2月28日 愛する我が子のために?ビークインの復讐!(後編)  編集:Rista


ビークイン「あなた達がどういう関係なのかあたしは知らない。だから襲う理由があるかないかも知らないわ。」
 女王様が出した結論は……

ビークイン「よって全員共犯とみなす!お行きなさい!

 ……号令だった。

 ミツハニーの群れが天窓からなだれ込む!▼
 ミツハニーの群れは狼我・ポケマニ・てんなな・ライルの4名に襲いかかってきた!▼(ぇぇ

狼我「……Σそうくるのかあああッ!?;(ぁ/襲い掛かってくるミツハニーを、火炎放射で迎撃しようと試みる!)焼けたくなければ、寄るな!;」
 真っ先に襲われた狼我は、得意の火炎放射で迎撃を始めた。
ポケマニ「・・・うわぁ。(汗) フォート!」
 ポケマニはボールからバンギラスを繰り出した!▼
てんなな「…おお、豪快でいいやこれは(でも書類に向いたまま→やられ放題(ぁ)」
ライル「Σうわー!?;(どたばた逃げ回っている」
紫電「疑わずは罰せずというより疑うは全員罰するのかよ!!>ビークイン」
 紫電さん、それを言うなら「疑わしきは罰せず」です……

ミツハニー軍団(一斉にターゲットを囲んでかぜおこし攻撃、しかし焼かれた奴は即座に逃げ出している!(ぁ)
フォート(ポケマニと自分の周りに『黒いすなあらし』が巻き起こり、『かぜおこし』がガードされる!▼)
ナオキ「(ミツハニー見て)・・・;(汗」
ギラッド 。0(ミツハニー軍団弱ッ・・・・!;)
 悲しいかな、ミツハニーが覚える攻撃技は『かぜおこし』ただ一つ。
 しかも進化できるのは♀だけなので、大部分を占めるという♂は他に攻撃手段がないのだ。
ライル「(▼いまひとつ、いまひとつ、いまひとつ、いまひとつ(以下略)」
てんなな「(書類だけ吹き飛ばないようにまとめ、直撃直撃直撃(略)」
ミツハニー軍団「(ひゃわわわ(かぜおこし続行中、オプションの嫌な羽音は技ではありません(何)」
 相手は効果半減と無関心。飛んでくる技は効果抜群。
 ある意味最悪な状況の中、それでも頑張っているけなげなミツハニーたちであった。
 それにしても濡れ衣着せられた3名は反論しないのだろうか……

狼我「ああくそ、数の多い……ああ、焼いて頂けば良いのか。それならばまあ、美味そうだ。(手に炎纏わせ、風起こしうけつつも一匹を掴もうと(」
 そこへ、
シグマ「何やってんだ、犬っころ。(後ろから狼我の膝裏に蹴りを入れ)」
狼我「Σいっつ!?;(蹴られ、がくりと膝付いて)き……っさま、せめて普通に足を蹴れ吃驚!;(がおう」
 音もなく現れたシグマにより、ミツハニーは捕獲をまぬがれた。

 一方、傍観者組。
塑羅「で、さっきから美味そうなのが飛び交ってんのは何故?(ミツハニー見、無駄に異様な威圧感を纏う」
キヨミ「(店の隅でうずくまり、コートで黒服の部分を隠してる)…ハチって黒服によって来やすいんだっけ?;」
アイコ「…もう良いです(ため息ついた後キヨミ見)…だからハチといわないで下さい;」
ナオキ 。0(・・・やっぱりあれは『攻撃指令』・・・かな;(何)
塑羅「(手首に着けていたヘアゴムで後ろ髪を束ね)……おぉ、アレか。今日はハニートースト食べ放題の日か?いやー、そんなイベントがあるとは知らなかった!(ぉぃ」
 誰からも説明がなかったため、塑羅は一人で勝手に結論を出していた。

