あとがき。


物語のイメージを頭にとどめた状態で、
ポルノグラフィティのシングル「音のない森」を全曲通して聞いてください。
不規則なページ構成の理由はそこにあります。


……短編「朱雀の森」はいかがだったでしょうか。
この話の発端は1通のメールでした。内容は「求人情報」(当時実施した、小説のキャラを募集する企画)への応募。
そこに、今回のキーパーソンとなった無雷左がいました。
はっきり言って今まで扱ったことのないタイプのキャラだったため、手なずけるのには苦労しました(苦笑)
しばらくはうまく頭の中の背景絵にとけ込めず、どういう構成にしようか迷っていました。
森の中、というのは早くから決まっていたんですけどね……
しかし、7月に行われたポルノのライブイベントに参戦した際、上の曲を聴いて
はっきりとしたイメージを掴みました。
1ページ目はその日のうちに帰りの電車の中で書いたものです。
そして発売日(8月6日)に着手、後は何度も何度も聞き続けながら約1ヶ月で仕上げました。

ただメールにはもう少し詳細な設定も書いてあったのですが、物語の流れを優先した結果、
残念ながら一部を割愛することになってしまいました。
(場合によっては続編などの形で生かせるかもしれませんが……現状ではかなり難しいかも)
それでも自分だけでは生み出せない、新鮮な感覚に浸かって心地よく書けたのは事実です。

なお、背景の写真は「素材スフィア」様(現在は閉鎖しております)から拝借いたしました。
そして今回メールをくださった「東無雷左」の生みの親「松茸」様に、この場で改めて感謝の意を表します。

Rista  2003年9月4日

(2012年1月 「あとがき」に数点加筆。文字サイズも調整しました。)
 

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