12月5日 捕食のち吹雪!どっちが獲物でショー!?(後編)  編集:Rista


クロ「それじゃぁ、最期に言い残しておく事はあるか。(ヨートを見下ろして、ポツリ(…)」
ヨート「・・・。・・・(ああっと本気で考え始めやがった!本気で最期の言葉を考え始めやがった!(…)」
 あーあ、この人覚悟決めちゃったよ……
ポケマニ「Σスルー!?(ががーん!)(←そんなお遊びすら見抜けないTHE☆カチコチ突っ込み属性こそポケマニがポケマニたる所以であると主張してみる多分!▼)(ぁ)」
 こっちはこっちでショックを受けている。別の意味で。
アイグル「(そのかったい頭をカミカミしてフルーチェ並みに柔らかくしてやろうかァッ!) … (と吼えたりはしない。()」

 一方、かちこちに固まったまま放り投げられた八雲はというと、
ヒース「(解放されたのを見、クロを見上げると無言で頷くと八雲をキャッチしようとしつつ…)……ん、ガーリィ、イグナ…こんばんは(と、会釈)」
八雲「(ぽふっ、とキャッチされ)……はっ;何?え、何ここ誰の腹の中?;(我に返るなりきょろきょろして、ヒースを見上げ)……た、たすかったの……??」
 助かったんだよ。良かったね。
カラカラ「(八雲が宙を舞っている間だけ話を中断し、我に返ったのを確認すると何事もなかったかのように“作業”再開)……ここです。私はここに倒れていました。(あるテーブルのそばで、骨を使って床に円を描く」
アイグル「… (カラカラさんの証言に目を向ける、何か強盗事件にでも巻き込まれたのだろうか、ジュンサーさんを呼ばねばならない。)」
 本当に何やってるんだこっちは……


 さて、クロはガーリィ辺りには気付いていないらしい。
 ヒースの頷きに此方も頷くと、ヨートがまだ考えてるのにパクリンチョ☆しようと口が動いた!(ぁ)
ヨート「・・・えっと、(ぱくりんちょ☆)狽ャゃああああぁぁぁ!?;(もがもがじたばた、とりあえず飲み込まれるのは回避したくて暴れる!(」
 ああ、なんてことだろう。ついに補食が始まってしまった!

イグナ「(はふ、と一息吐くとヒースに気づいてテテテと其方の方へ歩いて行って、こんばんは、と挨拶して)……何をしたのヨートさん(」
ガーリィ(取りあえず何か頼んでくるかー、とカウンター席の方に行って)
 そんな中、タカトがヨートを無視してすくり、立ち上がるとヒースの方へ歩いてきた。
ヒース「(キャッチした八雲を見下ろしつつ、クロに背を向けて捕食の瞬間を見せないようにしつつ()ああ、大丈夫だ…(続けてイグナを見下ろし)このムックルを虐めていたからな、天罰だ(…)(と言った所でタカトに気付いてそちらを向いて)」
イグナ「(ヒースにキャッチされたムックル見て)……あら八雲さん(」
ガーリィ(注文が終わって戻って来る途中にクロとかその辺見て、あー、と感嘆符上げて()

