戦火の中の奇蹟、クロとコールド……運命の出遭い  作:クロ 投稿日時:05/4/27


皆さんこんにちは。
自分はクロパーティの1人、ラプラスのコールドと申します。
今日は自分が語っていくので、宜しくお願いします。

ところで、(2005年5月1日現在)ギラッドさんをはじめとする方々が銀河共和国と反共和国星系連合との戦争に出撃しているのはご存知でしょうか?
……クロもその1人として行きました。
これは、4月22日の深夜、カフェ・パーティで起こった少しの出来事と自分の知っている事を少し描いた物語です。



あの日の深夜、自分はクロパーティの2人、スラッガー(デンリュウ♂)、ティオス(ラティオス)と一緒にカフェ・パーティに居ました。
しばらく雑談が続いたんですが、時間はすでに10時……時が経つごとに人は少なくなっていきました。
そんな中、雑談が少し切れました。
そして、スラッガーとティオスは店内でキャッチボールを始めようとしていました。


ティオス「(クロのバックをあさり)……あ、あったぜ!(硬球を取り出す)」
スラッガー「お、キャッチボールやろうぜ♪」
ティオス「いいぜw…ほれ!(ボール投げる)」
スラッガー「おっと;(受け取り) …店内でかよ;コントロールが付くから別にいいけどw(投げる)」
塑羅「ガラスを割るなよ……;」


そう言う問題ではないぞ; スラッガー…
とりあえず、今言える事はガラスを割ってしまうのではないか? という不安だ。
ここで、自分は不意に窓の外を横切った影を見つけた。
あれは……ライカン?(ポッターパーティのバクフーン♂)


ティオス「(受け取り)おおw上手い上手い。…ほらよ!(外へ投げる>ライカン)」
スラッガー「え?なに?」


ティオスはわかったみたいだけど、スラッガーはわからなかったみたいだね。
ボールは開いていた窓を通り外へ飛び出ていった……


ライカン「(受け取り)……ふん!(投げ返す)」
ティオス「え!?(とっさによける ボールは窓へ――)」
スラッガー「あー!!(目を覆う)」


駄目だ……終わった――と思った。
次の瞬間、ガッシャーンと窓を突き破る音が――しなかった。


レイア「(とっさにボールに飛びつく)……ふぅ、危なかった。」
ティオス「あ、ありがとう。レイア…助かったよ。」
スラッガー「ふぅ……(ほっと胸を撫で下ろす)」


レイア(ポッターパーティのマグマラシ♀)がボールをナイスキャッチ。
間一髪の所で、窓ガラスは救われた。(ぁ
本当にレイアが居なかったらどうなっていたか;
だが……


レイア「ちょっと!2人とも、何やってるのよ!場所を考えなさいよ!(2人を睨む)」
ティオス「ごめんなさい…;」
スラッガー「ごめんなさい…;」

レイア「だいたいね!窓ガラスが割れたら、危ないじゃない!」
ティオス+スラッガー「ご、ごめんなさい…orz、orz」
レイア「分かればそれで良し!w(笑顔で)」
バクフーン「zzz……(通信機の前で頬づえをついて寝ている」


恐えぇ;;(ぁ)とてもだが、生まれて1年経っていないとは信じがたい
2人も完全にレイアに押されてしまっている;
これで、2人とも店内でキャッチボールなんてやる気がしなくなっただろう(ぁ
そんな中、バクフーン(ポッターパーティのバクフーン♂)が通信機の前で眠っている。
彼のことだから、バトルのし過ぎで疲れたのかな?…そう思った。
しかし…


ライカン「・・・・起きなさい。(バクフーンをゆする)」
バクフーン「んあ・・・? なんだよ、親父…」
ライカン「こんな所で眠るとは…… どうしたのだ?」
バクフーン「いや、ポッターから連絡が無いから…心配で眠れなかったんだ;」


……バトルなんかじゃ…無かった。
彼のトレーナーも戦場へ行き、そして危険な目に遭っているのかも知れない。
ひょっとして、怪我をしているんじゃないか? まさか、弾にあたっていないだろうな?
きっと、そう思っているに違いない。 …彼もポッターさんとは長い付き合いだ。
心配で心配でたまらないのだろう。
実際、同じような境遇の自分も、夜は眠れない日が続いている。

彼の心のもやもやが晴れることは無いだろう。 ……ポッターさんが無事に帰ってくるまでは……


通信機「(雑音が酷い)こ…ちら…ポ…ッター。 聞こえ…ます…か?」
バクフーン「来た…… こちらバクフーン、聞こえるよ。」
通信機「(設定を変えたらしくクリアな音声に)バクフーンか? そっちの様子はどうだ?」
ライカン「それより、大丈夫かね? 怪我はないか?」
通信機「はい、僕の方は大丈夫です。…コールドさん、クロさんに代わりますか?」


