6月29日 カフェパ7周年記念・思い出座談会!〜2日目・秘密降臨編(その1)  編集:Rista


 その日は梅雨明けも近そうな蒸し暑い夜だった。たいていの人やポケモンはぐったりしたり暑さに文句を言ったりするものだが、炎ポケモンに限っては高い気温が体になじむのか、いつもより元気そうにしている。
 冷たい飲み物をよりおいしく楽しめそうな、そんな夜のカフェに、今日もたくさんの客が詰めかけていた。
 座談会2日目である。

柚獲「座談会、だったっけ?(周りをみて)」
ヒョーガ「…座談会…だって?(柚獲の言葉に、首を傾げ)」
柚獲「(ヒョーガをみて)多分?」
ヒョーガ「…へぇ、道理でこんな集まる訳だな…(混みそうだな、とちょっと困った様に周りを見て)」
リスタ「さて。(ぱん、と何事もなかった顔で 手を叩いて)時間もおしていることだし、始めましょうか。テーマは『プロP入りしてないけど思い出深いエピソード』。誰か話したい人はいる?」
 今日の進行役はヤミラミのナイツ……のはずだったが、突如割り込んできたカフェパ創設者のリスタが「あなたは向いてない」の一言で降板させ、その座を奪い取っていた。皆からはオーナーとも呼ばれている彼女がこのまま仕切る方向で行くことになりそうだ。

 さあ、座談会の始まり、始まり。
 今夜はいったいどんなエピソードが飛び出すのか?

カイ「んー…(ちょっと考え込む)」
ヒョーガ「…カイ、行かないのか?お前だったら積極的に参加するとこだと思うが…(なんて、首を傾げ)」
柚獲「(考え込み)・・・。」
ヘヴン「ん〜?オレンジ何か無いの?」
オレンジ「……考え中です……。(…」
 今回はいきなり挙手から始まることはなかった。出席者の中には一昨日の座談会1日目に出席した者、既にネタを提供済の者もいるが、そうでなくても迷うところがあるのかもしれない 。
 ちなみにカイと会話しているマニューラのヒョーガは、1日目にいたヒョーガとは別の人物である。こちらは右腕が義手になっていることが大きな特徴だ。


タイム「思い出深いエピソード……、そーですねー、森が……こう、森が結晶化したことありませんでしたっけ。(←」
 おめでとう、君が今夜の一番乗りだ。
 まず一つのキーワードが出てきたことで、聞き手の皆も口々に話し始める。

アイグル「…御座いましたね…いつのお話でしょうか… (タイムさんの言葉に視線を向け、顎に手を触れさせる。) …あの時、アンノーンさんがいらっしゃいましたかね… (どんな経緯だったっけ…。)」
デューク「ふむ、結晶化か…ワシは余り覚えがないな。」
リスタ「森が結晶化……聞いたことがあるわね。いつだったかしら。」
タイム「なんでしたっけ、よく覚えてないんですけど……綺麗なのは覚えてるんですけど、どうしてそうなったとか、いつ消えたとか、全然覚えてないんです……。(駄」
スレィ「なにそれー、みたいみたーいw(…」
ヘヴン「そんな事あったの〜? きれーで楽しそうだけど〜♪(…」
オレンジ「……ああ、ありましたね……。>タイム」
カイ「けっしょーか?何があったの???(コテンと首を傾げる)」
ジーク「結晶化?そんな事があったんですか?(タイムを見て)」
柚獲「(タイムをみて)へぇー・・・。森が結晶化なんてしたんだ」
 何人かは見た覚えがあるらしいが、大半は想像すらつかないらしい。
 ここで元進行役がおそるおそるアピール。
ナイツ「データベースは必要ですかー;(カフェのパソコンをちらちら見て」
デューク「ナイツ、挙動が怪しすぎるぞ。少し落ち着け;」
アイグル「…お願いしても宜しいでしょうか… (ナイツさんに顔を向け、小さく頷く。) …しばらくの期間、結晶化が続いておりましたね…カフェの近くの森が、ほぼ全て影響を受けていたでしょうか…」
カイ「ほへぇー…(ちょっと想像して、目をキラキラ)綺麗かも…うわー…」
タイム「特に社の近くの森は凄かったんですよねー、…もっかい見てみたいですねぇ……;(」
ドン「何故森がそうなる・・・」
柚獲「(結晶化した様子を想像した)きれい・・・だったのか?」
ミーナ(結晶化。おぼえていなかった。静かにきいて、想像しています)
タイム「それでもだいぶ前の話ですし、私も記憶があやふやで……すいません;(椅子に座りながらぺこ、と謝った()」
デューク(多分、唯一神様があの時期唯一輝けたあの映画のアレみたいな感じだな…あれ、ヤバくね?)
ジーク「(カフェの森が結晶化している所を想像できず)??」
ヘヴン「今度やってみよーかな〜♪(想像中)」
オレンジ「……止めて下さいよ、色々面倒です……。(…」
リスタ「結晶化。アンノーン。きれい。映像で見た覚えがあるような気がするわ……(少し考え)確か、森の樹木とか地面とかが、氷漬けになるような感じで透明な何かに覆われたんじゃなかったかしら。」
 要するに、デュークが思い浮かべたあの映画の再現っぽい現象である。
 DVDパッケージやポスターなどのイラストでも背景に描かれているので、観たことがない人はポケモン公式サイトなどの映画コーナーで探してみよう。
ヒョーガ「…スティアー敵送電施設制圧任務…カイ、あの時にも、森が凍ってたのを見たよな?(カイに耳打ち)」
カイ「…あれは…樹氷って言うのでしょ?たぶん違うと思うよ;」