 口の中で暴れられ、もがもがもごもご。しかしクロも負けてない、一気にごっ☆くん!しようと喉に力を込めてくる!(ぁ)
ポケマニ「Σクロさん飲み込むのは待ったー!?(と言いながらいつの間にか手に持ったマッチクッションを手にクロさんの頭めがけて殴りかかる!▼)(ぁ)」
ヨート「(クロによるスーパー天罰タイム実施中な結果がこれだよ!(…)嫌だああぁぁぁ俺こんなところで死にたかねえええぇぇぇルサルカーッサイコキネシスーッ!?(」
 彼のポリゴン2、ルサルカがとっさに飛び出してきて主人にサイコキネシス。
 ごっ☆くんの危機はこれによって強引に回避された!(
クロ「うげ……!?(サイコキネシス辺りに回避された直後、マッチクッションで殴られてぶほっ!とヨートを吐き出しつつポケマニを見て……)ポケマニ……貴様かっ!(」
ポケマニ「(吐きだされたのを見て)良し、ヨートさん救助完了! えぇ、流石に人間丸呑みは精神衛生上良くないと何となく思ったからな!(`Д´)Σ(クワッ!)(ぁ)>クロさん」
クロ「(とかなんとか言ってるポケマニへ前脚を振り下ろして地面へ叩きつけようと!(ぁ)死ねぇっ!(…」
 あっという間に攻撃の矛先変更。
ヨート「(どしゃあ、無事に吐き出されたのはいいもののきっと唾液とかにまみれて悲惨である(…)・・・。・・・(がっくり」
 クロの視界から外されたヨートはこの有様。
 飲み込まれなくても一度は口の中に入れられたのだ、悲惨な状況も無理はないか。

 このやりとりを傍観していた軍師が一言。
軍師「………最近、丸呑みでも流行してるのか?」
アイグル「… (あえてポケマニさんを止めようとせず、軍師さんを一瞥する。()」
カラカラ「森の方にまで流行しないと良いのですが。(軍師の疑問に呼応するように呟いてから、骨で床をコンコンと叩き)……以上が報告です。この件について……(八雲を見て、取り込み中と確認し)……終わってから伺います。」
アイグル「… (もしやカラカラさんは八雲さんにお話していらっしゃったのだろうか、カラカラさんを一瞥した後、クロさん達の方に目を向ける。()」
 真相はカラカラ本人しか知らない。


 一方、最初の被害者八雲はというと、
八雲「良かった〜……ありがとう〜、命の恩人だ〜;(滝のように涙を流しながらヒースを見上げ、その顔のまま名前に反応してイグナを見て)……Σ」
ヒース「(よしよし、と八雲を宥めるように爪で撫でながらイグナの言葉を聞いて八雲を見下ろし)……大変だったな、八雲…?(と、彼の視線を辿ってイグナを見下ろし)」
イグナ「(文字通りΣな口をした八雲を見て首を傾げて)……あの、食べないよ、ボク(…」
ガーリィ「(そして止めようとは決してしないアイグルを見て) 。o0(……だよねぇ、やっぱり) (何かに納得したようにうんうん頷いて/…)」
タカト「(すー、とヒースの前に回りこんで一礼)先ほどはうちのリーダーが申し訳ございませんでした、そこのムックルさん(←後処理(…」
 ジムリーダーと違って良くできた弟子だ……(待
八雲「ううん、そっちじゃないの;(ぷるぷる首を振って涙目状態から復帰(謎)>イグナ  ……いえ、気にしてないです、よくこういうことされるんで〜……;>タカト」
ヒース「ん、あぁ……、…(と、最初はタカトに返事を返すも八雲宛と聞いてそこで口を閉じ、イグナと八雲のやり取りに右目を向ける……背後のクロやヨートやポケマニの事は、気にしない(…)」
タカト「うちの大人気ないリーダーが絶対的に悪いと思うんすけど・・・ホントすいませんでした(ぺこり」
八雲「そんなに頭下げないでー……;(タカトを見てわたわたしている」
イグナ「(八雲の答えが予想と違い)……あれ、違った?(…」
 ちなみに、八雲がイグナにびっくりしたのは変な顔を見られたと思ったかららしい(…
ヨート(はー、と大きく息を吐き出して、冗談じゃないぜーとか何とか呟いて(…)