バクフーンは一通りの会話をすると、笑顔が戻った。
無事なんで、一安心だったのだろう。


……クロは大丈夫なのか……
気持ちはそれだけだった。
通信機に、変わって下さい。小さく言った…


通信機「こちらクロ。コールド聞こえるか?」
コールド「そんな事より、お前は大丈夫なのか?」
ライカン「怪我はないかね?」
通信機「あぁ、大丈夫だ。 弾にかすってもいない。」
コールド「クロ……絶対に死ぬなよ。 …まだ、俺の恩返しが済んでいない。」
通信機「コールド、心配するな。必ず帰るから…。」
無線機「通信船が破壊されました。 通信はここまd――」


バクフーン「そいつぁ、まいったな;(無線機見)・・・ってぇ、オイッ! まだ俺と喋ってないぞ!;」
無線機「サー・・・・・・(雑音だけ)」
ライカン「・・・・まあ、今のところ無事らしい。後は無事に戻って来れれば良いのだが(腕組)」
レイア「・・・・大丈夫かしら」
ティオス「…クロとポッターさん、凄いよな…… あの戦火の中――」
バクフーン「ポッターの奴は、いざとなったらブラスターでも、槍でも、ロケットでも何でも使うからな;(ぁ」
コールド「軽視しない方が良い…。 戦争は1時間後の命が無いかも知れないからな…。」
バクフーン「おいおい・・・不吉な事言うなよ!;」


どうやら向こうの通信艦が破壊されたらしく、ポッターさんの声を最後に通信が途絶えた。
バクフーンはポッターさんと喋れなかったようだ……。
ただが2分くらいの通信だったが、ポッターさんとクロの無事が確認できると皆ほっとしたようすだ。
だが……通信している向こうではこちらにもわかるような激しい戦闘が起こっていた。
みんなは思い思いの言葉を発した。 言葉は違っても、この時思っていた事は一緒だろう。


――行ったメンバーが早く、そして無事に帰ってくる事――



ライカン 「・・・・ところでコールド、さっき恩返しは済んでいない、と言ったな?(見つつ)」
コールド 「(ライカン見)確かに言いました。 よく聞いてましたね。」
ライカン 「過去に何かあったのかね、コールド?」
コールド「クロも出発前に言ったから良いか…。 話すとちょっと長くなりますが…」
ライカン 「ふむ。謎に包まれた過去が明かされる感じだな?(椅子に腰掛け)」


急に言われたので、正直焦った。
まさか、あの一言が聞かれているとは思ってもみなかった……。
まぁ、隠すつもりは無かったけどね。
俺はライカンを真っ直ぐに見て、話し始めた。


コールド「実際に俺も経験したのさ。 ――戦争を。」
バクフーン「だ、大丈夫さ! クロさん達の乗る強襲艦は旗艦だぜ? そんな簡単に破壊されるもんか!(←は捕らえられて過去にその旗艦に乗った事がある)」


今、思い返すと…… 俺、いつのまにか一人称が『俺』になってる…;
……まぁ、いいか。 今、議論すべき問題ではない。

……大丈夫、か……出来れば俺もそう信じたいな。
そして、俺は話を続けた。


コールド「クロの居る世界は、数年前まで大きな戦争があったんだ… もちろん、スラッガーやティオスはその頃はいない。」
ライカン 「ふむふむ・・・・激戦地で生まれ育ったのだな・・・・彼は。」
バクフーン「共和国アサルトシップは銀河でも指折りの能力だ。・・・もしかしたら、クロさんは射撃技術を生かしたガンナーでもやってるんじゃないのかな・・・」
コールド「……戦争の手はまだ幼い少年にも迫った。」
バクフーン「(父親の隣に座る)・・・・・」
ライカン「幼い少年とは、恐らくクロのことか・・・・」


話を進めていく内に、バクフーンはだんだん言葉が少なくなっていった。
ライカンは話の一言について、感想を言ってくれた。
感想は言ってもらった方が、ただ漠然と話すよりも話しがいがある。
そして、話している内に忘れ掛けていた光景は、脳裏に鮮明に映し出されてきた。


コールド「そのとき、クロは初めてスナイパーを握った。 …みるみる内に上達したらしい。そして、クロは最小年齢で戦地へと向かった。 ゲリラ戦の訓練をみっちりと仕込まれて。」
ライカン 「・・・・幼き内に武器を手にせねばならないのは、不運だったな・・・・。実力はつきやすいだろうがね・・・・」


