「悪役」攻略法

当店はお客様である限り、「いい人」も「悪人」も平等に受け入れる方針をとっています。

好きな時にどこへでも行けて、不思議な出来事や素敵な才能を持った人が自然と集まってくる。
そんな島はアジトに最適なのか、それとも何か別の目的でもあるのか、
悪の組織○○団を名乗ってカフェや森などに出没、出会った人に勝負を挑んでくる人がいます。

でもそれはあくまで、参加者の一員として「カフェを盛り上げる」ため、であってください。
「本当にみんなを困らせる」ための悪さをしてはいけません。
立ち向かう側につく時もどうか、「バトルを楽しむ」心を忘れないように。

よくある質問はこちら


☆悪役の心構え

「ポケモン」シリーズに登場する悪の組織で好きなものがあれば、その団員を演じることができます。
現役団員であれば組織の目的にそった行動をとれますし、休息としてカフェを訪れることもあるでしょう。
ワケあって組織を抜けた元団員、という人もいるかもしれません。

団員の中には暇な人や見込みがある人を勧誘したり、入団希望を受けつけたりする人もいて、
呼びかけに応じる人がいれば、同じ「○○団の仲間」同士として一緒に活動できるようになります。
メールなどで連絡を取り合って本格的な「組織的活動」をしているところもあるようです。
彼らに「この世界での悪役の心構え」を聞いてみたところ、
根本的にカフェをどうにかしようとは考えず、笑える範囲で企みを実行すること。
 相手を思いやり、それでいて笑いをとれる方なら大歓迎。
」とのこと。

悪をやりたくなる理由はいろいろあるといいます。悪役が好き、バトルがしたい、など。
でも相手キャラクターの中にはバトルを好まない方、「○○団員のせいでひどい目にあった」という方、
悪の組織に入っている=悪人だからと過剰に警戒する方もいますので注意しましょう。

なお、肩書きは「下っ端」から「○○支部のリーダー」くらいまでにしておくのが無難です。
組織を束ねる上級幹部やボスはなかなか現場には出てこないはずですし、
何より、各組織のリーダーはゲームに登場する「公式のキャラクター」なので使うことができないためです。


ちなみに、自分で考えたオリジナルの組織に入っているという設定もOKです。
ただしここで注意してほしいのは、「ここはあくまで『ポケモン』ファンのための場所だ」ということ
また、「ほのぼの系」を掲げている場所でもあります。

別作品からの引用を認めてはいますが、それは主に道具や小ネタなどの話。
あまりにもポケモンの世界観から離れてしまうようだと、それが好きでない人、
特に「仲間とカフェでくつろぐ日常」を望んでいる人を置き去りにしてしまいます。
皆さんで楽しめるよう少しアレンジする、過激にしすぎないなど、ちょっとした工夫を忘れずに。


☆悪役がやってはいけないこと

悪を名乗るからには、そのキャラクターが嫌われることは覚悟していると思います。
でも調子に乗りすぎると、PLであるあなた自身も、他の参加者から嫌われてしまいます。

以下の項目は実際に問題になったり、苦情が来たりしたものです。参考にしてください。

1.参加したがらない人を強制的に巻き込む
相手に攻撃が命中するか、効果があるかは相手(のPL)が決めること。
あなたが望む反応を強制して相手のリアクションを否定すると、確定描写になることがあります。

一緒に遊んでほしくてやっているのに相手が乗り気でなくても、腹を立てないでください。
たとえば大事な話の最中や疲れている場面なら、どんなに無理強いしても良い反応は返ってきません。
相手の気分を悪くし、自分のやる気もなくなって、面白くないお話になってしまうでしょう。

また“ふぶき”などで「その場の全員へ一斉攻撃」をしても、全員が応戦してくれるとは限りません。
誰かが乗り気でないと見たらその人のことはそっとしておいて、ちゃんと応じてくれた人への反撃に集中すると、
あなた自身も戦う相手も気分良く楽しめます。

2.相手がやられてくれないので攻撃がエスカレートする
なかなか倒れないからと、次々とポケモンや武器を持ち出してくる人が時々います。
ここでは「全員が主役」。あなた一人のための場所ではないし、他の参加者は「引き立て役」ではありません。
負けたくない気持ちは分かりますが、悪あがきはほどほどに。一度引いて出直すのも戦略です。

ロール式のバトルでは、攻撃の威力だけでなく「上手な攻め方」つまり技の印象も勝敗を左右します。
“まるくなる”の後に“ころがる”を使うと威力が上がるように、技の組み合わせや出し方を工夫すれば、
一見弱い技でも強力な武器を振り回す相手に勝てたりします。
どうせなら、見る人もわくわくするようなバトルを目指しましょう。

3.攻撃はするけど反撃を受けつけない
謎のシールドで完全防御、ポケモンの技でも何でも絶対にやられない!そんな人も時々います。
手出しできない相手を一方的にたたきのめして楽しいのは、実は攻撃してる側だけ。
相手から見ると、何をしてほしいのか分からない、理不尽な行動にしか見えていないんですよ。

自分の中ではちゃんと弱点も用意しているのに、相手に無敵と思われてあきらめられることもあります。
これはロールの中で「攻略のヒント」を表現し切れていないのが原因です。
相手の行動(観察する、攻撃を当ててみるなど)をうまく利用すれば、突破口に気づいてもらえるかも?