デューク「ふむふむ…今は解決してるけどどういう経緯だったんだ?」
アイグル「(唯一神ェ…。) … (ヘヴンさんに視線を向けてみる。( それからリスタさんのお話に耳を傾け。) …ポケモンさんも、一緒に結晶化していなかったでしょうか… (そんな記憶が、ほのかに。 嘘だったらどうしよう。)」
カイ「ポケモンが?!(アイグルの言葉に、顔を真っ青にしてガクブル)」
 わずかな記憶を頼りにアイグルが口にした言葉が、周囲をどよめかせた。
 そしてさらに興味は高まる。
ミーナ「きになるですぅ、結晶化」
タイム「ポケモンも結晶化……してましたっけ?あ、でも急に結晶化したならそりゃポケモンも巻き込まれますよねー。(…」
柚獲「(アイグルの話を聞いて)ポケモンまで結晶化してたのか?」
リスタ「詳しい経緯までは覚えてないけど。」

 誰も詳細を思い出せないようなので……
ナイツ「ちょっと待ってろ;」
 ▼ナイツは パソコンのスイッチを 入れた!
 ▼ジャックルの パソコンに 接続した!
ナイツ「(…パスワードを入力…)えーと、結晶化、結晶化……あった!2008年の5月!」
 アクセスしたのは、カフェパ誕生以来管理人の趣味で保存し続けられるログから作られたデータベース。管理者権限があれば過去に島で起きた出来事を調べられるという。
 (※2011年6月現在、一部時期について未完成なので、調べられない出来事も結構あります。)

タイム「も、もう三年も経つんですね……。(時の流れを感じて、遠い目。(…)
デューク「ほぉ、あったようだな。まぁ、生ログだと要約するのが大変そうだが」
アイグル「…詳細は記録されておりますでしょうか… (記録が最も正しく当時を伝えてくれる、ナイツさんを見つめて。)」
リスタ「用意してたのね。わざわざ。」
ナイツ「そりゃあ、こういう事態になるのは想像してたし。一昨日のヒロの時も用意はしてあったんだぜ?(なんて答えつつ、パソコンにずらりと並んだ文字列を解読して)」
 目次だけでは詳細など分からない。
 疑問の答えを探すべくナイツが生ログを流し読みする間、事件当時まだカフェを知らなかった面々は、それぞれその時期のことなどを思い返していた。
ヒョーガ「…三年前…まだ俺は来てなかったな…ついでに、いろいろとトラウマだ(肩を竦める、嫌な事を幾つも思い出す)」
ジーク「僕もまだ来てない時でしたね・・たしか僕がこのカフェに初めて来たのはその年の八月らへんでしたから」
柚獲「三年前とか取り巻きが一番フィーバしてたな・・・(三年まえを思い出して)」
ヒョーガ「…ハハ…そっちも参ってたみたいだな(お疲れさん、と再び肩を竦め柚獲を見遣る)」
ドン「おい、俺今年の一月に来たばっかで全く分からない・・・・・;」
 大丈夫、全く分からない君のためにこの座談会があるんだ。
 
