風とフォースの出会い?  作:風 投稿日時:05/7/3


「・・・ここどこぉ?」
「また迷ったのか?ばーか。」
よっ!俺フォース!いつもバカ飼い主を乗せて歩いてるぜ!
今日はちょっと俺達の出会いを話して見るぜ!

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ちょうど、あの日。まだ俺が野生だった頃。
おれはうるさい事とか嫌いだから、野原でひるねしてたんだ。
「すかー・・・すかー・・・・・・・vvv」



のんびり落ち着いてたのに。なのに!あいつが!
<パパとママのばかやろぉぉぉぉ!!>
突然ライオンのような声が吹っ飛んできたんで、慌てて起きたんだ、俺。
「うあああん!ばかやろー!・・・?」
ライオン(?)は俺に気づいてきょとんとした。
「うるせーよ、ガキ。」
「・・・・ポニータだ!!本物だぁ!すっげー!かわいー!」
「っはぁ?」
男なのにかわいいといわれたのにビックリして、しかもたてがみを
ごくフツーに撫でているこいつにビビッた。ほ、炎のたてがみだぞ!?
「ねぇ!?オス!?メス!?」
「黙れクソガキ!俺様はお・と・こ!」
「♀!?よっしゃぁ♀だぁー!てゆーか俺クソガキじゃねーし!」
「聞いてねぇ・・!てかなんで言葉分かるんだ!?」
「・・・・しらない」
なんか変なヤツだ・・こーゆーヤツとはかかわるなって母さんが・・・
「と、とりあえず!お家にかえんな!俺は人間が・・苦手なんだョ!」
「お、おうち・・・?」
急にガキが黙った。そして言った。
「ねぇ。君、トレーナーいるの?」
「は?」
急にまじめになったので、おどろいた。
「家出してきたんだ、おれ。すぐ迷子になるから、
誰かに一緒にいてほしーんだ。」


のちに話すうちにこいつは女だと判明してきた。
ただのバカかと思ったけど・・・結構まじめなヤツだった。でも・・・
「でも、俺、前の飼い主に捨てられたから。人間なんて信用できねぇ!
だからもう帰れっつの!」
これで吹っ切れただろう。さぁ、とっととかえれ。
「じゃ、じゃあさ!俺はお前を絶対に捨てない自身あるよ!
それならいい!?ね!?ね!?ね!?」
「い、いいかっていわれても・・・」
なんなんだこいつは。さっきから、俺の他にもポケモンなんて
いっぱいいるのに・・ううう・・・

1時間後・・・

「おねがい!なんか・・直感だけど、こいつなら信じてもいいって気がして!だからさ!」
最終的に、あまりの声におれは頷いてしまった。そのあと、やったー!と叫び声が響いたのは言うまでもなかろう。
「そのかわり!俺の事はフォースってよべよ!」
「ふぉーす??」
「俺の前の飼い主がつけてくれた名前!かっこいい名前だろ!」
「うん!俺は風!よろしくな!」
こうして、いつも迷子になる風を連れてったりのせたりするのは、
俺の役目になった。


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「やっと森ぬけたよぉ・・・」
「おつかり。」
今は仲間も出来たし、結構馴染んでたりする。前の飼い主よりも
いいかもしれない。
「と・こ・ろ・で・フォースvダレがバカ飼い主だって??」
「!?イ、イヤデスネーフウサン、カルイジョークッスヨ、ジョーク;」
「問答無用!いけプーナ!冷凍ビーム!」
「くらぇフォース!日頃の恨みィィィ!!!」
「ぎゃああああああ!!?」

・・訂正。前のほうがいいかも・・・(泣)

            FIN。