーク化コピー)「「みんな、利用して、捨てるつもりだ。」」
カゲロウ「なんだ………これ?」(ネガティブな感情が直に響いてくる。けれど、その根底には悲しみと救いを求める心を感じた。)
アテナ「・・・・・。」(胸の前で腕を組みつつ。膝を突いたミズさんの隣に移動しようとしている。)
セイラ(聞こえてきた金属音や大人の声。子供の泣き叫ぶような声には悪趣味だなぁ…と心の内で思いつつ。今は静かに黙って話を聞いている。聞きつつ、横目で周囲の様子を見るだろう。)
CN「っ・・・。」(音を、声を聞いて振り返り、心配そうにグランスを見てそっと側に寄ろうとして)
ヨシナリ「…………ぁ、おい」(聞こえる声にまず自分がひるむが、すぐに当事者たちの様子が気になった。さっと周りを見て……膝をついているミズを見つける。既にピカっ娘が対応しようとしてくれているようだが、自分もそちらへ駆けてミズの背中をさすろうとする。)
ミズ「――いやだ……痛い……怖い……痛い、よぉ…」(金属音、大人の声の余韻が思い出したくない記憶を呼び起こす。痛みに疼くように体を抱え、うわ言のように「いやだ」と何度も何度も呟き)「――」(「信じ込ませようとする」聞えた自分の声に重なるように、ヨシナリの手が伸びた。背中に近づく気配を――)「――ぅわあっ!!?」(反射のように振り払った。近付くアテナを、ヨシナリの手を。 「捨てるつもりだ」と声が響く。床に座り込んだまま、ひどく怯えた目で面々を見つめ、そのまま壁か椅子か、背中に何かが当たるまで後退ってしまう)
カゲロウ「ミズー!」(駆け寄って、呼び掛ける) 「俺達が本当にそんな事をすると思うのか?」
ビビットカラー継ぎ接ぎの服に鬼の面の男 (カゲロウの前に割り込み、手で制する)「…」
セイラ「…今は、あまり近寄ると良くないかも。恐慌状態、みたいな。」(少し心配そうな様子でミズさんを見つつ、カゲロウさんにそう声をかけるだろう。出来る限り、冷静に。それからグランスさんとCNさんの方を見れば)「精神攻撃、というべきかな。てっきりバトルかと思ってたけど……。」(務めて冷静に。冷静に。)
カゲロウ(目の前に現れた奇妙な格好の男を見て)「……でも、こんなのって………。」(少しうなだれながらも一旦退く)
グランス「何、これ………っ……」(悪い思い出が蘇る。悲しい記憶が蘇る。CNの気配を傍に感じ、恐る恐ると顔を上げた。)「肉弾戦の対策はした……けど、こんな……!」(飛ぶ気力も失い、ネルギスの腕の中に落ちた。響く自分の声に震えながら、無意識にネルギスの腕に抱きつきながら、前をむいた。)
シャイト(ミズとグランスを見て)「これが……」(と言いかけて口を噤む。響く声を聞いていて、二人の様子を見ていて胸が痛くなる。耳を垂らし、俯いた)

ミズ(ダーク化コピー)「ねぇ、示せる?」(ミズの声が、聖堂内に、)
グランス(ダーク化コピー)「そうでない理由。」(響く、グランスの声。)
二人(ダーク化コピー)「「その意志。」」(そうして、ダーク技『ダークウェザー』……ダークオーラを含んだ雨雲が天井に現れ、ぽつ、ぽつと水滴が落ち始める。)
アテナ「・・・。」(グランスさんとミズさんを見遣る。こういうのはわかるのだ。自分も同じような経験をしている。だから、)「・・・・そんなくだらない理由で、俺はミズやグランスの傍にいるわけじゃないんだがな。・・・好きだから、一緒にいて楽しいから傍にいるだけなんだがなぁ。」
