1月18日 悪戯ヘルガーの無謀な挑戦!?  編集:Rista


〜前編〜


フォルデ「(ゾクゾクッ・・・)・・・・?」
ある日の夕方。
店を訪れていたシフトのハッサム、フォルデが不意に顔を上げた。
彼の妻、ミロカロスのエクリプスがそれに気づき、声を掛ける。
エクリプス「どうかした?」
フォルデ「なにやら悪寒が・・・。やなことでもあるんだろうか?」
エクリプス「何それ、不吉ぅ〜・・・;」


一方、店内の別の場所に倒れている者がいた。
最近よく来るようになった野生のヘルガー、ヴァルシオンである。
ヴァルシオン「(生き返り、起き上がる)・・・!!」
起き上がった彼はルビーのジュゴン、リーズに飛びかかろうとした。
リーズ「(とりあえず黄色ゲージまで回復)・・・バカ?(シグナルビーム」
エクリプス「はい、それ以上やったら尾ひれで引っ叩くわよ?」
様子を見ていたエクリプスの警告も、挑発されたヴァルシオンの耳には届いていない。
炎で出来た翼を広げ、リーズのシグナルビームを回避してそのまま突っ込んでいった。
ヴァルシオン「・・・このぉっ・・・!!(アイアンクロー)」
リーズ「(背中をそらして回避)・・・店内でのバトルは禁止なのよぉ?」
エクリプス「だーかーら〜・・・やめなさいって!
松井のバットよりも早い尾ひれの一撃がヴァルシオンを襲う!
ヴァルシオン「うぇっ!!(吹っ飛ぶ)てて・・・!!(起き上がる)」

そこへ、天井裏から何やら物音が聞こえてきた。
エクリプス「ん?天井?」
真っ先に気づいたエクリプスが天井を見上げる。
しかし何も起こらない。
エクリプス「・・・見てるだけじゃ落ちてはこないか;流石に・・・;(尾ひれを構える)」

ヴァルシオン「・・・・・最初に歌いだしたくせに・・・ってか俺、なんかしたっけ・・・・・?」
どうやらリーズが何かのきっかけで滅びの歌を歌い出し、それがヴァルシオンを直撃したようである。
エクリプス「・・・モヤッと(ボール)をくれてやったから?」
ヴァルシオン「そんだけで歌いだすかよ普通!?;・・・・?」

その間にも天井裏の物音は続いていて……
・・・あ、あれ・・・?どこが外れるん(ガコン!)・・・わああぁっ!?
……板が外れ、ピカチュウが落ちてきた。
エクリプス「あ、落ちてきた;」
ザルダ(ルビーのサンダース)「落ちたー・・・・ってか」
リーズ「・・・ピカチュウ?(ヴァルシオン無視」
軍師「止まらないならそういう技を使ってくるからな……って何だ?」
何故か軍師の身体にはライチュウの耳と尻尾が生えていたが、ここでは突っ込まないでおこう。
ウェル「…ピカチュウ?(ぁ」
ティナ(ウェルのクチート)「……?(ピカチュウ見。首をかしげる」
ルビー「・・・あ、撤収。お疲れ様で。」
ここでルビーとそのポケモン達が帰っていった。

ピカチュウ「うー・・・」
チャド「・・・あ。」
ルーチェに取り憑いている幽霊ライチュウ、チャドが何かを思い出したようだ。
ピカチュウ「あ!」
チャド「・・・某尻敷かれ・・・ゴホン(何」
……ここで分かる人は分かるかもしれない。

トビウメ「う〜ん・・・どうやらお父さんのいやな予感が現実になりそう・・・;」
モニターを見ているのは、フォルデとエクリプスの娘である桃色ハッサム、トビウメ。
他の客の視線はピカチュウに向けられている。
ウェル「(ピカチュウをよく見る)…どこかで見たことあるような…ないような…?(ぇ」
ピカチュウ「・・・今、何と?」
チャド「・・・だから、某尻敷かr(十万ボルト直撃」
ピカチュウ「それは昔の話です(待」
エクリプス「あ!思い出した! 紫電さんとデンリュウRistaさんを取り合って鼻血まで出した人じゃん!?>ピカチュウ」
軍師「懐かしい話を持ち出すじゃないか……。」
ヴァルシオン「なんだそれ・・・・;」
エクリプス「詳しいことは1部の29回でw」
一方、当人はというと……
ピカチュウ「・・・!(滝汗」
チャド「・・・あー、そうかーw(ニヤニヤ」
ピカチュウ「・・・ちょっと、来てください。」
チャド「・・・え゛ー!?」
ピカチュウはチャド(ルーチェ姿)を引きずり店の外へ出ていった。
ではルーチェ本人はどうしているのかと言うと、ぬいぐるみに乗り移ったまま床に転がっていた。
ルーチェ「(起き上がる)・・・あれ、今のティーダさんだよね。」
ビビアン「チャドを引きずって行ったようですが。」
ルーチェ「・・・はい?・・・聞き間違いじゃなくて・・・ホントに?」
ビビアン「ええ。」
ルーチェ「・・・(効果音:ちーん(何」