4.思い通りの展開にならないと逆ギレする
1〜3の行動で相手側からPL発言などで注意されると、「せっかくやってるのに!」と怒る人がいます。
あなたが思い描いたシナリオを知っているのはあなただけ。他の参加者は何も知りません。
思った通りにならなくて当たり前、くらいの気持ちで挑むと、アクシデントも笑って許せるようになります。

5.同じ作戦を何度も繰り返す
最初の一回がとっても面白かったから、または失敗したからといって、何度も同じように襲っていると、
何度も巻き込まれたり見かけたりしている人からはそのうち飽きられます。
特に「楽しくもないのに何度もつきあわされる」のはとてもつらいこと。
マンネリにならないよう、いつも新しい表現やもっといい戦い方を研究するといいでしょう。

6.他の事件に便乗して勝手に関係者を名乗る
一件落着の後、事件を起こしたのとは違うPLのキャラクターが突然「実は黒幕は自分だ」と名乗る。
先に暴れた悪人のPLが許可していればいいですが、無断でやるとそのPLの方が傷つきます。
他の人との関係を勝手に、一方的に作ってしまうのはマナー違反です。

7.ずっと続ける(話を終わらせない)
面白い話には必ず「区切り」があります。読む人が一息つける時間です。
新しい設定や作戦などを思いついたらどんどん入れたくなりますが、それが何回も続くようだと、読む方は疲れてしまいます。
ひとつのエピソードを始めたら、どこかで決着をつける・謎を解かせるなど、一旦終わらせるクセをつけましょう。
(これを俗に「風呂敷をたたむ」と言います)


☆悪役と戦うときは

どんなに凶悪でひどいことをするキャラクターにも、その背後にはあなたと同じ人間、参加者(PL)がいます。
最低限の礼儀と思いやりは忘れずに接しましょう。

たとえば、悪いことをしている人がいるからといって一方的にボコボコにしたり、嫌な発言をされたからといって相手側のPLまで非難してはいけません。
「キャラクターとしての意見」と「PLの意見」はたいてい別です。

正面切って戦いたくない、戦えないような場合も、対応をちょっと工夫してみましょう。
うまく場の雰囲気を壊さずに受け流せれば、襲ってきた悪人もきっと普通にやられるより悔しがります。

何人もの仲間で一斉に攻撃するときは、相手(悪役)が全員のロールに反応を返しきるまで待ちましょう。
体勢を立て直さないうちにたたみかけたい気持ちは分かりますが、せかしすぎると反応が追いつかなくなって、
そのうち誰かのロールが見落とされたり、矛盾が出てきたりします。

また、上の「悪役がやってはいけないこと」は、悪役を相手に戦う人にも当てはまります。
相手も「楽しむ」ためにカフェに来ているということをどうかお忘れなく。


悪役・対悪役に関する、よくある質問

◇しつこくつきまとってくるひと(キャラ)がいます。
悪役に限らず、そういう人は「風呂敷をたたむ」ことに慣れていないケースが多いです。(やってはいけないことの7を参照)
本人をこのページに誘導した上で、既に「面白くない」と思われていることを教えてあげてください。

他の人を巻き込んだ話の終わらせ方は、自力で簡単に身につけられるものではありません。
経験を積ませるのが一番です。余裕があれば、うまく話をたためるように誘導しましょう。
(あなた自身が手伝わなければいけない、ということは決してありません。慣れている人や、悪役のPLさんと交流のある人に動いてもらう手もあります。)

PLの話に耳を貸さない、不愉快に思われていると承知でやっているなど、悪質な場合は通報してください。

◇PLとしては動きたくない。/やめさせたいけど、話の雰囲気までは壊したくないな…
チャット上でのやりとりだけで立ちゆかなくなったけれど、あくまでキャラとして対処したい場合。
以下の方法でバトンタッチを試みてください。
 1.森にいた場合はカフェに逃げ込む。そして店員さんに助けを求める。
  (店内チャットにNPCとの会話を書き込み、ログとして残すのがポイントです。)
 2.「みんなの掲示板」に訴えたい内容や救助依頼を書き込む。
  (キャラクターの目線で書き込む掲示板ですが、レスとしてPL発言を隠しておくこともできます)
 3.救助隊の到着を待つ。
  (他の参加者が動きそうになければ管理人が出る場合もあります。)