セイラ「…なんていえばいいのかな。僕も、アテナおねえちゃんと似た理由なんだ。好きだから。仲良くしていたいから。一緒に遊んだりしてみたいから。友達でいたいって思うんだよね。」(セイラなりに思う事を話しつつ、周囲を見回す。ダークオーラを含んだ雨雲の、出所はどこだ。 )
カゲロウ「 ……確かに俺は、ミズに嫌われているのかもしれない。ひどい事をしたのかもしれない。放っておけないなんてただの独りよがりかもしれない。でも、ミズと一緒にいたいだけじゃダメなのか?」(聖堂に直接問いかけるように)
ヨシナリ「……!」(振り払われた手と同じように、数歩後ずさった。 遠ざかるミズに咄嗟にかける声も忘れて数秒間硬直した。 なんだ、立ち向かうって話は何だったんだ? ……この声に、この子達を向き合わせることが、試練とやらだというのか? 信じ込ませようとする、捨てるつもりだ、――)
ヨシナリ「……おい。どっから声出してるんだ」(蹲る2人を一瞥し(しかし言うべき言葉が思いつかない)、クーラーボックスから取り出したボールを握り、声の元を探して雨の降りだした室内を歩き始める。)
ヨシナリ「……そうでない理由だったら俺が示してやるから。口を閉じろ。それ以上聞かせるな」(普段よりもはっきりとした発音で、聖堂全体に呼びかけるように話している。)
ミズ(雨。オーラを含んだ黒い雨が静かに体を突く)「――ぁ…うぅ…ぐぁ…ぅ」(じわり、じわりと体の色を染めていく。その場にうずくまる背中が徐々に人ではない姿へと変わっていく――苦しく呻く声が小さく、小さく、聖堂の片隅に響く――)
ミズ (1D8 → 7 = 7)
ミズ (1D3 → 1 = 1)

ミズ (第「7」世代の「1」進化目――じわり、じわりと服の中に埋もれるように少年の体躯は色と形を替えながら小さくなってゆき――残されたリュックと服の隙間から、小さな青い鰭が姿を覗かせた。 アシマリだ)
CN「・・・。」(『ダークウェザー』による雨をぽつぽつと浴びつつも、グランスを守るようにグランスとネルギスの前に無言で立ち塞がって)
シャイト(今の現状をとても見ていられなかった。雨粒が頭に落ちる。ミズの呻く声が聞こえた。ハッとして顔を上げ、そちらを向いた)「……!」(目を見張る。声が出なかった)
ビビットカラー継ぎ接ぎの服に鬼の面の男「…、そっか。」(いつでもミズを庇える位置へと移動した)
グランス(ダーク化コピー)「おおっと、」(祭壇奥からひょっこり現れたのはエルフーンのぬいぐるみ。ふよふよ、とヨシナリの方角に飛んできて、)「僕はここだよ。そして、ミズの場所は教えない。知りたかったら、」
ミズ(ダーク化コピー)(それを遮るように)「ーーーーっ!」(祭壇奥から、叫び声のような、鳴き声のような声が響いて、聖堂にダーク技『ダークエンド』のエネルギーが放たれた。)
ビビットカラー継ぎ接ぎの服に鬼の面の男(ダーク技から、ミズを庇おうと)
アテナ(鬼の面にちょっとだけ驚きつつも。ミズさんを同じく庇うように動く。両手を前に出して『まもる』を展開。)「ミズやグランスたちには笑っていて欲しいからな!」
グランス「……っ、まずいよ、僕、濡れたら……っ………、………」(ふと、ラティオスの爪が目に入った。カイリューの大きな口が見えた。ふわり、とカイリューの元から逃げる様に飛び出すと、雨に濡れ始めた。)「……っ…………まさか……」(ボタンの目が、恐怖の色に染った。沢山の人達が、ポケモン達が……)「……また僕を殺すつもり……?」(と、震えながら、呟いて)