朝陽「。0(ミツハニー・・・Σ悲しっ!(ぁ)・・・ビークインさーん。」
ビークイン「何かしら?(ちょっと偉そうに朝陽見下し」
朝陽「・・・・・・(鼻で笑い(ぇ)女ならさぁ、自分でかかってきたらどう?手下なんかにまかせないでさぁ!」
 何故かビークインを挑発し始めた朝陽。
塑羅「統率力は充分に自分の力じゃないのか?(朝陽見、ビークイン見て」
朝陽「・・・そうかなぁ?やっぱり己の体で戦うのが一番だと思うけどなぁ。(ぇ」
ビークイン「もちろんとどめはそうするつもりよ?」
てんなな「ありゃ、トドメ刺されるらしいよ。 。○(…と、言っても1人と1匹じゃあ対抗手段が堂々としてるぐらいしかないじゃないか!(ぁ)」
 一見平静を装うてんななのつぶやきも、逃げ回るのに夢中なライルは全く聞いていない。

狼我「(風起こし直撃中/ひくひく、として)……判った、貴様を落とせば良いのだなッ!?(朝陽を向いたビークインを狙い、火炎放射!/ぁ)」
シグマ「だから、止めろって!;(今度は狼我の背中に蹴りを入れ」
狼我「知るか!; 全く、この馬鹿力gΣぐはっ!?;(撃ち終えた後に背中蹴られてよろめき)何をするのだ吃驚!;」
 背後を取らせたままにしておく方もしておく方だろう。

 一方、2方向から“攻撃”されたビークインはというと、完全に余裕を保っていた。
ビークイン「(火炎放射の構え見)障壁っ!
 言うが早いか、彼女を取り巻いていたミツハニーたちが正面に結集。文字通りの壁を形成して火炎放射を防ぎきった。
ナオキ「あ、『防御指令』?(何(ミツハニーが盾にされたのを見て)」
狼我「(防いだビークインを見て)…………じ、邪道だ。部下を盾にするとは、(塑羅一瞥して)……是非とも見習いたい。(爆」
塑羅「うん、無理w(滅多に見せないような爽やか〜な笑顔で狼我見」
 ちなみに塑羅も数ヶ月前から狼我の部下になっている。
ポケマニ「こら、狼我さん。フォート。(『かぜおこし』を受けつつ)」
フォート「了解。・・・おりゃ!」
 フォートは狼我に近寄って噛み付こうとする!▼
狼我「(フォートの牙を義手で受けて)ちぃっ、……別に俺は少し喰おうとしただけだ、奴のガキとやらを!;(言った」
シグマ「一つ、店内で火を使うな。二つ、自分が悪いのに開き直って攻撃するな。」
 突然の横やりに抗議する狼我をよそに、シグマはぶつぶつと何か言い始めた。

ミツハニー軍団「(ひゃわわわわ(焦げた個体は次々と外へ逃げている)」
ナイツ「あれ、どうすんだろ;」
ヒロ「さあ。」
銀翼「うわ・・・・・・自分だけ生き残ればいい感じですね・・・・・;(哀れみをこめて盾にされたミツハニーを見ている)」
アイコ「(キヨミ見)…先輩、端から見たら乞食です」
キヨミ「(店の隅で以下略)Σうっさいよ!!;」
紫電「コブラ部隊所属の毒蜂使いザ・ペインさんも顔負けだ>ビークイン」
ポッター 。0(というか負傷したミツハニー、大丈夫なんでしょうか;)
 焼かれたそばから逃げているので焦げは身体の正面にとどまっているが、数はかなり多い。
 合わせたダメージは相当なものだろう。
 ……そして、羽音が行き交う店内はかなり騒がしかったに違いない。

朝陽「とどめだけぇ?・・・・・・俺だったら最初の攻撃もとどめも自分でやるけどなー。ていうか自分ひとり?(何 ・・・ところで歳いくつ?」
 まだ挑発を続ける朝陽に対し、ついに塑羅の発言が鋭くなった。
塑羅「朝陽、正直に言おう。お前、格下に見えるぞ;(ぁ」
朝陽「(考え)・・・きっと女王よりは格下だな。姫でいいよ。(ぇ」
塑羅「そうじゃなくて。生物として。チンピラ臭が漂ってるぞ;(ぁ>朝陽」
朝陽「・・・・・・・・・(考え)・・・生き物失格?」
イチゴ「俺に聞くなよ。」キャロル「以下。」ディッセ「同文、(ぁ」

