7月29日 真夏の熱闘! 魂の波動を聞け!(後編) 編集:四面楚歌
ハヤテ「おいヤマブキ! 俺を出せ!! MBの中じゃバトル見えねーよ!!」
ヤマブキ「うるさい!! 今、いいとこなんだ!!」
ハヤテはいつの間にかモンスターボールに戻されていたらしい。
Rista「ヤマブキさん、出してあげたらどうですか?」
ヤマブキ「でも・・・コイツ、うるさいですよ?」
Rista「大丈夫です、うるさいのなら他にもいます。」
軍師「………今この〜両手広げて〜空に向かって走り出そう!(アスマディ、曲にあわせてメガトンパンチ×5)」
軍師の歌声に合わせて、アスマディが連続攻撃を開始した。
ポッター「全面防御に切り替えろ! そしてジャンプしてメガトンキック!!」
軍師「さあ、輝こう光のように!(アスマディ、メガトンキック×2後回避動作)」
踊るような華麗な動きで、アスマディはバクフーンの蹴りを回避する。
バクフーン「外れたか・・・・・」
ポッター「炎の渦で動きを封じ込めろ! そして炎にまぎれて捨て身タックル!!」
軍師「(サビじゃねぇな) 人ごみに、流され明日に何を求めるの(アスマディ、回避動作)」
ボン!!
ハヤテが再びボールから出てきた。
ハヤテ「よっしゃー! 出られたぜ!!」
ヤマブキ「・・・(コイツには一度礼儀作法を覚えさせないとな・・・)」
軍師「作られたレール歩んでいくだけ……(アスマディ、まだ回避中)」
バクフーン(なんとしても勝たねばならない・・・・)
ポッター「相手が速すぎる・・・・・火炎放射をウェーブ状にして攻撃!」
軍師「(しばらく回避に専念しろ)現実にぶつかることに傷つくの恐れないで(アスマディ、回避動作中)」
ハヤテ「オラオラ〜もっと派手にいこーぜ!!」
ヤマブキ「・・・(出すんじゃなかった・・・(涙))」
ファッツ「ゴウと気が合いそうだな>ハヤテ」
シフトのリザードン、ファッツが言った。
ちなみにゴウとは、シフトのバシャーモのことである。
ハヤテ「ハハハ、俺はヤマブキじゃ止められないぜ!!」
ヤマブキ「そのとうり・・・」
軍師「(もうちょい待ってろよ)逃げ出したいときでも、あきらめないで!(アスマディ、回避動作。)」
驚異的なスピードで攻撃を回避し続けるアスマディ。
ポッター「しばらくウェーブを続けろ。次に炎を波動状にして撃ちこめ!」
軍師「まだ見ぬ明日に、期待したっていいじゃない(アスマディ、突撃してメガトンパンチ×2)」
バクフーン「どりゃああ!!」
軍師「自分に負けないためにそして……信じるために……!」
火炎放射の直撃を受けながらもアスマディは前進し、バクフーンに拳を見舞った。
バクフーン「(パンチ2発受ける)どわぁ!! くっ、さすが軍師さんだな」
軍師「(今こそ時だ!)大きく両手広げて空に向かって羽ばたこう!!(メガトンキック×3→メガトンパンチ)」
ポッター「フットワークが乱れているぞバクフーン! カールさんが見ているのにそれでいいのか!」
しかし、この時すでにカールはルビーと共に姿を消していたのであった。
ア・リク「大分凄いことが起こっているんですね。(汗 」
熱闘のさなかにア・リク(以下リク)がやってきた。
せつな「こんにちは〜」
Rista「こんにちはリクさん。ただいま(普通の)バトル中です。」
ナイツ「バクフーンvsアスマディ、なかなか凄いぜ?」
リク「(Ristaさんがいるなら大丈夫だよね)……頑張ってください、ほどほどに。」
アスマディの攻撃は衰えない!
軍師「自分の強さいつか誇れるように……!(メガトンキック×2)」
バクフーン「大文字(至近距離)!!」
軍師「今この両手広げて明日にこの夢たくせるなら!(かわら割り×3)」
止むことの無い近接格闘技の嵐だ。
軍師「さあ、描こういつかの自分!(かわら割り×2→浮かし狙いのかわら割り)」
ポッター「投げ飛ばせ!!」
バクフーン「どりゃあ!!」
バクフーンはアスマディの腕をつかむと豪快に放り投げた。
軍師「(PPの消耗を考えて行動を考えるのつらいな……) 君ならできる……(投げ受身→かわら割り)」
アスマディはすぐさま体勢を整え、再び接近戦をしかけてきた。
ポッター「これはヤバイかもしれない・・・バクフーン、コレを食え!!(キムチを投げる)」
Shine「…唐辛子じゃないんですか?」
Shineが疑問を投げかけた。
ポッター「キムチのほうが栄養価が高い♪」
軍師「きっと輝ける……(かわら割り×2)」
バクフーン「(一気に放り込む)これで炎の破壊力とパワーが2倍だ!! メルトダウン火炎放射ー!!」
これまでのものよりも一層強力な火炎がバクフーンの口から吐き出された!