CN「殺さないし、殺させたりもしない。(『ダークエンド』からグランス達を庇おうとしつつ、離れるのを感じるも追わずに言って) 「・・・んで、なるほど。お前がコピーの、か。ぬいぐるみも持ってたんだな。」(ダーク化コピーのグランスを見て呟いて)
ヨシナリ「……あの子だけじゃなくて、君も、妙なことを言うのはやめてほしい、ん、だ……が」(見覚えのあるエルフーンのぬいぐるみ。そちらへ顔を向けた瞬間、) 「……、!?」(放たれた『ダークエンド』に体勢を崩した。 咄嗟にいつものつりざおを杖のように地面へ刺し、空いた手でボールを投げる。) 「……ッ下は水溜まりばっかりだ。『泳げる』よな」(同時に現れたランターン。提灯で『フラッシュ』に匹敵する光を放ちながら、水溜まりを跳ね、祭壇へ近づいていく。)
カゲロウ「ミズー!グランスー!」(『ダークエンド』に抗いながら、二人の名前を呼び掛ける)
ミズ(ダーク化コピー)ガタッ(祭壇の奥の教卓から音が聞こえた。)「はぁ……はぁ……。」(苦し気に息を吐く声が聞こえる。)
グランス(ダーク化コピー)「……、」(教卓を一瞥し)「……!」(振り向く。ランターンが祭壇に近づいてくるのを見て、)「やめてよ!こないでよ!困るんだよ!薄っぺらい意志で来られても!」(ヨシナリのランターンに自身の体力を減らして『のろい(ゴースト)』を吐く。)
シャイト(途端、声が響く。ミズやグランスの前に立つ人たちを見て)「僕だけ塞ぎ込んじゃ……ダメだ……!」(『ダークエンド』を受けながらも、心を折られまいと歯を食いしばる)
セイラ「…殺したりなんて、しないよ。誰も。」(安心して、とまではいわない。慎重に言葉を選びつつ、グランスさんに声をかける。かけながら。こちらも『ダークウェザー』の雨を浴びつつ、迫るダークオーラのエネルギーを前に電気を練り練り。ばっと広げ、『エレキネット』を壁のように展開。いくつか引っかけるように相殺しようとするだろう。あくまで防御。)「まずは降り続ける『ダークウェザー』をどうにかしないと。僕は天候変化系の技は持ってない。うぅん……。」
ミズ(悲鳴のような小さな鳴き声、アテナの『まもる』に守られ、鬼の面の男に庇われて、衝撃波で崩れた服とリュックの小さな山の中から、弱弱しく頭を抱えて震えるアシマリが姿を現した)
白夜丸(トレーナーの切羽詰まった声を聞いて、無意識に戦意を表に出してしまったのがいけなかったかもしれない。 突如投げつけられた呪詛に思わず怯み、提灯の光が弱まる。) 「……へ、陛下……これは、」
ヨシナリ「…………」(杖代わりにしていた竿を担ぎ直し、真っすぐ祭壇を見る。……まだ近づきはしないが、)
カゲロウ「ミズー!グランスー!」(再び二人の名前を呼ぶ) 「独りじゃない!独りじゃないよ!だから、その「悪夢」に打ち克つんだ!」
ヨシナリ「……困らせてるのはどっちだ? なぁ。本物のお前が困ってるんだよ。お前じゃなく。……事情は知らないがな。あの子ががそんなことを言った過去は確かにあったのかもしれないがな。」 (竿を振り上げる。) 「……信じて、くれてたよ。娘が「姉さんって呼んでくれた」って言ってたよ。 ……何も知らないけども、まだ疑わしいものかもしれないけども、あの子は信じようとしてくれてるんだよ。今。 救われようとしてるんだよ。ここで。 変わりつつあるんだよ。それを何だ? 薄っぺらい意志だ? 分かってないのはどっちだ? 過去の一点だけあげつらって「薄っぺらい言葉」を投げつけるなよ。……分かってんのか」( 一気に竿を振り下ろした。 ランターンから、祭壇へ、『かみなり』の指示を。)
