めざせ「プロジェクトP」デビュー!

開店当初から続くカフェパの名物コンテンツ「プロジェクトP」
もともとはポケモン小説サイト「ポケモンカフェ」のチャットから生まれた小説プロジェクトでした。
簡単に言うと「チャットのログを小説風に仕立てて公開しよう」という企画です。
(以下「ログ小説」。一般的には「リプレイ」と呼ばれるものです。当店ではその用語を知らないまま独自に始めたので、独自の呼び方をしています。)

集まった作品はチャットの参加者に限らず、誰でも読むことができます。
「チャット上での出来事を、その場にいなかった人とも、いつでも一緒に楽しめる」
それが当店の大きな特徴なのです。

題材はイベントやハプニングなどの記録に限りません。
「とってもいいポケモンバトルだった」
「会心のギャグが決まった」
「なんでもない会話だけど、ほっこりした」
などなど、誰かに見せたい!と思う場面ならなんでもあり!
編集だけ誰かに託すこともできます。
いいね!と思う場面を見たら、とりあえず記録だけ取っておいても、損はしませんよ。

以下、主に「ログ小説をつくりたい」方向けに手順を紹介します。
※長い文章を編集できる環境が必要なため、パソコンまたはタブレット端末の利用者を想定して書いています。

[目次]
用意するもの
ステップ1:ログを取る(生ログを集めて保存する)
ステップ2:参加者の同意をもらう
ステップ3:ログを編集する
ステップ4:小説っぽくしてみる
ステップ5:さあ、投稿だ!
よくある質問


☆用意するもの

生ログ
チャット画面に表示される「会話」のテキストデータです。
これを画面からコピーして、ご自分の端末に保存すると、ログ小説の素材になります。
本ページでは加工前のテキスト、つまりチャットの表示どおりの状態にある会話文を「生(なま)ログ」と呼びます。
 
テキストエディタ
生ログの保管やログ小説の編集に使います。
「一太郎」「Word」などの文章編集ソフトでもいいですし、OS標準のテキストエディタでも十分に使えます。
例:Windowsなら「メモ帳」「ワードパッド」など。 Mac OS Xなら「テキストエディット」など。
 
ちょっとした知識
ログ編集には、文章などの「コピー&ペースト」ができる必要があります。
やったことないなぁ……という人は、そのやり方を検索して、練習してからチャレンジしましょう。

☆ステップ1:ログを取る(生ログを集めて保存する)

  1. テキストエディタを開き、生ログを入れておく場所を確保します。
  2. チャット画面から会話文をコピーして、用意したファイルにペースト(貼り付け)。
  3. 会話が続いていたら、ときどき(2)を繰り返します。
  4. 話題が終わったり、オチがついたりしたところまでを貼り付けできたら、ファイルに「名前をつけて保存」。
    あとで“こんらん”しないよう、ファイル名には出来事の名前や日付などを入れるといいでしょう。

これで完成です。
ちなみに、会話文のコピー&ペーストのやり方は、以下の通り。

店内の場合
  1. チャット画面の上にある「テキストログ」という項目をクリック。
  2. ログ表示順で「降順」を選んでから、「生成」ボタンをクリック。
  3. 白い枠の中に生ログが出ます。これをまとめてコピー&ペースト。
 
発言を入力する場所の上にご注目。


こんな感じのログが……


こんなふうに表示されます。あとは四角い枠の中をコピペするだけ。

 
森などの場合
  1. 表示されている会話文をまるごと範囲選択して、コピー。
  2. チャットログ上下変換ツール」を開いて、白い枠の中にペースト。
  3. 「変換」ボタンを押して、出てきたログをまとめてコピー&ペースト。
 
なお、チャット内でたくさん発言があると、50行以上前のログは古い順に消えてしまいます。
会話が盛り上がった後に生ログを集めようとしても、最初に何を話していたかわからなくなることも。
どうかご注意ください。