デューク「そういえば、最近Ristaさんの変身を見てないなあ・・・。・・・w」
軍師「不穏な発言にモヤッと!(デュークに1個モヤッとボール投げ)」
そこへちょうどいいタイミングでRistaが来店。
エクリプス「あ、噂をすれば・・・wこんにちは!」
軍師「噂をすればなんとやらですか……こんにちわ〜。」
ヴァルシオン「こんにちはw・・・変身・・・この前ヘルガーになったよねw(←こいつのせい)」
デューク「あ、そうなんだ・・・。(ボール直撃も気づいてない)」
軍師「その他クチートに変身していたのを見たことがあったり……。」
シフト「・・・;」
両方ともシフトのカメラにとらえられることはなかったらしい。
話している間にてるてるも来店する。
てるてる「こんにちは。ピカがまた失踪しました。(もう今晩は・・・)って、うわぁー」
ヤマブキ「ちわっす。」
ルリ(ウェルのピチュー)「こんにちはーw」

ヴァルシオン「・・・・・・・見たい。Ristaさんの変身w」
てるてる「変身するんですか?」
軍師「故意に変身させるような真似はしないで下さいね。」
デューク(シフトのサイドン)「Σ り、了解だ;」
ヴァルシオン「・・・・・え?w・・・そんなことするわけないじゃんw;」
軍師の忠告に、デュークは何故か出そうとしていたバナナの皮をしまい、ヴァルシオンも火炎放射の構えを解いた。
Rista「……(一歩下がる)」
ラキス「何がイイかな?」
言った直後にRistaのスカイアッパーがラキスの仮面を直撃。
ヴァルシオン「って、誰!?>ラキス」
てるてる「さぁ(マテ」
ナイツ(Ristaのヤミラミ)「何でこんな日に限ってラキスが担当になるんだよ!?」
ラキス「さぁ?」
ちなみに彼はRistaの監視役である。
ヤマブキ 。o(偶然を装った完全犯罪なら…(ぁ)
リネス(ヤマブキの同僚)「今、限りなく不穏な事考えてなかった?」
ヤマブキ「別に。」
軍師「変身させた馬鹿には連続技の実験台になってもらいますからね……ククク……。」
不敵な笑みを浮かべる軍師。
軍師「あ、偶然はセーフって言う例外はあるけどな。」
エクリプス「連続技?」
軍師「連続技って言っても、「既存の技を連続で繰り出す」だけですからね……。」


一方、こちらは冒頭の夫婦。
フォルデ「・・・なんかかいたこともないような汗が全身から出てくる・・・;」
エクリプス「なんか悪いものでも食べたんじゃないの?」


ヴァルシオン「・・・・・oO(見たいwいざとなったら逃げればよしw)・・・w」
諦めきれないのか、そーっとRistaに近づくヴァルシオン。
そこへすかさず突っ込みが入る。
軍師「特に……格闘技で攻めるからヴァルシオンさんはとっとと不穏な考えを捨てたほうがいいですよ。」
ヴァルシオン「・・・・え?;なんのことかなぁ?;(翼を展開する)」
マグ「大丈夫、いざという時のために回避手段はあるから。」
ヴァルシオン「・・・・?え〜?;何それ〜?」

拓也「こんにちは。(ヨジフに支えてもらってる(何」
ヨジフ(拓也のサイドン)「・・・全く・・・家で寝てろよ・・・;;」
拓也「いや。(ぁ」
何故か痛そうな顔をした拓也が来店。
なんでも持ちポケの突っ込み攻撃をもろに食らったんだとか。
Rista「いらっしゃいませ……」
ヴァルシオン・・・oO(今のうちに・・・w)
オーナーとして客を迎えるRista。その隙にヴァルシオンが後ろに回りこむ。
デューク「オイオイ・・・;徒労に終わる可能性が高いぞ?>ヴァルシオン」
そのヴァルシオンの側面に回りこむ軍師。
デューク「ワザとやるときはもう少し上手くやるもんだ・・・;モグモグ・・・(バナナ食)」
ヴァルシオン「いや、「当たって砕けろ」っていうじゃん?w・・・えいw」
言うなりヴァルシオンはRistaに火の粉を噴きかけ、その後カフェの外に向かって走り出した。
軍師がそれを確認し、逃げるヴァルシオンにロープを投げる。
マグ(Ristaのチャーレム)「じゃ、砕いてくる。」
こちらは炎を受けたRistaを即座に殴った後、やはり犯人ヴァルシオンを追って外へ出た。