 そうこうしている間にチェックが終了。キーボードとマウスを操る手が止まった。
ナイツ「……うん、やっぱりアンノーン絡みだ。」
カイ「ほぇ〜…アンノーンかぁ……うん?何か、凄く嫌な事思い出した様な…(首を傾げ、顔は真っ青なまま)」
タイム「アンノーンさん……。(いたっけ、と思いつつ)
スレィ「あんのーんって、変なあれー?(ぱたぱた、尻尾を振りながらナイツを見て。)」
アイグル「…やはりそうでしたか… (何があったっけ…。)」
デューク「ふむ、アンノーンね…あいつらも良くわかんない連中だよなぁ。」
ヘヴン「アンノーンね〜並べるとパルプンテで面白いよね〜♪(…」
 遊んだことでもあるんだろうか。
 ある意味怖いことを平然と言っているヘヴンは、ある世界の頂点に立っているとも噂されるミュウである。
オレンジ「……結局どうなったんでしたっけ……?」
ナイツ「2週間くらい結晶化が続いて、目的果たしたら消えた。残念ながらログの一部が欠けてて不明点も多いんだけど、要はここに時々来てるアンノーン連続体が持ち込んだ騒動の一環。エアルなら真相を知ってるはずだぜ、今来てるか知らないけど。」
ミーナ「アンノーンさん、不思議ですぅ。」
タイム「へえー、そうなんですかー……。(エアルさんなんですねー、とかちょっと納得。)」
アイグル「…なるほど… (そうそうエアルさん、彼女も最近見ない。 その辺の壁から生えてないかな、店内をちらちら。) …アンノーンさん達は、このカフェでもかなり珍しく、またアンノーン連続体のアンノーンさん達は、アンノーンとしては特殊な力を有するそうですね… (アンノーン。)」
 感心しつつ、さりげなく重要な解説をしてくれている。
デューク「…なんて迷惑なやつだ;」
リスタ「連続体、ということは遺跡のじゃないのね。」
ナイツ「そういうこと。カフェのお客さんな。……えーと、うん、ポケモンも結晶化して閉じこめられてた。マジで。」
スレィ「へー、あんのーんっていっぱいいるんだー……。(尻尾ぱたぱた、あんまり見た事がないみたい。(…」
アイグル「…解決してよかったですね… (やっぱりポケモンも結晶化していた、ナイツさんの言葉にこくり。) …以前は、時々遊びに来ていらっしゃったのですが… (最近見ない。 天井にびっしり張りついていないかなぁ。)」
オレンジ「……ああ、なんとなく思い出してきました……。(…」
カイ「僕は嫌だなぁ…いや、彼らを否定するって訳じゃないけど…(冷や汗&顔面真っ青、完全に遺跡での事がトラウマの様だ)」
柚獲「アンノーンなら遺跡で見たな、めんどくさいことになってたけど」
カイ「(なぜか柚獲を見て)柚獲!話さないで!なんかすっごく嫌な事思い出しそう!」
柚獲「いやいや、話す気なかったけどいわれると話したくなる(カイを見て)」
 どうやらカイは最近、遺跡の方のアンノーンたちと何かあったらしい。アイグルがさりげなく思い浮かべた光景が現実になったら、その場で卒倒しそうだ。

ヘヴン「(脳内メモメモ、森を結晶化、アンノーン騒動(……) 〜♪」
オレンジ「……そう言えばアンノーンも度々事件になってますよね……。」
ミーナ「ま、前のへんげの杖のとき、アンノーンさんが全員私になったのが記憶にあたらしいですぅ」
タイム「ミーナさんがいっぱい……。(←)」
リスタ「……あら、そんなことがあったの?>ミーナ」
ナイツ「プロPになったからテーマ対象外だけどなー;」
 その時の模様は第3部を参照。
 余談だが、変化の杖絡みの話は結婚式の話より件数が多い。


夕夜「(そーっとドアを開けて、様子を窺っていた所を山田に後ろから突き飛ばされ、つんのめりながら入店)わっ?!」
山田「さっさと入るッスよ!」
 ここで夕夜らを皮切りに、続々と途中参加の皆さんが入ってきた。長くなるので全員の挨拶発言は省略させていただく(これ以降も同じく)。
夕夜「(改めて辺り見回し、変に弄ってきそうな面子がいないのに安堵し)あー・・・こんばんはっと。アレ・・・だよな?何か思い出語るんだっけ?」
リスタ「そうよ、思い出を披露する座談会。今はアンノーンが起こした結晶化騒動の話をしていたの。(夕夜に答え、ルシルたちにも軽く会釈し)」
夕夜「思い出って言われてもなぁ・・・俺、ちょっと来てなかったからな・・・それに、思い出といっても6割方弄られた記憶しかねーんだけど・・・。(少々苦い顔で適当な椅子に座り)」
ルシル「結晶化?よく回復したなあ・・・。(苦笑しながらリフルと一緒に席について)」

 中でもテンションが高かったのが、こいつの登場時。
イーリング(兎耳)「ポケモーニィング!YAHOOOOOO!(ばばーん、天窓近くにマイクを持って現れた!()」
 またも天窓からの中継。高いところが好きなのか……?
ヒョーガ「あ?(天窓の方を見て)おうおう、テンション高いな、こんばんは、と」
スレィ「わー、いーりんぐだー!(ぱたぱた、天窓を見上げて(」
イーリング「清らかな森をクリアできなくて詰んだ君も!ゲームよりお金が掛かってる君も!さあ歌おう!しゃるうぃそんぐっ(」
カイ「イエー!(とりあえずアンノーンのトラウマから逃げるべく、半ば無理矢理イーリングのテンションに着いて行こうとする、無茶するな)」
スレィ「いえー!w(ぱたぱたと尻尾を振って(…」>イーリング 
柚獲「(カイを見て)なにやってんの」
タイム「他に何かありましたっけ……。(うーん」


 さて、次の話題は……?