2022年8月19日 夏祭りバトル!響け衝撃のビート!!  編集:Rista

夏真っ盛り、島はおなじみ夏祭り。
今回はいろいろあって人手は少なめだったものの、恒例のポケモンバトル大会は例年通り実施され、個性豊かな面々が腕を競い合った。

これはそんなお祭りの一場面。
2022年大会に刻まれた熱戦の記録である。

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ジョウ「どこでやるとは聞いてなかったけど、ここで良いのかなぁ…(霧からやってきたぞ。まだお店の準備もされてなかった)だーれもいないや(とベンチ席へ。椅子に上ってひっくりかえった)まってよ。」
森の広場にやってきた、元気者サイホーンのジョウ。
どうやら待ち合わせをしているようだ。

八雲「間に合え〜間に合え〜(緑の鬼火に導かれ、懸命に羽ばたいて広場へ現れた。しかし気持ちほど速度は出てない。)」
次に現れたのは、うっかりやムックルの八雲。
夜行性ではないので明かりがなければ夜の森なんて飛べない。でもその明かりちょっと怖くないですかね。

ジョウ「(八雲の羽ばたく音が何度もしてベンチから顔をあげたぞ。)あ、羽の音。」
八雲「(フィールド内に降りたって)場所、本当にここで合ってる?」
鬼火『大丈夫。ほら、向こうを見てごらん、もう来ているよ。』
八雲「……あ。(鬼火から聞こえる声に促されて顔を上げ、ベンチを見た)」
ジョウ「早くきすぎちゃった。(来た来たとベンチから降りて八雲達の所に来るぞ。)ト〇ロ見てるのかなって(…) それじゃダブルバトル…だね?(不安」
八雲「見てない見てない!(ちょうど放映日だった、じゃなかった、前の用事が押していたご様子。)……そこまで自信なかったら、シングルでもいいよ?;」
ジョウ「一度決めたんだから、変えはしないよ。(あ、とベンチに戻ってボールを取ってきた。頭の上に乗せたそれを高く放り上げた!)初めて知らないヒトとバトルするからわからないだけ!」
ティラン「(ボールから炸裂した光が形を作り、ジャラランガが現れたぞ。長く伸びた真っ赤なマフラーが風で揺れる。)ジャラ!」 ジョウ「行くぞティラン!今日のバトルも「ジョウ」出来に!」
八雲「えっ初めてってそっち!?(後ずさり。ティランが出てきてもう一回後ずさり。)
魔女帽子のカラカラ「開始前から怯まないでください。(突然ベンチ裏からひょっこり顔を出した。右手に骨、左手にはコイン、いつでもトスできる)」
トレーナーっぽくボールを投げたポケモンと、トレーナーを置いてきたポケモンによる勝負。
保護者いなくても大丈夫かって?
ご心配なく、カフェから店員さんたちが見守っています。

ジョウ「ダブルバトルも初めてだけどね!ティラーン!(こっちこっちーと二人で八雲達から離れるぞ)」
ティラン「(初めて見るなーってカラカラを見ながら下がっていくぞ。こちらはもういつでも動ける感じだ!)」 (1D100 → 92 = 92)
八雲「よーし!(フィールドの端と端で向かい合うのだ。地面をぴょんぴょん跳ねて移動、カラカラと合流する。観客席にはいつの間にか無数のアンノーンが詰めかけている(…)」 (1D100 → 41 = 41)
ジョウ「よーし!(投げたコインは裏だ!それを見た二人が頷いてティランが息を吸った!)」
コインの表裏を制したジョウ&ティランチームの先攻に決定。
いざ、バトルスタート!!