 さて、いつの間にかクロVSポケマニになっている無差別バトル。
ポケマニ「(べシャン☆とあっけなく前足に潰される・・・が!?)まだ・・・こんな所で、死ねるかぁ!?(と、どこの主人公パワーUPフラグ!?なセリフを吐きながらマッチクッションを支えに押さえつけられた状態からゆっくり立ち上がろうとする!▼)」
クロ「はっはっは、勇者が勝つのが此処の楽しみ方ではないわ!(反対の前脚を重ねて、更に力を込めた!(ぁ;)」
 完全に悪役めいた台詞になってます。
 それに反応したわけではないだろうが、もう一人の「勇者」がついに立ち上がった。
軍師「……まあ、ないだろ。 丸呑みできるポケモンなんぞ、たかが知れているし……(背負っていた長槍を抜き)……そろそろ黙らせようか。」

ガーリィ「わー、マニさんが本気だー(唯でさえ防御力が紙なのに(失礼)とか思いつつ、取りあえず余所見しながら歩いている内にコツンとアイグルの足元に当たって()」
アイグル「… (ガーリィさんが足下に触れたのを感じると、足下をそっと覗き、軍師さんには異議申し立てを行な…いたくても行なわない。()」
ガーリィ「(見上げると、アイグルと目が合って)……あ、ゴメン;(苦笑して、バツが悪そうに)」
アイグル「…気に為さらないで下さいませ… (ガーリィさんに対して首を横に小さく振った後、ガーリィさんをじっと見つめる。)」

 ここで突然派手な音がして天窓が割れた。
カイリュー「(多分クロにむかって天窓突き破って落ちてくる巨大な物体)あああー…。」
 巨大な物体、いやポケモンが窓ガラスを突き破り、クロに向かって落ちてくる!
 ちなみにこのカイリュー、頭に黒いバンダナ、両腕にそれぞれ腕輪とポケッチ、という非常に特徴的な格好をしている。
ヒイラギ「……ああ、窓が(・・・」
イグナ「(八雲を気にしながらも、不意に落っこちて来たカイリューの頭のバンダナ見て)……あ、琴牙さん(…」
ヒース(どうしようかと思いつつも、一先ずもう大丈夫だろうと屈んで八雲をイグナの前に降ろそうと……途中、落ちて来るカイリューを見上げたりして()

ポケマニ「Σ(××)GYAN!?(駄菓子歌詞、ポケマニの体力と防御力はやっぱり紙であった! 結局潰されてチューインガムのように床にベト〜ンとなった! さぁ、軍師さんとカイリューさんのターンが始まる(・・・はず)!▼)」
 注:変換はわざと残してあります(
 ポケマニがあっけなく潰される間に、次のターンはもう始まっている。
軍師「テメェのような獣は、狩られる運命にあるんだよ!(佐藤軍師の長槍・天王の 神速突き!>クロ)」
クロ「狩る者はどうなんだろうなぁ。 貴様如きに狩られるかよ!(佐藤軍師の突きをいつぞやの誰か顔負けの計算されつくした動きで回避し、机も椅子も倒さずに軍師を視界に留めると、そのまま一気に彼へと跳躍し前脚で彼の身体を払おうと!)」
 この動きによってカイリューは回避されました。
 クロだけが場所を移動したので、その場所には……ポケマニが残っている!
ポケマニ (ぐしゃ! 死ーン・・・▼)(オモイカネの 画像処理中です しばらく お待ちください▼)(ぁ)
 詳しい描写は省略とさせていただきます(

ヨート「タカトー、帰るぞー・・・(クロの唾液でべっとべと☆な状態のまま、立ち上がり外へ」
タカト「いや、・・・すいません時間みたいなんで(また八雲に頭下げた/ヨートの後を追い」
アイグル「…さようなら… (ヨートさん達をお見送りし、ガーリィさんに目を戻す。)」
八雲「お疲れ様ー;(降ろされながらヨートとタカトを見送って)」
カラカラ「……。(店の隅っこで棒立ちになっている。途中、頭のとんがり帽子を一度だけかぶり直した」
ヒース「ん、またな……流石に懲りただろう;(/なんて言いながらヨート達を見送って)」
ヒイラギ「・・・、お疲れー、 ・・・・・・まあ、気にしなきゃいいんだよね、気にしなきゃ…。(ぶつぶつ呟きながら、店内の色々から、目を、逸らす(…)」
 見物客?一同に見送られる中、2人は急ぎ足で帰って行った。
 しばらくした後ヨートの悲鳴とか何とかが聞こえたのは大分気のせいではない(…