☆ステップ2:参加者の同意をもらう

  1. ステップ1で集めたログがきちんと保存できているか、もう一度確認。
  2. その話題に参加したPLの皆さんに「あの話をログ小説にしたい」と相談しましょう。
    おしゃべりが一段落した後のチャットで尋ねることも、連絡掲示板で質問することもできます。
  3. ログに発言が入っている参加者の、少なくとも過半数(できれば全員)から、賛成・許可をいただいてください。
    これはログ小説として公開するにふさわしい話題か、参加者みんなの目で改めて見つめ直すための決まりです。
    ご協力をお願いいたします。
  4. 話が長すぎて編集が大変? でも大丈夫!
    一緒に参加した仲間と生ログをわけあって、前半と後半を担当、なんてこともできます。

☆ステップ3:ログを編集する

できれば、保存したログの中身を別のファイルにコピーし、そちらで編集を行いましょう。
元のログがなくなってしまうと、後で困ることがあります。

1. 並べ替え&改行
たくさんのキャラが登場すると、会話の順番が前後したり、他の話題が混ざったりしますよね。
そんなときは、ちょっとだけ話題を整理すると読みやすくなります。
  • 最初の発言は誰で、何を話した(またはロールした)かな?
  • その「最初」への初めてのリアクションが次の行に来ます。
  • ひとつの話題が続く間は、発言した順に並べていきます。
  • 2つの話題が同時に進んでいたら、まず片方の話題のログを発言順に並べます。
    適当なところで区切りをつけ、1行空けて、もうひとつの話題についての発言を並べます。
    交互に続けると、「こっちとあっちは違う話をしているんだな」とわかりやすくなります。
 
また、一回の発言で2人以上のキャラが同時にしゃべることも多いはず。
そのときは「カギカッコ」ごとに行を変えると、より読みやすくなります。
 
[チャット上の表記]
ジャックル「見本をご覧いただこう。」 ヒマナッツA「ひま?」 ヒマナッツB「ひま!」
  ↓
[編集すると…]
ジャックル「見本をご覧いただこう。」
ヒマナッツA「ひま?」
ヒマナッツB「ひま!」
 
2.多少の誤字やミスを直しておく
チャットをしていて、「今のは○○の間違い!」とあわてて付け足したこと、ありますよね?
そんな補足を見かけたら、お願いされた通り、当てはまる発言のミスを直しておきましょう。
訂正をお願いする発言も消しておけばカンペキ。
そう、小説はチャットと違って、後から修正ができるのです。
 
3.いらない部分を消す
会話の後ろにくっついている「時刻」は全部消しておきましょう。
PL発言、店員の「いらっしゃいませ!」など、話題に関係ない部分も削除します。
でもダイス判定は消さないでね!
 
また、紹介したい「出来事」に入らないで、他の話に夢中になっているキャラもいるかもしれません。
もしプロジェクトPへの出演を望まないPLさんがいたら、その人のキャラの発言も、そっと消しておきましょう。

ここまでの手順を一通りやってみるだけでも、全体がすっきりと読みやすくなるはずです。
初めてログ小説を作る人は、ここまでできたら「ステップ5」に進んでください。


☆ステップ4:小説っぽくしてみる

「プロジェクトP」で紹介されている作品の多くは、上のステップ3に加え、さらなる編集や書き足しによって「小説」っぽい形へ近づけています。
ログの編集に慣れてきたらひとつずつ試してみましょう。
(全部をやる必要はありません。どれもやらなくても面白いものは面白いです。)

具体例を知りたい方は、過去の作品をいろいろ参照してみてください。

(初級編)登場人物を紹介しよう
ログ小説を読んでみて、知らないキャラが出てきて「これ人間?ポケモン?」と首をかしげたこと、ありませんか。
読みながら「参加者プロフィール」をめくるのはちょっと面倒ですよね。
そこで、会話が始まる前にひと工夫。
登場人物がひとり増えるたびに、ちょっとした紹介文を加えてみましょう。
 
(中級編)場面の説明を増やしてみよう
みんなの発言に出てこない動きや背景などを、会話の合間にちょっと解説すると、読者の楽しみが増えます。
隠れやすい情報は様々。紹介文に慣れてきたら気づきやすくなるかも。
  • チャット間の移動(例:カフェから広場へ)
  • キャラ同士の友達関係
  • そのログの前にあったできごとなどを語る「これまでのあらすじ」
  などなど……
 