ティラン「ジャラ!ラーガー!(ジョウが一歩後ろで前足で顔を隠すとティランがカラカラに対し「おたけび」をあげるぞ!体に音の振動が伝わってくるのは八雲も同じだろう。それにはジョウの「なきごえ」という事でこうげきを一段階落ちてほしいな!()」
八雲「うわああなんかこわーい!?(羽毛がびりびりっと逆立ち、涙目で空中へ逃げた、というか空高く飛び上がった。たとえ観客だったとしても多分こうげき落ちてるのでは(…)
カラカラ「なるほど。音を使うと聞いてはいましたが。(右手の骨を掲げてから振り回し、勇ましい構えとステップを踏む。「つるぎのまい」だ!」
音による先制攻撃への反応は対照的だった。
ダブルでこうげきを下げてくる、これもまたダブルバトルらしい戦い方。
しかし八雲&カラカラチームも反撃に出ないというより、次の一手に備えているように見えるが……?

ジョウ「だぁったら!(こうげきを落としてもこれでは元に戻ってしまった!そしてステータス低下を直す道具は持ってない事を二人の仲で確認した。そのままジョウは走り出して、八雲が下りるであろう場所に追いかけるぞ!「たいあたり」だ!)
ティラン「ガラッ!(ジョウに続いて、ティランも動き出した。すぐにジョウを追い抜き、八雲には目もくれずガラガラに向かい、両手を伸ばして手刀を振り上げ、すぐさま水平に腕を振るうだろう!「ダブルチョップ」!)ジャア!」
八雲「やっぱり!(ジョウが落下予定地点に来てくれるなら迷うことなく急降下。ジョウの鼻先を狙った「そらをとぶ」攻撃!……ただし命中したとしても「たいあたり」の勢いで弾かれ吹っ飛ぶことになるが。)」
カラカラ「集中を!(ダブルチョップを骨で受けた、しかし本体が軽いので1ジャンプくらいは飛ばされた。着地するとすかさずティランの背後を狙って骨を投げる、「ホネブーメラン」!)」

ちなみに今回の観客席では、どこから湧いてきたのか、アンノーンたちが文字起こし困難な鳴き声を上げて騒いでいた。
よく見ると最前列の個体が並んで「FIGHT!」の配列になっていたので、きっと彼らなりに応援していたのだろう。きっと(…
黒い集団がいないベンチ席横には、オーダイルとボーマンダの姿もあった。バトルの様子を覗きながら話しているようだ。

ジョウ「(こちらは目を閉じてがむしゃに突っ込んでるだけなので、八雲の攻撃は全く見てません!「体当たり」が当たった代わりに足の爪が鼻先から口元引っかかれて傷ついてしまった。このターンは悶絶してるため攻撃は中断となります!)ぐあああっ…;変に当たっああああ;」
ティラン「(2撃目を当てるために追いかけ、それを避けられてしまう。その流れてで、相手を追うように顔を向けるが、投擲された骨の挙動にはついて行けず背中を強打、手をついてその場に伏せてしまうだろう)ジャッ…ガぁ!(ブーメラン不思議な挙動には理解がおいつかない。カラカラの手元に骨が戻って来た頃に下がりの鱗を引きちぎって、投げつけた!「スケイルショット」!防御が落ちるが、その分速度は増えるぞ!ブーメランを投げるのをけん制したいようだ)」
八雲「あいたた;(地面に転がって、ぷるぷる首を振りながら起き上がって、見ればジョウの追撃が来ない)……これは、いける!(地面に伏せた状態から位置について、よーい、「でんこうせっか」!ジョウの周囲を飛び回ってつつこうとする、こうげき低下+相性+元の威力で想定ダメージ微妙だけど!)」
カラカラ「まず一撃。(種族特有の発想と慣れ、ブーメランはしっかりキャッチするが、再び手首をひねるところへ鱗が飛んできた。投げようとした骨が鱗にたたき落とされた、技は不発!)うっ!;」