アテナ「・・・ミズ・・・最初から信じてくれなんて、言わない。誰かを信じるってほんっと・・難しいことだよな。また振り払われたら、どうしようって。・・・だから、俺はお前が・・信じてもいいかなって思えるまで、守るよ。」(ってミズさんに笑顔を浮かべつつ。ヨシナリさんを見遣った。)
グランス(とても昔のことを思い出した。檻の中で、何人もの大人が焦っていた。「バレた」「隠せ」「誤魔化せ」……。焦って、殺気立った大人達が駆けずり回っていた。)「……っ、もう騙されないぞ……!」(逃げなくてはいけないと思った。隠れないといけないと思った。安心したいと思った。きょろきょろと周りを見渡すと、エルフーンのぬいぐるみが見えた。見えた瞬間、不安と恐怖に押し潰された心が弾けた。)「それは僕のだっ!!!」(真っ直ぐにエルフーンのぬいぐるみに向かって突っ込んでいく。雨に濡れた重たい身体で、ダークオーラのエネルギーを頭突きで壊すかのように、一直線にエルフーンのぬいぐるみに向かって突っ込んだ。部屋を照らす『フラッシュ』により、生まれた瓦礫の影がぬるりと動き出し、『シャドークロー』となってエルフーンのぬいぐるみに向かっていった。)

白夜丸の光が子を抱く女性の絵を照らす。『ダークウェザー』の水滴が、涙を流すように女性の絵の頬に滴る。
グランス(ダーク化コピー)「本当の姿を見たら、捨てられちゃうよ……。」(俯いて、教卓を守るように小さな両腕を広げる。)「……あっ……!」(祭壇に『かみなり』が落ちる。教卓が、壊れる。)
(祭壇の奥、破壊された教卓の下に居たのは、)
ミズ(ダーク化コピー) (ゲコガシラのような体と頭、ヌマクロ―のような腕、背にはゼニガメの甲羅のようなもの、……複数の水ポケモンの特徴を併せ持った姿、その頭に水色の髪が揺れていた。)
ミズ(ダーク化コピー)「うわああああああ!」(今回ははっきりと聞こえた叫ぶ声。ダーク技『ダークエンド』のエネルギーが再び放たれて)
ビビットカラー継ぎ接ぎの服に鬼の面の男「…仕方ないかな。」(コピーに対抗しようとする者は微弱な追い風を感じるだろう。それ自身には効果はないが、『ダークウェザー』の雨雲には強く吹き飛ばそうとする力が働く)
シャイト 「天候変化……」(セイラの言葉を聞いてバッグの中を探る。果たして効果はあるのか分からないが、何もしないよりかは全然良い)「天候を変える玉なら持ってる。この『ダークウェザー』を打ち消せるのは……!」(ひでりだまを出して掲げた。追い風との相乗効果を狙う)「僕は……試練に立ち向かう二人を助けるために来たんだ!」
(追い風とひでりだまによって、『ダークウェザー』は消え去った。)
グランス(ダーク化コピー)「……!」(教卓の方角を見ていたため、グランスの動きに気が付かず、『シャドークロ―』を受け身なしで受ける。急所を狙っていたのなら、確実に当たるだろう。)
セイラ「! …くっ、またっ!?」(説得は実のところ、苦手だ。でも少しでも力になれればと思い、ここに来た。来たけど。厳しい試練になりそう。諦める訳にはいかない。電気を練り練り。もう一度練って、壁状に放ち。引っかけるように妨害して、少しでも『ダークエンド』による攻撃の威力を減退させようとするだろう。…全ては、時間を稼ぐために。)「…護る!絶対に、護り続ける!!」(護りきれてはいないけど、それでも精いっぱい、護ろうとし続ける。)
カゲロウ「ミズー!」(近寄る事は出来ないまでも、ただ呼び掛け続ける)「ミズにも、大切な人、守りたいものがあるだろ?トラウマを全て克服出来なくていい!怖いままでもいい!でも、大切なものを守りたいとは思っているんじゃないのか?」