ここで言う『ゲリラ戦』とは、真夜中に3〜5人で敵陣に侵入。
敵の機密書類等を奪い、おまけとしてダイナマイトを置いてくる……そんな危険な訓練だった。
もちろん、見つかればタダでは済まされない。


コールド「戦地の最前線には、河がたくさんあった…… 俺はある人からクロにプレゼントされた。『こいつを使って、対岸の敵陣に奇襲をかけろ』 …初めての実践だった。」
ライカン 「(辞書捲り)・・・生きたボート代わりだったのかね、コールド?」
コールド「まさにその通りだ… クロは数人を連れて、敵陣に奇襲をかけた……」


あの時の光景は今でも忘れられないな…。



そこは、木々が鬱蒼と生い茂るジャングルの中だった――

夕方。 兵宿舎内――


将官「クロ、ちょっと来い…」
クロ「はっ!何でしょうか?」


クロと呼ばれた少年兵が、すぐに将官の元へと駆け出す。
そして、見事な敬礼をした。


将官「よし、休め……。 実は、今夜零時、ここから西南へ10キロ、大河の向こうの敵基地へゲリラ戦を仕掛けるように上から命令が下った。」
クロ「…………」
将官「そこで、貴様を隊長としてゲリラ戦を仕掛けて来い! 何か必要な物があれば、今すぐ言え。すぐに届けさせる。」


少年は少し考えた後、こう言った。


クロ「自分は泳ぎが不得手なんです……。 河を渡るときのボートか何かを…。」
将官「そうか…。 じゃぁ、こいつをやろう。」


将官は机の上のMBを手に取り、クロに渡した。
少年は不思議な顔でMBを見た後、将官を見上げた。


将官「そいつは、今日ゲットしたばかりのラプラスだ。 …貴様にやろう。初陣祝いだ。」
クロ「ありがとうございます!」

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バクフーン「神様って酷いよな・・・・」ライカン「信じているのかね?」
バクフーン「俺の勝手だろ」ライカン「否定はしないが・・・・」
コールド「奇襲は成功した……。 だが、撤退のときに物凄い弾幕にさらされたんだ。」

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クロ「撤退だっ! 引けぇー!!」


クロの指示とほぼ同時に仕掛けたダイナマイトが爆発した。
3つの敵前線基地が赤い光と共に吹っ飛んだ。
だが、4つ目の……敵宿舎は光らなかった。


クロ「おい、××!(味方の名前だ)なぜ、仕掛けなかったんだ!」
××「少尉…す、スミマセン! 敵に発見されそうだったので……」
クロ「もういい! 敵襲が来る! 全員河に向かって突っ走れ!」


少年を筆頭に4人のゲリラ部隊は河に向かって走り続けた。
弾幕の雨霰の中を…

そして河が見えた。
河には、オーダイルとカメックス、ランターン、そしてラプラスが静かに浮かんでいた。
いずれも、4人が乗ってきたポケモン達だ。
だが……走ってくるのは2人だけだった。


××「はぁ…はぁ…見えた!河だ!」
クロ「早く乗って対岸へ急げ! もたもたしてると撃たれるぞ!」

ライカン 「戦争とは実に無意味な物だ。・・・相手の無理解のため、自分の意見を強制的に呑ませるため・・・・」
バクフーン「・・・で、誰に言ってるんだ?」
ライカン「全員にだ。窓から覗いている者にも・・・・」
コールド「俺はクロを乗せると、対岸に向かって泳いだ…だが…」
ライカン「 上手く任務完了できる所だったらしいが・・・どうやら簡単には終わらなかったようだな? 話を聞くところ・・・・」

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××はカメックスに、クロはラプラスに飛び乗ると、すぐに出発した。
後ろには機関銃を持った敵兵とトレーナーを失ったランターンとオーダイルが居た。
クロはスナイパーを取り出しつつ、2匹に大声で叫んだ。


クロ「お前達のトレーナーはいなくなった! お前達はもう自由だ! 早く逃げろ!」


2匹はすぐに水中へ潜り、オーダイルは下流へ、ランターンは上流へと姿を消した。
2匹の行方を追っている内にいつのまにか××とカメックスを抜かしていた。
機関銃は容赦無く火を吹き、弾の風切り音が聞こえる。

クロはスコープを覗くと、敵兵に標準を合わせ、引き金を引く。
敵は1人ずつ倒れていった。 そして、ぴくりとも動かなくなる。
……3人目を倒した直後だった。 スコープに××が一瞬映り、河に消えた。
慌ててスコープから目を外した。 ……川面には何も浮かんではいなかった。