イグナ「(お疲れ様、とヨートたち見送ってから隣に降ろされた八雲見て。子ガーディなので大体サイズ的に八雲と変わらない)……大丈夫だった?(」
八雲「大丈夫だった、今度こそ本気で危ないって思ったけど;>イグナ」
 視線の高さが一緒なことに八雲も気づいたらしい。内心不思議な感覚を抱きながら、ごまかすように羽繕いを始めた。
 イグナも「なら良かった」、と其処まで表情は変えないが、少々口元が綻んだようで。何だか何を喋ったら良いのか分からずに、此方も後ろ足でくしくし身体を掻きやった。
 ヒースはそんなイグナと八雲を見てフッと笑みを浮かべると、元居た席に戻っていく(範囲には入ってなかったが、佐藤軍師に途中で訝しげな視線を送って()。
 ……と、なごやかムードの子ポケモンたち。一方その親の方は、
ガーリィ「(内心クロの台詞(獣側の立場の話)にうんうん頷いていたのは誰も知らない話。アイグルをじっと見つめる体勢になって、目をパチクリ)……、どうしたの母さん、そんなに僕のコト見t──(あ、と一瞬口を噤んで)」
アイグル「…いえ、ガーリィさんが何かお話為さるかどうかとお待ちしておりました… (その呼ばれ方を認識はするものの、急に切り替えられずに首を軽く傾げる。)」
 このふたりの間に何があったか、それはまた別の話なのでここでは語らない。

 さて、ここで愁海棠が来店。微妙にふらついているが、何があったんだろう?
愁海棠「背後よ、厄年連準備委員会の飲み会で大分体調悪いだろうが、大丈夫なのか? 特に誤字関連 つ「無問題 酒気で腕とかこわばってるけど気合で何とかする」 …にゃんこぷー」
クロ「飲んだら来るんじゃねぇ。 寝ろ(…>おっさん」
アイグル「…こんばんは… (何かあったのだろうか、と愁海棠さんとその背後さんを見やる。()」
愁海棠「何を言う、飲んでないから来たんだよ。>クロ」
 ちなみに愁海棠はお酒に非常に弱いことで有名である。
クロ「ならいいや。 気分悪いからって、来た以上寝落ちはすんなよ。(ケラケラとおっさんへ笑って)」
愁海棠「(微妙にふら付きながらカウンター席に座り)さて、気付け程度に珈琲を激熱、大分濃ゆいので頼む。無論ブラックな?」
カナタ「(お冷を置き)かしこまりました。少々お待ち下さい。」
 ちなみにこの直後、愁海棠は癌無視水晶を設置してどこかへ消えている(…

 バトルの方を見てみよう。
 軍師の攻撃は前脚で払われるも、『何か手ごたえが違う!』体勢を崩すことが出来なかった!
 しかもただよけただけじゃない。槍を突き出したままその場で大回転!
 佐藤軍師の長槍・天王の 逆鱗乱舞! クロだけじゃなく周囲にいる人まで巻き込む大攻撃だ!
 しかしクロも負けてはいない。軍師の槍に脚を切り裂かれるも、ただでさえ大きく強靭なそれは100のダメージを80にも60にも軽減してしまう。体勢は崩さず、逆に軍師の回転を止めるかのように踏ん張って槍を押さえてそのまま彼へ牙を突き立てた!