ミズ(叫ぶ声が聞こえる。強く眼を瞑った後で、薄く瞼を開いた――キメラのような姿。僕の、姿)「――怖い、よ……不安、だよ……人じゃ、ないから……ポケモンでも、ないから……」(鰭で体を支え、ゆっくり体を起こす。ずり、ずり、と這いずりながらゆっくりとアテナを離れ、鬼の面の男の横を通り過ぎ、ヨシナリの方へと近づいていく)
ビビットカラー継ぎ接ぎの服に鬼の面の男(『ダークエンド』をほとんど無抵抗で受けつつ、カゲロウにテレパシーを飛ばす。「冷静な対応をオススメするよ。大きな声では脅されてると思っちゃうかもよ」)
カゲロウ「………わかったよ。」(つい熱くなってしまった自覚はあるらしい。その後は見守る事に徹するだろう。)
アテナ「・・・・。」(人でもポケモンでもない。それは自分も同じだから、自分の言葉は届かない。とわかっている。叫ぶ声、また、『ダークエンド』。攻撃を受けながら、身を低くする。)
CN「ん・・・。」(突っ込んでいったグランスを見て。無事乗り切ったのか、それとも・・・。と考えつつもゆっくり追う。コピーのグランスへの追撃もできそうだったが今は手を出さずに)
ヨシナリ(見えた彼の姿に。 ……僅かに動きが鈍ったところを、『ダークエンド』が襲った。再び竿を地面に刺し、吹き飛ばされないよう堪える。) 「…………、」(一般人の、それも若くない人間にはきつい攻撃だ。『のろい』を受けたランターンにも余裕はあまり無いだろう。 ……知らないんだもんよ。こんなわけわからんモンをどうにかする方法も、相手に自分を伝える方法も。保護者のくせにそういう気質なんだよ。勘弁してくれ。もういじめてやるな。) 「…………」(近づくミズの気配に、ゆっくりとそちらへ顔を向ける。 はぁ、大きな溜息を掛け声にして、彼へ向き直った。) 「……無理するなよ。」
ミズ(ダーク化コピー)「……っはぁ、はぁ……。」(息を切らして蹲る。見上げた視線の先には、ミズがアテナを離れ、鬼の面の男の横を通り過ぎ、ヨシナリに近づいていく所。)「……。」
ヨシナリ「……人とか、ポケモンとか、そういうことはどうだっていいだろ。 なんだっていいんだよ。……なんだって、「守られるべき子」だってことに変わりはないんだよ」(こちらからも、少しずつ歩み寄る。 拒まないなら、竿を置いてミズを抱き上げようと。)
グランス(『シャドークロー』はエルフーンのぬいぐるみを壁に叩きつけるぐらいに吹っ飛ばすだろう。急所を狙うほどの冷静さは無かった。)「はーっ、はーっ………ふー………」(エルフーンのぬいぐるみに乗り、抑え込むように両手で頭を押さえにかかる。)「僕のぬいぐるみ……!」(ぬいぐるみを抑えた事で安心感を得たのか、正気を取り戻した。が、自分のコピーが入っているせいで憑依が出来ない事が分かると)「……っ、これは僕のだ!出ていってよ!!」(と、壊れた教卓の影で再び『シャドークロー』を作り、切りかかろうとして。)
グランス(ダーク化コピー)「それで?」(グランスに押さえつけられながら、絞るように声を出す。)「僕が出て行ったら、どうするのさ!」(『シャドークロ―』で切りかかられようと叫んで)「本当の姿が見られないように!怯えて暮らすの!?」
セイラ(一旦、攻撃が治まれば、しばし様子を見るだろう。『ダークウェザー』による消耗。二度の『ダークエンド』による攻撃を、多少は軽減しつつも受けたこともあってか、結構消耗しているものと思われる。黄色ゲージくらい。警戒中。)