(上級編)ロールを地の文に転用する
最初の場面説明など、ロールだけを書き込むログが入っていた場合。
もちろんそのまま載せてもOKですが、キャラ名とカッコを外すだけで、小説の“地の文”のように変身することがあります。
前か後に発言元のキャラの紹介をうまく組み込めば、かっこいい登場シーンのできあがり。
作文に自信がある方はチャレンジしてみてください。
 
(達人編)タグを使って派手に飾る!?
初期のプロジェクトPには、文字を強調してみたり、取消線を入れたりしているものがあります。
実は投稿時の文章にHTMLタグが入っていた場合、投稿画面そのものには反映されませんが、プロジェクトP掲載時には管理人が反映させることがあります。
やり方をご存じの方、試してみては?
(現在受け付けているのは「太字・文字サイズ変更・取消線・強調・白文字」まで。派手な色づけなど目の負担になるタグはご遠慮ください)
 

☆ステップ5:さあ、投稿だ!

一通り書けたら読み返して、おかしなところがないかをチェック。
いけそうならログ小説の「タイトル」を決めましょう。
どんなイベントか、何の事件か、誰と誰のバトルなのか。一番伝えたい、見せたいキーワードを入れてください。

いい感じのタイトルが決まったら、ついにログ小説が完成。
「小説投稿掲示板」から投稿してください。

投稿の仕方は「各チャット&掲示板の使い方」を参照。
掲示板の一番上にある記事「この掲示板の使い方」も、必ず読んでくださいね。

他の人に編集をお願いする場合、無事にログ小説が完成、投稿されるまでは、あなたが持つログを消さないように。
相手のパソコンにトラブルがあってデータが消えた、なんてケースもあるかもしれませんからね。


☆ログ小説「プロジェクトP」に関する、よくある質問

◇みんなは乗り気だけど、私はログ小説に出たくない。

ちょっとしかしゃべってない・編集対象の話題に参加してない、などの事情でしたら、あなたの発言だけカットしてもらう手があります。
編集を引き受けた人に声をかけてみてください。

他に出たくない理由がある場合も、提案者に相談してみましょう。
「楽しいと思っていない」人がいるとわかれば、無理強いはしないはずです。
 

◇ログ小説に出てみたいけど、ログの編集には自信がないよ……

まずはチャットそのものを素直に、存分に楽しんでください。
あなたが楽しんでいる姿を、誰かが記録しているかもしれません。
たまにしか来られないという場合は、有志開催のイベントあたりが狙い目です。

もし「他の人にも話したいくらい面白いこと」のつぼみを見つけたら、生ログだけ取っておく手もあります。
上のステップ2までをやってみてから、手伝ってくれる人を探してみましょう。
(候補者ゼロでしたら管理人に声を掛けてください)

なお、ログ小説狙いで何か騒ぎを起こすより、普通に遊んだときの方が採用率が高いとの説も。

◇途中からうまく書けなくて、気づけばほったらかし。どうしよう?

預かったログはできるだけ早めに編集することをおすすめします。
でも「引き受けたはいいけど、気がついたら時間がなくなっていた…」ということもあるでしょう。
そのときは管理人までご相談ください。

◇上の説明だけだと、どんな形に仕上げればいいかよくわからない

「プロジェクトP」各ページで紹介されている過去の作品を参考にしてください。
ログ並べ替え形式なら第四部、小説っぽい形式なら第二部にそういうタイプが多いです。
また、必ず作者名が書かれていますので、その人とチャットでお話しする機会があれば、直接話を聞いてアドバイスをもらうのもいいかもしれません。

◇生ログを見たら、会話の一部が抜けていた。どうしよう?

繰り返しになりますが、チャット内でたくさん発言があると、50行以上前のログは古い順に消えてしまいます。

その「一部」の間にどんなことが起きたか、覚えていますか?
あなたが忘れてしまっても、その場に居合わせた(発言していた)人が覚えているかもしれません。聞き込みしてみましょう。
お話の流れがわかるようなら「一方、あっちではこんなことが起きていて……」のように、“地の文”を使って説明してしまうことができます。

◇うっかり生ログを消してしまいました

「カフェ店内」のログに限り、管理人の手元に残っている場合があります。
編集したい出来事と、それが起きた日付をお知らせください。
また、誰かから編集のために預けられたログだった場合は、その人に謝ってから相談してみてください。