追憶〜Recollection〜  作:ルーン・シャオ 投稿日時:06/2/18


――俺に生きている意味はあるのか?――
俺がこんな風に思うのは、まだ、俺が故郷に住んでいたころの、
俺の生活環境が影響しているんだと思う。

――「何?あのこの眼。気持ち悪い。」
「知ってる?あの子って人の心が読めるんだって〜〜。」
「うわぁ、気持ち悪い。死ねみたいな〜〜」

こんなのは当たり前として、
親まで

「あんたのせいで俺たちが不幸になったんだ!!
聞いてるか!!?」
「あんたなんか生まなければよかった!!!」

などという。
俺は何もしていない、と素直に言ったら、

「あんたの存在がいけないのよ!!」

といって殴ってきたり、殺そうとしてきた。

学校でも、いつもそうだった。

教科書がなくなっていたり、机に落書きされたり。

そして、運命の日が来た。

盗賊が、この村に来た。

俺は、秘密基地に行き隠れていた。

そんな時、村人が、

「お前のせいだ!!お前のせいでこうなったんだ!!」

って言って俺を殺そうとした。

         ・・・
だが、その村人は、死んだ。
俺の目の前で、自分で撃った弾に当たって。

俺は、何がなんだか分からなかった。
それで、村は大混乱。
そこに盗賊も来たものだから、
もう、殺し合いになっていた。
最後の一人が俺を殺そうとしたときも、
最初の村人と同じように、死んでいた。

俺は、村から飛び出した。
もう、死ぬのかなって思ったときだった。
「おい?どうした?」
闇乃に会ったのは。

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闇乃「おい?どうした?」
ルーン「なんでもない。」
闇乃「??変な奴。」


この後のことは、また、いつか。
気が向いたら話すよ。