ジョウ「…あ、そうだ!(Z技があるじゃないか!顔が結構痛いけど、頭の中で閃けば八雲に背を向けて、ティランの方に走りだした。)ドラゴンだけが持つ、さいっこうの力!思いを込めt!」
ティラン「ジャウ!…じゃ?(ブーメランを落とした今ながら最大のチャンスだ!力を込めて…腕を組んでZ技を構えるが。発動しませんでした。ティランが不思議そうにジョウの方を見ると、電光石火のくちばしが尻に突かれ、そのまま好き放題に弄られて目をバッテンにして気絶してしまうからだ!)…ラ、ゴーン!(割とヤケクソ気だけど、溜まった力を解き放った!自分の体力を引き換えに「ソウルビート」!次の最終ターンで勝負をするつもりだ!)」
八雲「あれ???(無我夢中の攻撃、気づけば相手は動きがない。攻撃やめ、首をかしげる)」

ジョウ、戦闘不能。
33−4やチーンって音が聞こえそうなほどズタボロのばってんマーク。
実はジョウは今の今まで一人でバトルに勝てた事はありません。つまり実力は誰よりも下だったのだ!

カラカラ「今の技は?(骨を拾うことを優先して相手の技を止められず。)」
ティラン「じゃ!じゃじゃらじゃ、じゃらっが!ららっ!(意味が通じないが、全能力が上がるよと説明してくれたらしい)」
解説ありがとうございました。
相手に伝わったかどうかはともかく、これで勝負は一対一。
カラカラ「失礼、続けましょう。(無事回収した骨を再び投げる、ブーメランだけど往路で狙うはティランの側頭部!)」(2D6 → 1 + 1 = 2)
ティラン「じゃらんがらららっ!(バーストブレイク!体中の鱗を鳴らすように体を揺らし、そのすきに飛んできたブーメランも、音の衝撃波で逸らしてしまうぞ!)じゃらっ…ガァ!(ジャラと尻尾の鱗を叩きつけて全員に大して「スケイルノイズ」だ!)」(2D6 → 5 + 1 = 6)
相手の側頭部を狙った技を仕掛けたカラカラ。
しかし待ち受けていたのは威力を上げた全体攻撃!
カラカラの手元が狂い、骨は明後日の方向へ飛んでいった!
八雲「えっ、何か鳴ってうわああん!(直撃!衝撃波で軽々と場外へ!)」 カラカラ「(丸腰で直撃、ひっくり返る。帽子だけが転がっていった)……参りました。」
ティランがスケイルノイズで音を出して夢中になっている間、気づけば観客のアンノーン達もジョウもみーんなひっくりかえっていた。
恐るべし、ジャラランガ専用技……!

ティラン「(転がってた帽子を拾ってカラカラの元に向かい帽子を差し出すだろう)…らっ?」
カラカラ「(見上げれば差し出される帽子。起き上がり)ありがとうございます。(丁寧に頭を下げてから受け取る)」
ジョウ「…あれ、鳥さんは?というか勝ったの?(スケイルノイズが収まってから目が覚めた。顔を上げてみると静かだ)」
なんと鳥さんの姿がない。
がんばって起き上がったジョウ、頭の中で少しずつ状況の整理をした様子。
ジョウ「……(尻を突かれた記憶がよみがえった。でもちょっと得意げにティランがこちらを向いてVサインをすると改めて実感が湧いてきた)お、俺達勝ったー!ジョウ出来の勝利!」
ティラン「ジャウ!(ジョウがこっちに来ると少し日間でジョウと手を合わせた。)じゃら、らーんっんが!」
ジョウ「ティランが今度投げる奴教えて欲しいんだって。またバトルしよ!今度も負けないから!
カラカラ「私も気になる技があります。今度お目にかかるときにでも。バトルは……機会があれば。(帽子をかぶり直して)では、私はこれで。八雲さんを探しに行きますので。」
ジョウ「うん!俺達も探したいけど…かーちゃんに怒られるから…(さーせんしたっと。ティランは軽く頭を下げて、急ぎ足で霧に戻るだろう)じゃあまたねー!ありがとう!」

こうして無事決着がつき、ジョウとティランはまたひとつ経験を積んだ。

ちなみに八雲は後で森の中に落っこちているのを無事発見されたとのこと。