シャイト「僕には……これしか出来ないけど……!」(掲げている以上、無防備だ。それでも掲げている手を降ろすわけにはいかない。『ダークエンド』を再び受けた。『ダークウェザー』が消え去るのを確認して手を降ろす)「あとは……任せたよ」(試練の行く末を見守ることにした)
CN「・・・。」(『ダークエンド』や『ダークウェザー』のダメージもあって無傷ではなくて。それでも未だに手を出さず、グランスとコピーを見守っていて)
白夜丸(指示が途絶えた。体力も尽き欠けている。 ……トレーナーを気にしつつも、コピーのミズを見遣り、そちらへ提灯を向ける。) 「……“あなた”を、少しでも救おうとする者はいるのです。信じられずとも、“見て”、いただけませんか」(……何か起こっても、一発くらいは振り絞れるはずだ。蹲るミズを見つめたまま様子をうかがう。)
ミズ(そう離れていない距離でも、小さな体躯ではそれなりに感じられた。ヨシナリと目が合う。伸ばされる手に、一瞬体が強張ったけれども――強引さは、乱暴さは無かった、暖かかった。 傍に居ても、いいんだ。力を抜いて目を閉じ、数秒、眠ったかのようにヨシナリに体を預けた後で――ゆっくり目と開く。夕日色の瞳から、怯えの色は薄れていた。 ひょい、とヨシナリの腕を降りると、自身のコピーとヨシナリの間に降り立ち、白夜丸の横に並んだ。一歩前に進み、コピーと対峙した)
ヨシナリ(抱き上げ、体重を預けられている最中には何も言わず。 腕から抜け、コピーへ向かっていったときも、黙ったまま竿を拾い、数歩だけ追いかけた。)
アテナ「・・・・。」(後は大丈夫だろうか。ちょっと額に何か当たったけど。軽い怪我だ、問題ない。後は見ているだけにしようと、カゲロウさんの傍に下がる。)
カゲロウ「…………。」(一部始終を静かに見守っている。アテナさんと一緒に。)
ミズ(ダーク化コピー)「ありがとう。手を伸ばしてくれて。」(ぽた、と祭壇に一滴の涙が落ちて、)「その目、乗り越えて前を進む目。もう、大丈夫だよね。」(体から光の粒がふわりと表れ始める。)
白夜丸「あ……」(光の粒を纏うコピーに、提灯を軽く揺らした。) 「ワタクシ共が、“大丈夫”にいたします。ご安心くださいませ」(普段の自信ありげな表情を見せてやろう。ふふん。)
ミズ「――この間、川で溺れてたポケモンを助けたんだ。」(ずい、ずい、と近づく。異形の自身を見上げながら、彼の手が届きそうな程に近づいた所で止まり)「……はじめて、この体でよかったって思った。」(ぽつり、小さく呟いて俯き)「怖いって思ってたこの体でも、誰かを助けられるんだ、って――本当に、ちょっとだけ、だけど。」(怖い気持ちの方が、断然強いけれども。 光が見えた。しゅま――と、顔を上げ、小さな鳴き声が漏れた)
ミズ(ダーク化コピー)(異形である自身の姿の前に来るアシマリが一回り大きく見えた。)「ごめん、」(ぽつり、)「ごめんね。……ありがとう。」(光の粒が収束し、ミズの前に現れたのは台座の無いバングル。石を一つ嵌められるようだ。)「僕を愛してくれて、ありがとう。」(声だけが響き、光の粒は消えた。)
ヨシナリ「…………はぁ、」(最後の声を聞き届けた直後、その場にしゃがみこんだ。) 「…………………………」(疲れた。あかん。一般の親父にはしんどすぎる。 ……前に立った鬼の面を見上げ、「いや何やねん」くらいの雑な動きで何かを受け取ろうとする。 もろもろの反動で素が出ている。(…)
ビビットカラー継ぎ接ぎの服に鬼の面の男「…そろそろいいかな。」(スタスタとヨシナリの前へと移動。何かを差し出す)