カイリュー「あー…………羽の神経が…(たんこぶをさすり)」
 やっぱ高いところとぶのはやめようかと考えつつ、ポケマニの上からどかないカイリュー。気づいてないのかと思いきや……
ポケマニ(ごごごごごご・・・)
 おや? 何やらカイリューの足元からクロに向けて何やら殺気が放たれていく!
カイリュー「(とりあえず違和感を感じて)・・・・あ。(ポケマニのうえからどいて)」

軍師「(牙を突き立てられるも、まったく動じない!) ……海王、やれ! (佐藤軍師の大斧・海王の 『ぜったいれいど』!>水晶設置していない参加者全員!)」
 軍師は何故かここで全体攻撃をチョイス!
 猛吹雪が店内全域を襲う!

カイリュー(カイリューは きけんをかんじた! コマンド? まえにでる [>うしろにさがる  カイリューは 後退した!)
アイグル「… (これを美味しく利用する方法が思いつかない、迂回標識を出してガーリィさんの分ごと迂回して貰おうとする。()」
ガーリィ「うん、役に立っ──Σ(次の瞬間にはアイグルに守られていて)」
八雲(氷に弱いどころの話じゃないムックル。絶対零度の余波の風だけであっさり倒れた!)
ヒイラギ「…遺憾の意;。(すぽ、と瞬間のみ影に逃げ込んで、同じ場所からまたにょきっと出てきた。)」
ヒース(元居た席に戻ると、すっかり冷めてしまったクラムチャウダーを味わいながら間もなく完食……冷気を感じた瞬間火炎放射で相殺……とは行かずに若干のダメージ、そして炎を加減しながら巻き込まれた者を温めようと)
 絶対零度の命中率は同レベルの相手で3割。運が悪くなければ回避も可能な技だが、巻き込まれた方はたまったものじゃない。
 思い思いの方法で耐えたり回避したり、まともに食らったりしている。
イグナ「(余波は此方にも来る、が、当たりそうになった瞬間にポゥと身体が赤く光に包まれ、ダメージを軽減して)……あ、ヒースさん、八雲さんも(…」
八雲「・・・(冷凍鳥ではないが、だらしなく羽を広げて伸びている(駄」

 命中率が低い技とはいえ、さすがに無差別攻撃を笑い飛ばせるほどカフェパの面々も甘くはない。
 冷たい視線が軍師に集まる中、黙っていられなくなった者たちがいた。
クロ「……あぁん?;(軍師のリアクションに驚き半分と苛つき半分の表情。 絶対零度で毛が幾分凍るも、先頭不能にはならず。 お返しといわんばかりに口にシャドボを形成し、彼へ放った!)」
カラカラ「……それは、やりすぎです。(軍師にホネブーメラン!」
 クロとカラカラの連続攻撃!
軍師「(シャドーボールを受けて多少よろけた後でホネブーメラン(1発目)を後頭部に食らう)………(カラカラの方を振り向いた瞬間にホネブーメラン(2発目)をまたも後頭部に食らう)」
 見事に全弾命中。
 その間にも3人目が立ち上がっていて、
ポケマニ「(ビキビキビキ・・・と氷がポケマニの体を覆っていくが、それにも拘らず)少し・・・頭冷そっか。(と言うダウナーボイスと共に前面に魔法陣を展開、非物理破壊型のぶっとい蒼い光の柱を軍師さんに向けてぶっ放す!▼)」
軍師「(光線なんかの類は防御行動でダメージを軽減する!) ………やるねぇ、防御してなかったら散ってたな。」
 これは対策されてしまった、見事に軍師には見た目ほどダメージが入ってない。
 しかも反省の色はみじんもない!
カラカラ「(幸いシャドーボールや光の柱にぶつかることなく戻ってきた骨を、投げた手で見事にキャッチして)……久しぶりに投げましたが、それほど腕は落ちていなかったようです。」
ポケマニ (ちなみに絶対零度でしっかり気絶しているようです Please help me!▼)
 え、じゃあさっきの一撃はどうやって……?