クロ「…………」


クロは何も言わなくなった。 無言で××の消えた地点を見据えた……。


―――――チュン!……


一瞬の音と共に、大きくラプラスが揺れた。
……体から徐々に力が抜けていった。 減速していく。


クロ「ラプラス!?」


クロはラプラスの右前足(ひれ?)を見た。
紅い血が流れ出ていた。
対岸まではあと20mはあった。 だが、クロは躊躇わずにラプラスをMBに戻した。
そして、必死に泳いだ……

クロは対岸に辿り着いた。
――左肩に弾丸を受けながらも。

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コールド「河の中ほどで、俺は撃たれた。 俺は覚悟を決めたな。 …使い物にならなくなって切り捨てられた者を何人も見てきたからな。」
ライカン 「ふむ・・・・つまりクロには命の借りがあるわけか。・・・それで借りを返していないと・・・・」


俺は、だんだん目の前がぼやけてきた。
あの頃を思い出すと、いつもこうだ……。
クロとの出遭い……もうすぐ話は終わる。


コールド「クロは必死に走った。そして陣地に辿り着いた……」

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…………
クロは走り、ついに陣地へと辿り着いた。



衛生兵「戻ってきた! よくご無事で…」



衛生兵はクロに近づきつつ言った。
そして、クロの左肩を見て、唖然となった。



衛生兵「被弾してる!すぐにオペを始めます! 医務室へ!」
クロ「…………」



クロは黙ってついていった。
森の中のお粗末な医務室に辿り着いた。



衛生兵「ここに、うつぶせになって下さ……」
クロ「…………」



衛生兵はクロにベッドを勧めようと、振りかえった瞬間に声が止まった。
薄暗い裸電球の下には、被弾したラプラスがいた。 足から赤い血が出ていて、床に新しい模様を作った。



クロ「俺よりも……このラプラスを見てやってくれ。」



衛生兵は、一歩退き、それは駄目です!と怒鳴った。

衛生兵「今はポケモンなんかよりもあなたの命の方が大切で…」
クロ「うるさいっ! ……このラプラスを見てくれ。…頼む。」



クロは大声で叫んだ後……衛生兵に頭を下げた。
だが、衛生兵は自分より年下に怒鳴られたので、逆に怒ってしまった。



衛生兵「このラプラスは右前足を弾が貫通! 治すのにはたくさんの薬が必要だ! ここにはポケモンに薬を使うほどの余裕など無い! このラプラスなど、青酸カリで十分だ!」



……クロの堪忍袋の尾が切れた。
後ろに立て掛けておいたスナイパーを持つと急いで装填、そして―――
轟音が夜の森に響いた。
音が鳴り止む頃には、衛生兵は倒れていた。
クロはスナイパーを投げ捨てると、ラプラスの治療を始めた。



数分後、お世辞にも上手いとは言いがたいが、たくさんの薬を使っての治療が完了した。
ラプラスの右前足には、包帯が巻かれた。
ラプラスは心配そうにクロを見て、小さく細く鳴いた。



クロ「あぁ、これ? ……俺だけじゃ弾は取れないしね。」



そう言うと、傷口に消毒用のアルコールを付けた。
クロは、うっ!と唇を噛んだが、すぐに包帯を巻いた。
ラプラスは、またも心配そうに小さく鳴いた。



クロ「ははっw 大丈夫、大丈夫!」



少年はそう言うと、イスに登ってラプラスの頭を撫でた。

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バクフーン「・・・俺だって現地に居たら怒るどころか、その衛生兵殺していたぞ! ポケモンを何だと思っているんだ!(腕組)これは当然の報いだ。ポケモンは単なる道具じゃないんだぜ?」
ライカン「まあ仕方の無いことだな(頷く)」
ライカン 「戦争を通じて一生の友を得る・・・・。同じ困難を共に乗り越えるからこそできることだ・・・・」
バクフーン「・・・何だよ親父、さっきから;」



俺は、バクフーンとライカンの会話を聞きながら、時計を見た。
時刻は既に12:00をまわったところだ。
ここで俺達は店を後にする事にした。
俺は帰り際に、こんな事も思い出した。



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クロ「そうだ…… まだ名前を決めていなかったね。」
ラプラス「??」
クロ「氷タイプで…… 冷たい…… そうだ! 名前はコールド! どうだい?」
ラプラス(コールド)「キュウww」
クロ「決まり!w コールド、冷凍ビームで援護してね!」


少年は横に長い、深い塹壕から飛び出ると、弾の雨の中を次の塹壕に向けて走って行った……。



END……