デューク「普通にやってもマグの妨害が入るから成功しないんだよ・・・;」
リネス「じゃあ普通じゃなけりゃいいんだね?」
ヤマブキ「コラコラコラコラ!人に不穏な考えすんなっつったろーが!つーかお前、ポケモンじゃねえだろ…」
デューク「たとえばその攻撃で思い切り遠くに弾き飛ばしたりとかな。>普通じゃない」
ヤマブキ「祭りと喧嘩は派手な方がいい…(何」

ヴァルシオン「!?(外に出る直前、ロープにつかまる)・・・げっ・・・!!;」
マグ「残念だったね。理由は名簿参照。(ヴァルシオンの進行方向に回り込む)」
ヴァルシオン「・・・・うっ・・・・;(翼を展開、飛び上がろうとする)」
そこへ何も知らないゆねらのプラスル、プイメが来店。
プイメ「こんちゃー♪」
ヴァルシオン「こんにちは・・・・・・・;」


 ・・・ガタン!
またも天井裏から物音が聞こえた。
フォルデ「・・・!!」
エクリプス「今度は誰?」
フォルデ「あ〜・・・なんかすっごくやな予感・・・;」
今度はさっき以上に騒がしい。
「・・・どこだよ?」「あ、えっと」「ここか?」「いや、そこじゃなくて確かこっち(ガコン!)・・・わぁぁっ!?
そしてまたピカチュウが天井裏から落ちてきた。
エクリプス「あら?また鼻血の人?(ぁ)」
ピカチュウ「・・・言わないでくださ(サッ!」
ピカチュウは素早く立っていた位置から離れた。
するとそこには、右頬に大きな傷のあるライチュウが立っていた。
フォルデ「〜〜〜!!(ものすごい速度で外へ)」
ナイツ「……フォルデ……?」
エクリプス「あ〜・・・やっぱりさっき噂になってた人だ・・・;>ライチュウ見る。」
ライチュウ「チッ・・・チャオチャオーw(何」
ピカチュウ「・・・はあ・・・;」
デューク「チャオ・・・死語だな。(ぁ)」
チャド「・・・あー、お久しぶり。どっちも(何)」
ライチュウ「何かもう久しぶりで迷ったし(何。」
ピカチュウ「・・・;」
……今までのプロジェクトPを読破されている方なら、既に予想がついているかもしれない。
そう、ルーチェパーティの名物夫婦、ゲンキとティーダである。
ふたりはしばらく前から修行の旅に出ていて、この日戻ってきたのであった。


マグ「さて?」
一方店の外では、マグが銀色の円筒らしき物を肩に担いでヴァルシオンに向けていた。
ヴァルシオン「・・・・・・?;何・・・・・!?」
軍師「とりあえず、しばらく黙っていろよ……(ヴァルシオンをロープでぐるぐる巻きにする)」
ヴァルシオン「・・・!!ちょっと待った!!逃げらんないじゃん!!」
軍師「おとなしく散っておけ(ニヤリ。」
ヴァルシオン「・・・んなぁ!?;・・・それに、結局成功してないんだからいいじゃんよ〜!!;」
軍師「失敗しても故意に変身させようとしたのは目に見えている。」
ヴァルシオン「・・・・・・・・・、偶然w;」
デューク「偶然バナナの皮ですっころぶことはあっても火の粉はないだろ;」
ヤマブキ「ナントカ未遂って罪名があるしな…偶然でも、業務上過失ナントカって…」
軍師「デュークさんのずべり地震も故意のような気がするんだけど……。」
デューク「そうでもないぞ?モグモグ・・・(バナナ食いつつ)(ぁ)」
マグ「……もう二度とやらないって誓える?(構えたまま」
ヴァルシオン「・・・・・・無理かも;・・・いや、誓える!!・・ってか、それ何・・・・?;」


