ハカセの旅行 ダイジェスト  作:いちご 投稿日時:2017/07/02

彼の名前はハカセ。兄はラティオス、親友はブースター。座右の銘は疾風迅雷。そんな彼の旅行のダイジェストである。
注意、ログは取って無いのでハカセの記憶を頼りに書いておりますが、なるべく記憶に忠実に書いております。

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・旅行当日
「い…いやあ、すごい人が多いですね…」ハカセは人里を離れて暮らしていたため、こんなに大きな船に乗ったのは初めてである。
ハカセ達の手元にジュースを配られる。ハカセが飲んだことの無い絶品なジュースであった。そしてステージにはとある人物の姿が。キャプテン・エルという女性船長である。彼女は短い髪であるこそ、ハカセと同じ赤い髪である。
「お兄ちゃん、ちょっとキャプテン・エルさんと話して来ます。」「ゆ…幸村…報告しなくても大丈夫だから…ね…?」兄のCNとそんな会話を交えつつ、
みんなと話しをしているキャプテン。エルに話しかけるハカセ「あ…あの…よろしいですか…?素敵な赤い髪…ですね…」キャプテン・エルは「ありがとうございます。あなたも素敵な髪ですよ。」とハカセの誘いに応じて、話した。
このハカセへ向けてくれた優しさが後にキャプテンの服の色違いを着る理由となる。

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・ハカセと医者の協奏曲(ドクターコンチェルト)
「ふわあ…おはよー…ございます。」日が変わって夜だと言うのに寝ぼけてるハカセ。残念ながら、彼の兄のCNは寝ていたという。
船の大きなウォータースライダーに子供達が乗ってるのを見て、みんなウォータースライダーへ向かっているという。時間が経って眠気が覚めると
ノアさんの膝の上にアリスさんを乗せて、全速力で滑っているのを見て
「カシウスさん、一緒に滑ってもらっても良いですか?」と誘うハカセ。「えっ、ああいう感じで滑るのか?良いけど。」とカシウス。
そう言いながら、カシウスの前に座り一緒に滑った。ノアさんの図鑑のカメラでみんな撮っていたが、
カシウスの霧で楽しそうに滑るハカセを黒い靄が追いかけているという写真が撮れるのでは無いかと懸念されていたが、そんなことは無かった。

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キャプテン・ハカセと伝説の宝
そんなこんなしてる間にアレイルークスに着いた。
ハカセはほんの気まぐれで、みんなと買い物に行くつもりだったが、全速力でUターンして、
一人と一匹でオリオンに行くことにした。
オリオンは不思議な場所である。オリオンで起こった出来事は物語になり、語られるという…
とどのつまり、即興で劇が出来るハカセと相性の良い場所でもある。
ハカセの格好はキャプテン・エルの服の赤い色という理由からか、ハカセがオリオンに着いた時にハカセは赤い飛行船の操縦席の中にいた。
早速外へ出ると「ようこそ、旅の方。休まれてはいかがですか?」とハカセとメラに声をかける人がいた。
ハカセは「お言葉に甘えて…」とその人の家に入っていく。家といっても、張りぼてで外から様子が見れるようになっている。
「あっ、ハカセと言います。伝説のポケモンが残したと言われている財宝を探しております。大体目星はついておりますが…」と宝の地図を見せるハカセ。
しかし「ハハハ、お前も宝を求めていたのか」と笑う男。実はこの男、黒ひげ海賊団である。仲間を引き連れてハカセを囲む。
ハカセはレイピアを取り出し、黒ひげ海賊団も剣を取り出し、さっきの男がハカセに「今までの恨みを思い知れ!」と切りかかる。
ハカセは(今までって初対面でしょう…僕達…)と思いながらレイピアを右から左へ動かし、黒ひげ海賊団と応戦するが、
ハカセは忘れていた。相手は一人で無いということを。後ろの男がハカセに近づき、剣を振りかざすが
この男達も忘れていた。相手はハカセ一人では無いということに…メラが「疾っ!風っ!迅っ!雷っ!」と叫びハカセを安全圏へ避難させる。
ハカセはメラに礼を言い、船でオリオンを後にした。
船に乗ると詩集や小説と言った本がハカセの膝の上に乗っておりどうやら、おみやげのようである。
本をめくるとハカセ達の行動が乗っておりハカセ達は興奮した。