 そんな中、ノクタスのレレクを連れたおかゆが来店。
おかゆ「(店内の様子に疑問符を浮かべつつ) こんばんはです・・・?(ぁ」
てんなな「こんばんは。(かぜおこし直撃直撃直撃(略」
紫電「こんばんは。狼我がビークインの粛清を受けてますが気にしないでください」
おかゆ「気にしないでくださいと言われても・・・。(ぁ」
 君の感性は正しい。


 さて、まだ戦いは続いている。

シグマ「三つ、私を(この辺りで足を振り上げる)吃驚と呼ぶな!!(▼シグマの踵落とし!>狼我)」
ビークイン「最初の様子からして主犯はあなたね!?これでも喰らいなさい!(▼ビークインのパワージェム!>狼我)」

 シグマが足を振り下ろしたのと、ビークインが左右に割れた壁の間に姿を現したのは、ほぼ同時だった。

狼我「ちぃ、貴様盾になれ塑rΣ危な、……っぐはああッ!?;(シグマの踵落としを回避、したところでパワージェム直撃! 効果は抜群だ!/ぁ」

 炎+悪タイプの狼我にとって、この挟み撃ちは危険極まりない。
 逃げるという選択肢は正しかったがしかし間に合わず、飛んできた赤い光線が見事に直撃した。

 そこへさらに追い討ちが掛かる。
 パワージェムの巻き添えを受けたフォートの牙に力がこもり、電撃がほとばしったのだ。
狼我「ぐ……っくそ、せめて一匹くらいは喰わんと、割に合わん……ッ!?;(電撃に感電/ぁ)」
 この『かみなりのキバ』がとどめとなり、見事狼我は倒れたのだった。


ビークイン「(直撃したのを見てにっこり)さあ、帰りましょう。今日はいいお勉強になったわねー。」
 ようやく気が済んだらしい。
 女王様の急に柔らかくなった一声でミツハニー軍団は攻撃を停止、吹き荒れた風がようやくやんだ。

ポケマニ「(『かぜおこし』で眼鏡がずれているが)フォート、それぐらいで。」
フォート「おう。」(牙を放し)
 ポケマニはフォートに回復の薬を使い、ボールに戻した。
 ちなみに最初に発動していた『黒い砂』は、フォートが戻ると共に吸い込まれるように消えている。
レレク「・・・そういえば何かの番組で蜂の巣ごと奪って中身を料理してるのとかあったなー・・・。(ぇぁ」
ヨワトキ「それ見たこと有る!;(ぇ>蜂の巣料理」
レレク「コクーンまで食べてるんだよ!ちょっとグロテスクだったぜ!?(・・・。」
てんなな「たまにやってますねー…<蜂の巣料理 (ずれた眼鏡直し、さっさと書類仕事再開(待)」
ライル「(ぐたー…)」
塑羅「取り敢えずアレだ。女将〜ハニートースト二人前〜(おま」
 ハニートーストは当店のレギュラーメニューなのでいつでもお作りします。(宣伝か

狼我「(ばたっと倒れ伏し/視線だけビークインへ向け)待て貴様、……一匹置いて行け!(待」
 意識までは飛んでいなかった狼我が未練たらしく叫ぶ。
ビークイン「……(帰ろうとした矢先に呼ばれて狼我見下ろし、急にプレッシャーが戻ってくる」
朝陽「・・・・・・。(狼我にハリセンツッコミ)」
狼我「(ハリセン直撃、しつつもプレッシャーにびくりと)……な、何だ。置いていく気に、なったのか?;」
朝陽「置いてくわけねーだろ?(さらにハリセンツッコミ)盾にしたりしてたけどさ。」
ナオキ「・・・;(狼我にモヤッとボール投げ)」
狼我「(モヤも直撃/ぁ)……グルルゥッ;」
銀翼「集中砲火だ・・・・・・;(ため息)」
ギラッド「あまり怒らせないほうが良いと思うぜ・・・・?(ビークインの様子を見つつ)」
ビークイン「……もう3発くらい、お見舞いした方がいいのかしら。」
 また集中攻撃が始まるのか、と思われたその時。