愁海棠「(癌無視水晶が砕け散り空気中に四散霧消していく…)復帰するぜい(香りからいかにも濃そうな珈琲をブラックのまま一飲み。)ふぅ、五臓六腑に染み渡るのう」
 水晶に守られて被害のなかった愁海棠がくつろいでいる背後では、ヒースの発する熱気が絶対零度の余波を押し流すように店内を巡回している。
 火炎放射中のヒースは言葉を発せないために爪を上げてイグナに返し、八雲の近くで火が止まるよう調節して火炎放射。ある程度温めてから今度はアイグル、ポケマニの順で同様に火炎放射で温めていった。
アイグル「…ありがとう御座います… (ヒースさんに暖めて貰うと、僅かに目を細めて一礼する。) …お帰りなさいませ…」
ポケマニ「(ポケマニの 氷は 溶けた!)・・・。(ばたり しばらく放っておけば復活するだろう 多分▼)」
八雲(ヒースの炎で暖まって緊張がほぐれ、くてんとなった。くちばしが開けっぱなし)
ガーリィ「(よく咄嗟に出来たなぁと思いつつ)──やっぱり母さんみたいに咄嗟には操作出来ないよ;(ありがとう、とヒースの方に礼を述べて)」
カイリュー(ぽけ〜()

クロ「つーことで、アイアムチャンピオン!(イェイ!☆と前脚で拳グッ……じゃなくて肉球ぷにっ☆(…)」
 おっと、ここで勝利宣言。
 しかし最早何のバトルだったかもみんな忘れ去っている(…
愁海棠「なんだ、バトルの最中かね……? どっちが優勢かね?」
 今終わりましたよ。

軍師「……あ〜あ、俺のロングコートがボロボロ……自業自得だが、しゃあないか。(長槍を背負い、大剣を抜く。 室内の温度が軽く上がった!)」
 既に室内は火炎放射でだいぶ暖まっているのだが、空気を冷やした張本人はどうやら気づいてないようだった。
 危険を顧みずに突っ走ることができなければ冒険者なんてつとまらないのかもしれない。でも周りの状況くらいは見て欲しいところだ。

メリー「(体のあちこちに包帯やら絆創膏やらをつけて、店内へと)うー; ばんはー;(」
 なんだか痛々しい格好のメリーが来店。その後ろには古臭いドータクンが続いてくる。
カネちゃん『主人ー、そんな身体で歩き回ってると変に筋肉付いちまうでー?』
アイグル「…こんばんは…ご無事でしょうか… (入り口の方に顔を向け、メリーさんにご挨拶を行なってから首を傾げ。)」
クロ「あー……駄目だ、調子出ない(軽く前脚を舐めた後、メリーを見下ろして)よーっす。 なんだ、生傷絶えないなぁ……どした?」
ヒイラギ「アローゥ、…なんでそんな傷だらけなのー;」
 みんな同じことを考えた様子。
 しかしメリーが何か言う前にパートナーの方が口を挟んできた。
カネちゃん『あー、いい男漁ってたら化けた人食いだったんでさー。それで街半壊させる程度の小競り合いを起こしちまってねぇ…あっしは止めたんだけどねぇ(←無論口からでまかせ)』
メリー「筋肉ついたら儲けもんー……(カネちゃんを自分の脚が痛く無い程度に蹴っ飛ばそうと。ドータクンの高防御は熟知しているのである(;)/えーと。剣の特訓してたー。で、傷は放っておけば治るから大丈夫だよー。」
アイグル「…それは良かったです… (メリーさんに小さく頷いた後、クロさんに再び目を向ける。)」
カネちゃん(ゴーン!とぷち除夜の鐘みたいな金属音が鳴り響き)『祇園精舎の鐘のこえー』
ポケマニ「諸、諸行無常の響きあり・・・。(ぁ、復活したっぽい▼)」

 時には微妙にわびさびっぽい世界を演出しつつ、今日もカフェの夜は更けていく――