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キャプテン・ハカセと伝説の宝 第二章
カシウスがロビーでウロウロしていたため、ハカセは声をかける。「その…前にオリオンに行ったので一緒に行きませんか?」
カシウスは「良いぞ。どんな場所なんだ?」と言い、ハカセはパンフレットを片手にその場所は物語になって語られること、そこへ行ったら自分の行動が本になっていたことなどを話した。
ハカセ一行が飛行船に乗ってオリオンに着き、ハカセとカシウスが合流すると、またハカセの船である。
今回は砂漠に来ており、ピラミッドの中に入るとアンノーン文字で色々書かれていた。
進んで行くと開けると生きては帰れないみたいなことが書いてある扉にたどり着く。
ハカセは「きけんはおかすためのものです」と言い扉を開けようとするが、メラがハカセを後ろに引っ張って止めるが カシウスが「船長が何とかしてくれるだろう。」とメラをハカセから剥がす。
メラはカシウスに絶望した顔をしたが、ハカセはお構いなしに扉を開ける。
その先には、ルギアと無数の金塊があった。ルギアがこちらへ向き臨戦態勢を取って来た。
金塊は偽物で、ルギアは着ぐるみで中に人は入っているようだ。
エアロブラストを放ちハカセとメラは吹き飛ばされ、カシウスはレントラーに変身した。
ルギアはカシウスに雷を落とし、ルギアがカシウスに攻撃しようとすると、
ハカセの船長よろしくレイピアを取り出し、カシウスさんの前へ立ってカシウスから攻撃を逸らそうとした。
ハカセは戦闘面では凡人のため、この行動を取れたことが奇跡に近いと言える。
カシウスが何度も雷をルギアに放ちルギアを打ち落とすが、カシウスがハカセに捕獲を命じるとハカセが奇妙な行動を取り始めた。
ちなみに、モンスターボールはアレイルークスに行く時に預けたため、持っていない。
ルギアを縄で縛り、「カシウスさん、このルギアをペットにして良いですか?」と言い始めた。
カシウスが困惑しながらも、ルギアが「ワ…ワレヲペットニスルダト…」とハカセを見つめる。
ハカセが肯定して、ルギアの背中に乗るとルギアが「ヨクゾホンモノノタカラヲモトメタモノヨ!ワレコソガホンモノノタカラナリ!」と言い始めた。
どうやら、ここに落ちている金塊は偽りの宝らしく、ルギアこそが本物の宝だという。
ルギアが自分の背中に乗るようにカシウス達に指示をする。カシウスとメラがルギアに背中に座ると、
ルギアのお陰で新たな場所に行けるようになったという。
ここでハカセ達は元の飛行船にいた。ハカセとカシウスが本をめくると自分達の行動がまた物語になっていることを確認する。

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ヒイラギ邸
一日目は、フラワーヒールをしてみんなの回復をしていたが、ハカセが活躍したのは二日目である。
今回の試練はアイテムを集めることである。ハカセがメンタルハーブを入手し、ノアとCNがオドリドリと蜜を集めるなら樹液が良いという話をハカセが盗み聞きし、ルガルガンの背中に乗って樹液の方へ向かった。
樹液の方へ向かって「すみません、樹液を探しているのですが」と大声で叫ぶハカセ。ヘラクロス達が「なんだお前、蜜を取りに来ただって?生きて帰すと思うなよ」と言うことをかなりなまった口調で喋り、ハカセを見つめる。
ハカセは思わず「助けてえええええ!カシウスさあああああん!」と叫ぶ。すると背後から「うるさいわよ。カシウスならここにはいないわよ。」フィオナさんの姿が。
フィオナはカシウスを電話に呼び出し、みんなが交渉すると、「蜜が欲しいんだったら力比べで勝ったらくれてやる。」ということをなまった口調で言うガーメイルとヘラクロス。
力比べとは、単純にぶつかりあって力をぶつけ合うハカセの地方で言う相撲みたいな遊びである。みんなが集まるが、みんなほとんど適正なポケモンを持っていない。
その中、名乗りあげたのがハカセである。ハカセは人間サイズのポケモン、ブイズサイズの大きさにしか変身できないためガオガエンに変身するが、ヘラクロスが「変身するんだったらホエルオーに変身すれば勝てたのにな」ということをなまった口調で言う。しかし、ハカセの変身技は万能では無いから仕方ない。
ハカセとヘラクロスがぶつかり合うが、ハカセの燃え盛る自身も空しく、200kg以上持ち上げられるヘラクロスに無情にもハカセは容易に投げられ、
ハカセが地面に落ちて転がった頃には、ハカセの変身が解けていた。「ううっ…ぐずん…勝ってみんなに良いところ見せようと思ったのに…」そう泣くハカセを慰めるフィオナ。
その後、エルムが駆けつけ15mを超えるドラゴンになってぶん投げた。
ハカセは「僕もドラゴンになれば戦えるのですか…ドラゴンになりたいです。」と言うが兄のCNに「ドラゴンは諦めよ?」と言われていた。
これで、蜜が手に入り試練は終わったのだった。