トビウメ「お父さん、かなりキてるなあ・・・;」
嫌な思い出を抱えて森の中へ逃げた父を心配するトビウメ。
そこへ……
 バシュン!
当のフォルデが、いきなりゲンキの目の前に出現した。
フォルデ「って、うわああ!?」
即座に5mほど飛び退くフォルデ。
フォルデ。0(いくら覚悟を決めてもいきなり目の前は予想してなかった・・・;)
ゲンキ「・・・何だよ?(特に気にしてない様子(何」
エクリプス「とりあえず、蟹鍋の危険は去った・・・かな?」
フォルデ「それもなんか腹立つなあ・・・;」


マグ「(砲身をヴァルシオンに向けたまま)どうする?ちゃんとしつけた方がいいか?(ぁ」
ヴァルシオン「・・・・・・!?;・・・問題なし!!;oO(見たいけどw)」
この時、どうやらヴァルシオンはマグの言葉の意味を理解していなかったらしい。
軍師「……さてと、そろそろいったん撤収するか。(ロープを回収する)」
ヴァルシオン「お疲れ様・・・;oO(ラッキw)(飛びのいてマグから離れる)」
軍師「また後でな〜。」
ほどいたロープを回収した軍師が退店。皆の応答挨拶は省略。

アリサ「ちょっと行ってくる」
A-Typeアンドロイドの一体、ALISA(アリサ)がメタモンのイヴを背中にくっつけて外へ出ていった頃、
ポッター「Hello every one!(何」
入れ違いになる形でポッターが来店。
Shine「…きっと大丈夫、うん、大丈夫。」
ルド(Shineのザングース)「………。(汗。」

マグ「……ま、いいか。次に同じようなことやったら前置きナシで散ってもらうよ。」
ヴァルシオン「・・・・・う;・・・・(やる気満々(激待)分かったから、それなんなのさぁ!?;」
マグ「グローリーバズーカII型。悪とゴーストに効果抜群とだけ言っておく。」
ヴァルシオン「・・・・・・それかぁ・・・・・;って、俺死ぬってそれ!!oO(やっぱ、奇襲して逃げるしか・・・;)」
ヤマブキ「タイプ人間には?(何」
Rista「基本的に普通の生物や物には無害ですが、悪意抱いている人には効くかもしれませんね。(ぇ」
ヴァルシオン「・・・・・、ゴーストその他は分かる。・・・でもなんで悪っ!?>GバズII」
マグ「もともとタイプ悪飛行のS氏をダウンさせるための武器だし。」
詳しくはログ第一部の第15回前後を参照(何
ヴァルシオン「・・・・・納得;(人畜無害の犬のふり)・・・ワオーンw」
ライカン「・・・そんなことしても、見破る者は見破るぞ(ぁ」
ポッターのバクフーンの父、ライカンから厳しい指摘が入る。
周囲もそれに賛同するように、
Shine「というか、人畜無害も犬も無理があるような…。」
デューク「何をいまさら・・・;ってかんじだぞ;」
ヴァルシオン「いや、Gバズ騙せないかなぁってw;俺は無害だよ?w」
ヤマブキ「どうあがいても過去は変わらない…」
エクリプス「騙せないかなあって・・・;じゃあ何?タイプかえるの?悪・炎からノーマル・炎とか?」
ヴァルシオン「ってかみんなひどくない!?・・・・俺の無害さを分かってくれてる人はどこ・・・・・?;」
確かに冷たい。でも原因作ったのは自分だと気づかないのだろうか。(何
マグ「……だから、次にやったら問答無用でやるって言ってんだよ。」

ライカン「(油断無く目を光らせ)まぁ、戦いになったら喜んで引きうけるが」
カイル(ポッターのラティオス)「誰かさんと似てるねー;」
バクフーン「う、煩いッ;」
リネス「てか、黒魔術士って悪タイプだよね、きっと…」
ヤマブキ「強引に分類すればそうかもな…」

ヴァルシオン「oO(だって、やる気満々だしw・・・逃げ方考えとこw)・・・光?w」
どうやら何かに気づいたらしい。
ヴァルシオン「・・・!!oO(その手があった〜w)・・・・・w(本をどこからか取り出すw)」
ナイツ「これでS氏本人がいたらどうなってたかな。」
Rista「乱闘、のち両方撃墜。(ぁ」
ヴァルシオン「いつのまに・・・;・・・S氏、いなくてよかったw・・・見てみたいけどw(Ristaに近づく)」
マグ「見え見えだよ。やっぱりちゃんと分からせた方がいいみたいだね。(再び構える)」
ヴァルシオン「・・・なんのこと?w(本を消す)」


ゲンキ「・・・はーやーくーしーろー!」
ルーチェ「・・・分かったからそうあせるな、頼む;」


ミニッツ「後編に続きます。