軍師「僕には見える……君の光がずっと……!(突撃で間合いを詰め、兄貴殺し!)」
Shine「…tu-ka軍師さんずっと歌い続けてますよね。(感心。」
ノロシ「バトル開始の理由が気に入らねえ・・・。」
ムームー「まあまあ。」
せつな「・・・どんな理由ですか?>バトル開始」
ポッター「彼にとって、恋をかけたバトルなんですよ。」
戦闘中にもかかわらず、ポッターは器用にも質問に答えた。
楚歌「ラブパワー炸裂?;」
リク「……え?」
楚歌「って、リクさんにはおもしろくないでしょうね……;」
リク「いえ、結構参考になりますよ。」
Shine「…何のですか?」
リク「惚れ薬のです。依頼されたんで。」
いったい誰に依頼されたのだろう。
いつか明らかにされる時が来るかも知れない……。
軍師「(歌い終わり)…………疲れましたね……本当に……。」
不死身のような生命力を持つ軍師でさえ、疲れることはあるらしい。
バクフーン「まだ終わってないぞ!!」
バクフーンは息を切らし、足をふらつかせながらも、まだ戦いの構えをとっていた。
軍師「………炎のくらいすぎでミスしたか……。>兄貴殺し」
ポッター「バクフーン、もう無茶し過ぎだ! カールさんもわかってくれるはずだ!!」
軍師「しかも、ほとんどの打撃技を使い果たした……か。」
戦いが終わりを迎えようとしている頃、外野では色事話が続いていた。
ノロシ「どいつもこいつも、色ボケやがってぇ・・・!!」
ムームー「抑えて抑えて・・・。」
ファッツ「・・・ああ?」
ファッツがいつか見せたような気迫を出しつつ、ノロシを睨んだ。
ブレイドー「ファッツ、抑えて抑えて;」
Shine「…ノロシさんそういうの嫌いですか?」
塑羅「ノロシ、恋愛感情が殆ど無いですから。羨ましいんでしょう・・・。」
Rista「←ポケ含め恋には全く無縁。」
Shine「←Ristaさんに同上。」
リク「←恋といったら曲しか聴かない。」
楚歌「←そして少なからず情事の当事者の人(ぇ」
バクフーン「ここでやめろと・・・? そんな卑怯なこと・・・・・うっ!」
バクフーンがよろめいた。
ポッター「もうやめておけ・・・・お前の体は悲鳴を上げているぞ。やめるんだ!(怒鳴る)」
軍師「彼の電撃はあてにはできない……刺しきれない……」
そして軍師は、手に持っていた羽扇を力無く落とした。
軍師「審判……私の負けです。」
ポッター「えぇ!? 軍師さん、なぜ・・・・・?」
軍師「あなたのバクフーンはまだ攻撃できるはず。しかし……私のアスマディは電撃は大の苦手。
命中させれるようになったのはつい最近の話です。」
このことについては、軍師のポケモン達のプロフィールを参照してみよう。
ハヤテ「熱かった・・・バトルはやっぱこうじゃねーとな!!」
ポッター「軍師さん・・・・・・・・最高のバトルをありがとうございました!」
こうして、長い戦いに決着がついたのであった。
軍師「ちょっとばかり疲れたな……けど……心地よい疲れだな。」
ポッター「バクフーン、よかったな・・・・これで少しは自信がついただろ?」
ノロシ「・・・・・。」
ムームー「さっきから何黙ってるんですか?」
ノロシ「考え事だ。気にするな・・・。」
しばらくして、リクが小声でつぶやいた。
リク「人間でもポケモンでも、男って熱血よね……、何が面白いのかしら……」
ハヤテ「女に男のロマンが分かってたまるか・・・」
ヤマブキ「バッ・・お前、失礼だぞ!!」
リク「いいえ、全然気にしてませんから。(言葉とは裏腹に怒りオーラ発生中」
Shine「…僕にも男のロマンは分かりませんが。(苦笑。」
ウェルフ「……(念力でコカコーラC2のペットボトルを軍師の横に置く」
軍師のピチューのウェルフは、どういうわけか超能力が使えるらしい。
テツ「軍師のポケモンって器用だな〜(感心」
軍師「(起き上がって、コカコーラを飲む)……また倒れてしまったのか。」
バクフーン「の、喉かわいた・・・・」
ポッター「わかったわかった、よくがんばったから特大のサイダーを奢ってやるよ。ハハハ・・・・」
そう言ってポッターは、バクフーンの肩を叩いた。
ハヤテ「ったくどいつもコイツも・・・ここには真の漢はいないのか?」
軍師「いるんじゃない、真の漢を目指せそうなポケモンが……。」
Rista 「ロマンとか……感性は人それぞれですよ。だから否定したり、排除なんてもってのほか。」
Ristaの言葉は、その場に居合わせた者全員の心に深く刻まれたのであった。
森の奥にある喫茶店、「パーティ」。
今日もまた、たくさんのトレーナーとポケモン達によって新たな物語が作りだされている……。