Rista「その辺にしましょうロスメルタさん。」
 プレッシャーのただ中に割って入ったのは、それまで黙っていたオーナーだった。

ポケマニ「・・・・・・ふぇ? Ristaさんの知り合いの方で?」
ライル「(ぐたー…) 。○(あれ、知り合い?)」
狼我「……いやその、真顔で言うな、流石に三発は持たな……Rista、君の知り合いなのか? 知り合いは選んだ方が良いぞ?(待」
ポッター「ロスメルタ?(Ristaとビークインを交互に見)」
Rista「知り合いも何も、当店で使っているハチミツを提供している方です。ですからあまり怒らせないでください本当に;」
ポケマニ「あらら。(汗)<当店で〜」
銀翼「お得意さまで・・・・・・;」
紫電「蜂蜜卸業者だから大量のミツハニーには納得した」
ポッター「ああ、それはそれは; 供給源を怒らせてはマズイですよね、そりゃ。」

 そう、カフェ「パーティ」を支えているのは店員と客だけではない。
 料理や飲み物を出す店である以上、必ずその材料を作る誰かがいるのだ。

シグマ「お前は言葉を選べ;(軽く狼我の後頭部を殴ろうと」
狼我「(殴られ)むう、親切な助言をしただけd……む、ハチミツの提供者……なのか;」
おかゆ「つまり狼我さんがあんまり怒らせると狼我さんだけ蜂蜜が食べれなくなるってことですね。(ぁ」
銀翼「狼我包囲網ですね。蜂蜜だけの。」
てんなな「…狼我さんが蜂蜜食べるのかな(ぼそ(何(書類仕事中」
狼我「フッ……案ずるなおかゆ、俺は甘いものは嫌いだ。(だから何だ」
ポッター「いや、我々も例外じゃないかも?(おかゆ見)」
おかゆ「あ、そうですか・・・。(残念そうに>狼我さん それは嫌ですね・・・。(ぁ>例外」

朝陽「・・・・・・ところでさぁ、いおりん。(考え)・・・ミツハニー、美味かったのか?」
狼我「味を感じられる所まで喰えていない(ぁ>ミツハニー」
朝陽「そっか。よっしゃ、明日捕まえよう!」
イチゴ「なんで?」
朝陽「煮て焼いて食う。(集中砲火」
 今度はこちらで袋叩きが始まった。
朝陽「・・・ミツハニーが美味かったらビークインも美味いのかなぁ?(さらに集中砲火」
 そしてそのまま手持ちポケモンたちに連れて行かれ、撤収となる朝陽だった。

Rista「で、いいんですか怪我した子達の手当てしなくて。」
ビークイン「そうよ、結構ひどいことしてくれるじゃない!(くるっと背を向け)じゃあ帰るから。(出ていった」
ポケマニ「さよ〜。・・・ぁ、木の実とか分けておいたほうが良かったですね・・・。(汗)」
狼我「…………盾に使ったのは貴様だ、貴様(ぼそり/ビークイン見送りつつ」
Rista「まあ、子ども達動員するのは、ビークインの技としてポケモンリーグも認定してますし……(遠い目)」
ナオキ「・・・攻撃指令、防御指令、回復指令・・・でしたっけ?(何(Rista見つつ)」
Rista「そうですね。ミツハニー達が従っているのも「一緒に戦っている」意識のためだとしたら分からないでもないのですが……」

狼我「……それよりも、その。起き上がる体力が。(ぁ/床にうつ伏せ状態)」
 動けなくなっている頭領。
 報復とお仕置きのおかげで、冒頭のもらい火の効果が完全に帳消しになっていた。
銀翼「自業自得ですね・・・・・・;」
 まさにその通りである。

 一方、素朴な疑問を口にするキヨミ。
キヨミ「……攻撃防御はまだ納得行くけど回復はどうやんのか分からん;(<各種指令」
狼我「……回復指令とは何だ、もしや自らの身を食わせ(ry」
てんなな「蜜を持ってこさせるんですよたぶん(何<回復」
ヨワトキ「食べて栄養にするんですよたぶん(何>回復」
レレク「Σ何それグロテスク!(ぁ>食べて栄養に〜」
紫電「治癒効果のある体液を分泌してビークインを回復させているとも考えられる>回復指令」
銀翼「食べるのは無いですね・・・・・・;絶対に。」
キヨミ「…見事にばらばらな答えが返ってきたんだけどどれ信じれば良い?;」
アイコ「私に聞かないで下さい;」
 実際のところどうなのかは、読者の皆様の想像に任せたい。


 ……こうして、晩冬の夜の騒動は幕を閉じたのだった。