ビビットカラー継ぎ接ぎの服に鬼の面の男(それは人ポケ両用の漢方薬が少なくともここの全員を十分治療できるだけ、それと、一人分の服薬用ゼリーだ()「…そんな感じで戦術的撤退しとくよ。」(ポン、と大量の端切れ布が弾ける。瞬きの間に布も彼も消えている)
ヨシナリ「……?(漢方薬だ。 ……このゼリーもしかして俺に? この中で一番食道弱そうだから??(…) はっと顔を上げた時には渡し主の姿は見えず。……どうするかな、ミズ君が苦いの嫌だって言うなら譲るか。……自分で本来は自分用みたいに言っちゃった。( ) 
ミズ(鰭を差し出すとその上に、ぽて、と落ちたバングル。消えた光の粒を見上げ……振り返った。バングルを鼻先に引っ掛け、ずい、ずいとヨシナリの前に戻って来た)「……大丈夫…です、か?」(と、尋ねつつ――彼に合わせてグランスの方を見た)
ヨシナリ「…………、あ……あぁ。大丈夫だ」(まだ立ち上がる気力が湧かないので、代わりに「皆に一個ずつ配ってくれるか」と漢方薬の束を渡そうとしてみる。あとゼリーいる?( )
白夜丸(こちらは済んだようだ。もうほとんど動く体力が残っていないので、顔だけグランスのほうへ向ける)
アテナ「・・・・。」(ミズさんは大丈夫だった。後は、とグランスさんを見遣った。)
カゲロウ「……………。」(グランスさんの方も見守っている)
セイラ 「にゅ、あちらは無事に終わった感じ、かな……?」(あとは、とグランスさんの方を見守っているだろう。)

グランス「本当の姿?……」(血走っていたかのような勢いが、みるみるうちに静まっていく。自分の、本当の姿?実験台として、薄暗い部屋の中で怯えながら暮らして、最後は喰われた自分の姿?)
グランス「…幽霊の姿が誰にでも見えるわけないじゃないかー。エルフーンのぬいぐるみでいるのが、今の僕の本当の姿なの!怯えて暮らすんじゃなくて、イタズラで怯えさせて、その様子を見て笑って過ごすの!」
グランス(ダーク化コピー)「……」(しばしの沈黙の後、)「はぁ……」(ため息のような声を出して、)
グランス(ダーク化コピー)「そうだよね。それが「僕」だよねー。なんだか疲れちゃったからさぁ、そろそろ失礼するね。」(ふわり、とぬいぐるみから光の粒が現れ始め、)「僕の本当の姿、この体、大切にしてね。」
アテナ「・・・・。」(ほっと、一息。)「大丈夫そうだな・・・。よかった・・・。」
カゲロウ「………ああ、そうだな。」(アテナさんの言葉に同意するように)
白夜丸「あちらも無事でいらっしゃるようですな、……はぁ死ぬ」(ぐでんぐでんのまな板の上のコイキングみたいなことになった。しんだ……)
CN(グランスの言葉に笑みを浮かべて)「大丈夫、みたいだな。」(グランスとコピーを見守りつつ小さく呟いて)
シャイト「……良かった」(ミズとグランスを見て呟いた。胸を撫で下ろす)
グランス「……もうー、僕のぬいぐるみを勝手に使うだなんて、酷いイタズラだよー……。コピーの僕が心配するまでもないよ、もう離すことはないからねー……。」(光の粒がぬいぐるみから出始めると、それを避けるようにエルフーンのぬいぐるみから離れて)
グランス(ダーク化コピー)「ごめんごめん。箱の中に飛び込むからつい。」(そうして、光の粒が消えて、ミズとグランスに集った者たちの前にふわりと羽が下りてくる。任意のOパワー(レベル1)が一度だけ使えるようだ。)

聖堂には「試練」に立ち向かったものだけが残った。
その様子を入口で見届けたセレビィは、ふわりと飛び立ち、その場を後にした。