島の外へ行くときは

不思議な霧を普通に通ると、必ず「自分が元いた場所」へ戻される、という設定があります。
これは、何も知らずに島へ迷い込んだ人が家に帰れなくなるのを防ぐためであると同時に、
島を経由して他の世界へ魔の手を伸ばす悪人を出さないためでもあります。

これを参加者(PL)視点で言い直すと、「他の参加者が作った町や世界へ勝手に“行った”ことにしてはいけない」ということになります。
みんなで物語を作る「島」とは違い、それぞれの町はそれを考えた人が大事にしている物語の世界。いわばプライベートな場所です。
他人が勝手に入り込んだり、まして一方的に設定を書き加えたりすれば、その人は深く傷つくでしょう。

逆に言えば、相手への思いやりと作法を忘れさえしなければ、もっと楽しみ方を広げることができるのです。

友達の家を訪ねる> <旅行でのタブー> <同じ世界の出身?> <自分の家に招くときは

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☆友達の家を訪ねる

上で「勝手に」と前置きした通り、元の場所以外に行ってもいい時もあります。
それはキャラクター同士できちんと話を通し、相手から誘われるなどして
「こっちの町(地方、世界)に来ていいよ」と許可が下りた場合

他の場所を訪れる形としては、個人的に用事があって行くものと、
「○○に行ってみませんか?」と広く声をかけて人を集める観光ツアー形式があります。

他の参加者の誰が見てもちゃんと認めたんだなとわかるよう、また「行った先」で迷子にならないよう、
遊びに行くときはできるだけ、誘ってくれた方と一緒に霧を通るようにしてください。

許可は取った、と嘘をついてもダメ。森の案内人セレビィはいつもあなたを見ていますよ!


☆旅行でやってはいけないこと

以下、自分が住む町や世界に他の参加者を招待して案内する人を旅行の「主催者」と呼びます。

主催者はその世界を誰よりも知っている人、そして忙しい合間を縫ってわざわざあなたを招いてくれた人。
遊びに来てくれるあなたのためにおもてなしの手段、楽しいひとときのための演出をいろいろ考えています。

せっかくの心づかいを踏みにじること、たとえば次のような行為は絶対にしないように。
やってしまった人は次から他の主催者にも招待されなくなるばかりか、島の中でも嫌われることになります。

1.訪問先で問題を起こす、侵略しに行く
旅行は楽しい時間を一緒に過ごすためにあります。それをぶち壊しに行く人を歓迎する人はいません。
(ただし共通の敵を倒しに行く目的の遠出など、主催者が大暴れを認めているのであれば別です)
主催者へサプライズを仕掛けたいときは、訪問の目的と訪問先の特徴を考えた上で内容を決めましょう。

2.他の参加者のロールを待たずに行動する
呼ばれたのがあなた一人なら、主催者はあなたの反応にだけ注意を配れば話を先に進められます。
でも大勢で行ったときは、道案内だけでなく一人一人のリアクションに全部反応しなければなりません。
前のロールに反応してくれる間に次の行動をして、あなたと他の誰かの行動が矛盾しないよう、発言は順番に。
「全員の発言が一通り出そろうまで待つ」心の余裕を常にもってください。

3.連れて行くよう強要する
4.あれもこれもと要求する

ネチケットの一つとして、「現実の世界の用事が優先」というものがあります。
主催者は勉強や部活やバイトやお仕事で忙しい中、わざわざ場所と時間とイベントを用意しているのです。
たとえキャラクターの性格はわがままでも、参加者としてのあなたは冷静に、そして感謝を忘れずに。

5.勝手に行ってきた、何かしてきたことにする
一度入ることを許されたからといって、後は勝手に行っていい、ということにはなりません。
してきた内容によっては主催者が考えていた「物語」を壊してしまい、悲しませることもあります。

6.主催者の指示に従わない
旅行先のいろんな設定やお約束、その他諸々は全部、主催者がその人なりの世界観の元に決めています。
物語の世界を守るためのルールは無視しないように。
たとえば「まだ帰れない場面なのに主催者に無断で帰ったり、勝手に違う場所へ行ってしまったりする」
「電波が届かないはずの場所で携帯電話を使う」「魔法が一切使えないとされる世界で魔法を使う」など。


☆同じ世界の出身?

「アニメのポケモンと同じ設定の世界から来ている。『ポケモン』の設定にないオリジナル要素は入れてない」
「ある漫画をモチーフにした異世界から遊びに来ている」
などなど、いろんな背景を持ったキャラクターが島に遊びに来ています。
あなたのキャラクターの「地元」に興味を示されたり、誰かの地元が気になってくることもあるでしょう。
また、もしかしたら他の参加者が同じことを考えているかもしれません。

相手との合意がある場合に限り、他の参加者と「同じ世界」「同じ設定」を共有することができます。
もちろんここでも無断使用はNG。
たとえば、勝手に「○○さんの近所に住んでます」などと言い出すと、名指しされた相手に迷惑がかかります。


☆自分の家に招くときは

自分主催のイベントを開くことになったら、少なくとも次のような準備が必要です。

○舞台設定をお客様に説明できるよう、言葉をまとめておく
○「島を出た後」の発言をやりとりし行動をロールするためのチャットを用意する
○他の参加者が突然帰ることになった場合の対処法(帰らせ方、やりかけたことの後始末など)を考える

特に注意してほしいのはチャットの用意。
自分のサイトに自力でCGIを設置できなければ無料のレンタルチャットを借りることになると思いますが、
どこに行ってもチャットのレンタルには連絡用メールアドレスが必須です。
(パスワードの通知やお知らせの送付に必要なためです。場所によってはフリーメール不可としているところもあります)
また、「店内」チャットのようにフィルタリングに引っかかるチャットもあります。
いざ連れて行く段になって「ごめんなさい、入室できません!」と言われないよう、事前に確認することをおすすめします。
(フィルタリング対象かどうかを判定するサイトがあります。探してみてください。)

メールアドレスをお持ちでない方、わけあって登録に使えない方は、管理人までご相談ください。
代わりに場所を用意できることがあります。
また、招待する参加者の誰かがチャットを持っているなら、それを借りてしまうという手もあります。


他の世界へのお出かけに関する、よくある質問

◇出かけた先のチャットでも、カフェパのルールは適用されますか?
適用されません。各チャットでの遊び方には干渉や指示をしませんし、取り締まることもありません。
そのチャットの管理人はあくまで主催者の方です。その方の指示には従ってください。

チャットを運用する際に、カフェパのルールに準じたロールプレイを行う、とすることはかまいません。
(お出かけという行動自体がカフェパでの遊びの延長線上にあるので、基本的には何も言わなくても、自然とカフェパのやり方にあわせた遊び方になると思います)